FAIRY TAIL 真魂の鼠
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第二十五話 人魚の魂
前書き
駄作者07だZ☆
今回は奇妙な出来事の謎を解明する為、アザミの街に来た最強チーム。目撃証言のある海について聞く為、グレイの知り合い(?)のいる魔道士ギルドにやって来た。
シン目線で書いていきます。
それでは、第二十五話・・・どうぞっ☆
昨夜俺の家に泊まって夜明け近くまでどんちゃん騒ぎをしていた俺達最強チームの六人+二匹は、マスターからのお願いでここ最近起こる奇妙な出来事を解明する事になり、アザミの街へ行く為列車に乗っていた。
シ「・・・・・」
マグノリアからアザミの街まで列車で行けばたったの三時間半。なのに・・・
ナ「ハァ、ハァ、ハァ・・・ぅ・・ぅぷ・・・」
ナツはグロッキー状態に陥っている。椅子に体を預け、ハッピーのように顔が青く、白目を向いて「ハァ、ハァ。」と息が荒い。俺はそんな様子のナツを不思議そうに見ながら、
シ「何で三時間半乗ったくらいで酔うんだ?」
と問う。
ル「滅竜魔道士だからじゃないの?」
シ「だったら、何でウェンディは酔わないんだよ?」
実際に見てはいないが、同じ滅竜魔道士でもあるガジルも酔うのは知っているが、最強チームとして共に行動しているウェンディが酔っている姿を見た事が無い。
ウェ「あ、私は自分自身にトロイアをかけているからです。」
治癒魔法ってのは随分便利なんだな~。
シャ「そんな事より、アザミの街に着いたらどうするの?私達、アザミの街には初めて行くのよ。」
アザミの街はフィオーレ王国の北方に位置する人口4万人の古くから魔法も盛んな漁業都市だ。・・・と、こんくらいの事はマスターやミラ、本から情報は得ているんだが、俺達最強チームのメンバーで、誰一人アザミの街へ行った事がある者がいない。
ル「私はてっきり、エルザなら行った事があると思ったんだけど。」
エルザは妖精の尻尾には数少ないS級魔道士の一人だ。今までにいろんな街へ行って、数え切れないくらいの依頼をこなしてきたに違いない。
エ「確かに、私は妖精の尻尾のS級魔道士だ。依頼もたくさん達成してきたし、たくさんの魔物も討伐してきたし、たくさんの闇ギルドや盗賊団も討伐してきた。」
グ「さ、流石エルザ、だな・・・」
エ「だが、私にだってまだ行った事も無い街や森、討伐した事も無い魔物や闇ギルドもたくさんある。それだけ世界とは広いものなんだ。」
た、確かに、エルザが言ってる事は正論中の正論だけど、な、何か・・頭が急に、痛くなってきた・・・・
ナ「・・お、俺は・・・ぉぷ・・いつ、か、エルザ・・・を、ぅ・・超え、る・・・・ぐぇ・・・」
ハ「あまり喋らない方が良いと思うよ。」
まっ、高い目標を持っているのは良い事だと思うぜ。」
ウェ「み、皆さん、話が脱線しちゃってますよ。」
おっと、じゃあ話を元に戻して・・・
シ「で、どうするんだよ?」
ル「(切り替え早ッ!)」
アザミの街の事もそれほど多くは知らないし、奇妙な出来事についても俺達最強チームはあまり知らない。この状況のまま奇妙な出来事を解明する事は難しすぎる。すると、
グ「なぁ、アザミの街にも魔道士ギルドはあるのか?」
エ「あぁ。正規ギルドが三つくらいあるはずだが・・・それがどうかしたか?」
奇妙な出来事と魔道士ギルドは何も関係ねぇけど・・・
