カンピオーネ!~転生者は鍛治師?~
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第四話 ~時は流れ・・・~
前書き
原作直前まで時間が進みます。その間の出来事などはいつか書きます。
あ~・・・タバコがうめぇ・・・」
いきなりおかしな発言失礼!俺こと犬塚詠牙は現在16歳高校二年にもうすぐなるどこにでもいるちょっと不良な一般男子である。何故俺が今この状態なのかというと、
「こらこら。なにを黄昏ているんだぃ?早く迎えにいかないかぃ」
ソファに寝転がる美女といっても差支えのないものに呼び出されたからだ。その時のセリフが
【急遽最優先で処理をしないといけない問題が発生したからきなさい】
こんな事をいわれたからいそいできてみれば
「・・・なんで俺が召使いのような事をしなきゃならないんだ!そもそもなぜ俺を呼ぶんだよ!」
そう何故かこの美女・・・ルクレチア・ゾラは俺を専属の執事のように使う。俺はただの鍛治師なのにだ・・・
「しかたないだろぅ。私は色々な事を押し付けられたか弱い女性なのだよ」
そこのことをわかってる?といいたげに言葉を投げかけてくるが、
「・・・なにがか弱い女性だこのばb (ガン!)・・・なにしやがんだ!」
「今・・・なんて言おうとしてたんだぃ?」
モノを投げられ頭にあたり怒って振り向くと、そこには修羅のようなオーラを出したルクレチアがいた。
「もう一度聞いてあげるわ・・・なんと言おうとしたのかしらぁ~?」
「ナニモイッテオリマセンハイか弱き美女ルクレチア・ゾラ様・・・・」
そこまでいうと黒いオーラはきえた。なんで俺ってこんなに女性に対して弱いんだよ・・・。本当なら工房にこもって玉鋼とかの選別をしているはずが・・・
「・・・で?本当になんで俺みたいなしがない鍛治師を呼んだんだ?さすがに執事のマネ事をさせるわけだけじゃないだろ・・・。もしそれだけならさすがにキレるぞ?」
「お~こわいこわい・・・。そろそろ本題にはいろうかねぇ・・・。本題というのもなんだがなんとなく見えたんだよ」
「・・・なにがよ?」
「いやね・・・もうじきここに昔馴染の友人の所に魔導書があるとかいってその子供が私のところに届けにくるのよ・・・」
「・・・で?」
「・・・あんた友達とかいないだろぅ?同年代と聞いているから紹介してあげようかと思ってねぇ・・・」
「・・・余計なお世話だし・・・そういうことをするからばb(サク)・・・ってなんか
ささったぞおぃ!?」
どうしてもいわせないつもりかおい!?
「余計なことを言おうとしてるからだよ。ただまぁ・・・それだけじゃないんだけどねぇ・・・なんとなくなにかが起こりそうなきがしてねぇ・・・」
・・・まぁどうでもいいか・・・
「で?その友人の子供とやらはいつになったらくるんだ?俺もやることがあるんだが・・・?」
「・・・何時来ても不思議じゃないんだけどねぇ・・・。まさか女の子を引っ掛けてるかもしれないねぇ・・・あいつは誑しだったしそれを受け継いでいてもおかしくないからねぇ・・・」
「・・・一応いるが、俺は顔ださないぞ?なんでそんな野郎と顔をあわせないといけないんだ・・・。こんなことなら工房にこもって製鉄してたほうがましだ・・・」
そんなやりとりをしてるとルクレチアは何かをしているようだった
「・・・噂をすれば影ってやつかねぇ・・・。そして女を連れてきてるわぁ」
「・・・俺の立場は鍛治師でここには鉱石を見つけてくれたお礼としているということにしてくれ・・・。厄介事は勘弁願いたい」
それだけいうと部屋を後にする。呼んだらくるだろうからルクレチアは何も言わずに見送った
・・・
「・・・そういうがあんたは神殺し・・・厄介事をどうのといっても向こうからくるのにねぇ・・・」
ルクレチアは犬塚詠牙が出ていった扉をみつつそんな事を思っていた。
ー???ー
俺は草薙護堂。どこにでもいる極一般的な学生・・・のはず。
なぜ【はず】なのかというと・・・
「・・・ですから私は彼に魔導書をあずけるのは危険だといっているんです」
「そういうがねぇ・・・。ここに来るまでになにかしらの災厄にでもあったのかねぇ?ここまで無事に来たということはそれほどまでに心配することもないという事じゃないのかい?」
「しかし・・・!」
このままずっと続けさせるわけにはいかないし・・・
「・・・なぁ。今ここで話していても時間だけがすぎていくし明日にでも回したらどうだ?」
そう提案するが、
「いいえ!あなたは事の重大さがわかってないわね!いい!?その魔導書をもつということは殺しにくるものもいるかもしれないのよ?その相手に貴方は待ってとかいうつもり!?」
矛先がこっちにきたああ!?
「・・・まぁまぁ・・・落ち着けよ。確かにそういう奴がくるかもしれないけど、それは今すぐってわけじゃないだろ?俺もまだここにいるし話し合いはその間にしてくれよ。正直俺疲れてるんだよ・・・。ルクレチアさん、俺達が休めそうなところってありますか?」
そう聞くと
「・・・そうだねぇ・・・明日でも同じだとおもうけど・・・今日はゆっくり休みな。・・・そういえばあいつは遅いねぇ・・・」
エリカはぶすっとした顔でこちらをみているが・・・あいつ・・・?
「他に誰かいるんですか?」
そう聞くと
「あぁ・・・いるとも。・・・噂をすれば・・・」
コンコン
「・・・失礼します。ルクレチアお嬢様、お客様のお部屋の準備が整いました」
入ってきたのは・・・・
「・・・なんで仮面に執事服・・・?」
顔に仮面を付けた男が入ってきた。その男はルクレチアさんをお嬢様・・・つまり仕えてる主人を呼ぶようにしていた。ルクレチアさんをみると
「・・・何馬鹿な事をいってんだぃ・・・。それに気色悪いからやめな」
何か怒ってる感じがしてるけど、男は
「・・・これは異な事をおっしゃいます。お嬢様