グ「もしかしたら、アザミの街の正規ギルドに、俺の知り合いがいるかもしれねぇ。」
ル「えっ!?」
エ「本当かっ!?」
グ「あぁ。そいつに頼んで、アザミの街の事とか、その奇妙な出来事の起こる海について詳しく聞きだす事は出来るはずだ。」
ウェ「そういう事なら安心ですね。」
シャ「ていうか、それもっと早く言いなさいよ。」
とにかく、そのグレイの知り合いっていう奴に詳しい事を聞く事が出来る訳だ。
ハ「でも、おいらグレイにそんな知り合いがいるなんて知らなかったよ。」
グ「そいつに会えばお前等もすぐ思い出すはずだ。あ、でも、シンは会うのが初めてだな。」
シ「えっ?」
俺がグレイに「その知り合いの名前は?」と聞こうとした一足先に、
『えー、次はー、アザミー、アザミー。』
列車のスピーカーからアナウンスが聞こえた。
ル「ナツ、もうすぐで着くわよ。」
ナ「ぉ・・ぉぅ・・・」
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ナ「着いたぁーーーーーっ!」
ハ「あい!」
アザミの駅に着いた瞬間、誰よりも速く列車から飛び降りたナツは新鮮な空気を吸う。おーい、間違っても火竜の咆哮はするんじゃねぇぞ。奇妙な出来事を解明する前に、街が火の海になっちまうからな。
エ「ところでグレイ、その知り合いのいるギルドがどこにあるのか分かるのか?」
エルザが列車から大小さまざまのスーツケースを大量に積んだ荷車をゴロゴロと引きながらグレイに問う。エルザの10分の1くらいしかないショルダーバッグに詰め込んだ荷物を持ったグレイに問う。
グ「場所は分からねぇけど、街をぶらついてりゃあ分かるだろ。」
ル「そんな単純でいいの?てか服!」
グ「うぉあ!いつの間にぃっ!?」
さっきから脱いでたぞ。その時、
?「ん?もしかして、グレイか?」
?2「こんな所で何してるの?」
聞き慣れない声に振り返ると、黒髪に緑色の瞳、青と白のトレーナーにカーキ色のジーパン、黒いスニーカーブーツに胸に水色の巻き貝のペンダントを着けた男と、腰近くまである長い薄紫色の髪の毛を白い貝殻の付いたヘアゴムでサイドアップに束ね、大きな黒い瞳に紫色の肩出しミニワンピに黒いニーハイソックス、白いローブを羽織った女が不思議そうに俺達の事を見つめていた。
ウェ「もしかして、ハルトさんとイレーネさんじゃないですか?」
ハルト?イレーネ?
ナ「誰だ?」
ハ「ほら!まだ『マヤ達』がいた頃、大魔闘演舞に出場してた海中の洞穴の魔道士だよ!ナツ、もう忘れちゃったの?」
海中の洞穴。俺も聞いた事がある正規ギルドだ。初代海中の洞穴のギルドマスターは人魚だったと言われていて、実力のある魔道士が勢揃いのギルドだ。
ル「そっか。グレイの知り合いって、ハルトとイレーネの事だったのね。」
グ「あぁ。元気そうだなお前等。」
ハル「そっちこそ、また大騒ぎしてるみたいだな。」
イ「週刊ソーサラーでもよく見るわ。妖精の尻尾の火竜が何かを壊しただとか、妖精の尻尾の火竜が何かを壊しただとか、妖精の尻尾の・・・」
ナ「だあああああっ!俺の事ばっかじゃねぇかっ!」
シ「お前が目立ちすぎなんだよ。悪い意味で。」
先週の週刊ソーサラーにも載ってたぞ。
ハル「最近『ユモス』は?」
グ「あの日から一度も会ってねぇよ。」
イ「そう・・・」
時々、皆の会話に登場する「俺の知らない人物の名前ジャンル」の一人、『ユモ』。最近知った事だが、『ユモ』と『ユモス』は同一人物らしい。俺がよく耳にするのは『ユモ』の方だ。どうやら、このハルトとイレーネって人も『ユモ』って人の事を知ってるみたいだ。
ハル「ところで、お前の後ろにいる奴は・・・?」
イ「初めて見る顔ね。」
ハルトとイレーネが俺の方を見て言う。
シ「俺はシン・バンギ。最近妖精の尻尾に加入したんだ。よろしく。」
ナ「こいつめちゃくちゃ強いんだぞっ!」
エ「不老不死のような命を持っている超人でもある。」
おーいエルザ、あまり変な情報を言うなよ。
ハル「俺はハルト・パーカー。海中の洞穴の魔道士だ。」
イ「同じく、イレーネ・ザンビア。よろしくね。」
俺はハルトとイレーネと握手を交わす。
ハル「で、何でお前等がいるんだ?」
グ「ほら、ここ最近この街の海で四つの奇妙な出来事が起きてるだろ?それを解明する役目が俺達になったんだ。」
ウェ「でも、この街の事や奇妙な出来事についての情報が少なすぎて・・・」
ル「それで、あんた達に聞きに来たって訳。」
グレイ、ウェンディ、ルーシィの説明で納得したように頷くハルトとイレーネ。
イ「私達より、マスターに聞いた方が良いと思うわ。」
シャ「マスターって?」
ハル「海中の洞穴のギルドマスター、コバルト・ブルーさんだ。この街の事なら何でも知ってる、アザミの街の情報網のような存在だからな。俺達がギルドまで案内するから着いて来いよ。」
そう言って歩き出したハルトとイレーネの後を俺達最強チームは着いて行く事にした。
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海中の洞穴のギルドは洞穴をそっくりそのまま模ったような形をしていた。
ハル&イ「只今戻りましたーーーっ!」
ハルトとイレーネがギルドの扉を開ける。洞穴の中は壁が岩のようにゴツゴツしていて、海の中のように少し薄暗かった。天井には青と薄紫色に灯る貝殻型の電気がぶら下がっていて、床は透明の板が嵌め込まれていて、下を見ると色とりどりの魚が悠々と泳いでいた。
ル「きれぇ~い!」
エ「すごいな。」
ハ「んまーっ!んまっ!んまっ!んまーーーっ!」
ハッピーが魚を見て興奮している。まるで水族館みたいだな。
?3「お帰り~ハルト!」
?4「イレーネ、お帰り。」
?5「ん?後ろにいるのはどちら様だ?」
色違いのティアードワンピを着たテンションの高い女と大人しそうな女が帰って来たハルトとイレーネを出迎え、左目に深い傷があり、首に鎖のような形をしたネックレスを着けている男が俺達の事を見て首を傾げる。
ハル「以前、大魔闘演舞で戦った妖精の尻尾の魔道士達だ。」
?3「あぁ、妖精の尻尾かぁ~・・・ってえぇっ!!?」
?4「なぜ、妖精の尻尾の魔道士がここに?」
イ「最近、ルーベリーの海で奇妙な事が起きてるでしょ?それを解明する役目が妖精の尻尾の魔道士になったんだけど、情報が少ないから私とハルトに聞きに来たのよ。でも、私達よりマスターの方が詳しいと思ったからここに連れて来たって訳。」
?5「なるほど。」
納得したように左目に深い傷がある男が頷く。
ナ「う~ん、こいつ等もどっかで見た事あるけど・・・誰だっけ?」
ハ「ほら!ハルトとイレーネと一緒に大魔闘演舞に出場してた双子のアニーとアリー、海中の洞穴のS級魔道士の一人、バロンだよ!ナツ、もう忘れちゃったの?」
相変わらずナツは記憶力が悪いな。でも、俺が一番驚いたのは、アニーとアリーが双子だって事。服が色違いで同じ事以外全く似てねぇぞっ!
アニ「あぁ。あの奇妙な出来事の事か~。あれ不気味だよね~。でも、何で解明する役目が海中の洞穴の魔道士じゃないの?アザミの街で起きた出来事なのに~!」
アリ「海中の洞穴の魔道士より、妖精の尻尾の魔道士の方が実力があるからだよ。」
バ「マスターは奥にいる。ハルト、イレーネ、案内してやれ。」
ハル&イ「はい!」
ハルトとイレーネは俺達に手招きすると、海中の洞穴のギルドの奥にある青い扉をノックし、扉を開けた。
ハル&イ「失礼します。」
部屋は壁一面がガラス張りの水槽になっていて、水槽の中を色とりどりの小さな魚が悠々と泳いでいた。その部屋の真ん中に水色の椅子があり、その椅子に目を閉じた海中の洞穴のギルドマスター、コバルト・ブルーさんが座っていた。年はマスターと同じくらいだ。部屋の中に入って行くハルトとイレーネに続いて俺達も中に入る。
ハル「マスター、妖精の尻尾の魔道士がルーベリーの海で起こった奇妙な出来事を解明する為に、アザミの街の事やルーベリーの海について聞きに来ました。」
コ「・・・・・」
ハルトが言ってもコバルトさんは目を覚まさない。
シ「寝てるのか?」
イ「ううん。マスターは普段目を閉じているの。」
ウェ「どうしてですか?」
イ「さぁ?理由は誰も知らないのよ。でも、目を開ける事は月に一回くらいしかないのよ。」
な、何じゃそりゃ・・・?すると、
コ「妖精の尻尾の魔道士?」
コバルトさんが目を閉じたまま俺達の方に顔を上げた。み、見えてる、のか・・・?
コ「そろそろ解明してくれる者が現れると思ってたところじゃわい。ハルト、資料庫からアザミの街の事が書かれた歴史本を持って来てくれ。イレーネ、地下から初代海中の洞穴のギルドマスター、ブルー・シェルフ様の写真を綺麗に磨いてから持って来てくれ。」
ハル&イ「分かりました。」
ハルトとイレーネは部屋から出て行った。
コ「さて、ハルトとイレーネが戻って来るまで、四つの奇妙な出来事が起こったルーベリーの海について話しましょう。」
コバルトさんは相変わらず目を閉じたまま、ルーベリーの海について話し始めた。
コ「ルーベリーの海は別名「神秘の海」と呼ばれている程、世にも奇妙な出来事が起こる海で有名です。いつもなら三ヶ月に一度しか奇妙な出来事は起きないはずなんですが、今回は一ヶ月に四つも奇妙な出来事が起きて街の人々は恐怖に怯えてしまっておるんじゃ。しかも、今回は真珠や巨大魚、龍宮城が・・・」
エ「いつもは人魚しか目撃されていなかったんですか?」
エルザの問いに、コバルトさんは頷く。
グ「でも、何で人魚の時は怯えなかったんだ?人魚なんて架空の生き物だろ?」
コ「「架空」ではない。人魚は実在する生き物じゃ。」
ハル「マスター!歴史本持って来ましたーっ!」
コ「おぉ。グッドタイミングじゃ。ありがとうな。」
コバルトさんはハルトから歴史本を受け取ると、目を閉じたまま本のページを捲り始めた。やっぱり・・・見えてる、のか・・・・?
コ「おぉ。あったあった。このページじゃ。」
コバルトさんが目を閉じたまま開いたページには青く透き通った大海原を泳ぐ人魚の絵が描かれていた。
ル「これって、ルーベリーの海?」
コ「そうじゃ。ルーベリーの海には昔人魚が暮らしていた街で有名じゃ。この絵もその時に描かれたものじゃ。」
俺達はその絵を見つめる。色鮮やかな鱗を纏った魚の尾鰭をを持つ人間が海を泳ぐ姿・・・ダメだ。想像もつかねぇ。
ナ「でもこれ、絵だろ?」
ハ「ただ想像で描いただけの絵かもしれないよね。」
やっぱり、絵だけを見せられても信じる事は出来ねぇや。
イ「マスター!初代ギルドマスターの写真を持って来ましたーっ!」
コ「おぉ。グッドタイミングじゃ。ありがとうな。」
コバルトさんはイレーネから額縁に入れられたハッピーやシャルルと同じくらいの大きさの写真を受け取る。
コ「これが、初代海中の洞穴のギルドマスター、ブルー・シェルフ様じゃ。」
コ&ハル&イ以外「!!!??」
写真を見た俺達は息の呑んだ。写真に写っていたのは腰近くまであるウェーブの掛かった金髪に海を連想させる透き通った青い瞳、裾にフリルの付いた紺色のトップスを着た、ルーシィやエルザと同い年ぐらいの女。腰から上まではどこにでもいる感じの極普通の女だが・・・
下半身は、青い鱗で覆われた魚の尾鰭だった・・・
ル「に・・・人魚・・・・」
ルーシィが目を見開いたまま呟いた。
コ「これは絵ではない。X736年に撮られた写真じゃ。これを見ても、まだ信用出来んかね?」
写真の隅っこに、「X736年 8月8日」と黒いインクで書かれていた。
コ「街で人魚が見られなくなったのはX736年。この写真は、ブルー・シェルフ様がお亡くなりになる直前に撮った写真じゃ。つまり、街で最後の人魚は、ブルー・シェフル様じゃ。今までの奇妙な出来事で人魚が目撃されても大騒ぎにならなかったのは、その人魚がブルー・シェルフ様の魂だと思ってたからじゃ。」
そこまで言うと、コバルトさんは椅子から立ち上がった。
コ「今回の四つの奇妙な出来事のうち、三つの出来事は何者かの悪戯にすぎん。じゃが、このままではブルー・シェルフ様が危険じゃ。」
エ「危険?」
ウェ「どうして危険なんですか?」
ウェンディが問う。コバルトさんはしばらく黙っていたが、
コ「人魚の魂を手に入れると・・・『永遠の命』を手に入れる事が出来るのじゃ。」
シ「『永遠の命』?」
コ「その名のとおり、永遠に死なない、不老不死の命を手に入れる事が出来るんじゃ。」
コ以外「!!!??」
ハル「マ、マスター、それは本当なんですかぁっ!?」
イ「初めて聞きました。」
ハルトとイレーネも目を見開いている。
コ「人魚の魂を手に入れようとしている者は今も存在する。多くは闇ギルドの連中じゃ。もしかしたら、この騒動も人魚の魂を狙っている闇ギルドの仕業かもしれん。」
そこまで言うと、コバルトさんは俺達に頭を下げた。
コ「わしからもお願いじゃ。この騒動を、一刻も早く解決しておくれ・・・!」
すると、ナツが口角を上げてニヤッと笑い、右手に炎を纏い、広げた左手の平にバフッ!とぶつけた。
ナ「あぁ。やってやろうじゃねぇの。」
ハ「あいっ!」
ル「それが闇ギルドの奴等だったら尚更ねっ。」
グ「不老不死の体を手に入れてまで、悪い事をするつもりなのかよ。」
エ「もしそうならば、一刻も早く阻止せねばな。」
ウェ「何を遣らかすか、分かりませんしねっ!」
シャ「全く。どんだけバカな事やって過ごしてるのよ。」
シ「『命』ってのは神からの贈り物だ。いつか、その贈り物は返さねぇといけねぇ。不老不死になったら、いつまで経っても返せねぇ。『命』ってのは、死んだら最初に必ず無くなるもんだ。『命』がある時間を過ごすのが人生ってもんだろ。俺はそいつ等に、『命』っていうもんがどうゆうもんなのか、頭の中に叩き込んでやる。」
俺達最強チームの瞳は、すでに何かを決意したような熱い何かが見えていた。
後書き
第二十五話終了しました~☆
グレイの知り合いとはハルトとイレーネの事でした。「誰それ?」という方は、FT友恋をご覧下さい。それにしても、こんなにも人魚にこだわったのは人生初です。ていうか、すごい展開になってきた・・・
次回は四つの奇妙な出来事が起こったルーベリーの海に最強チームが潜る!
それではまた次回☆
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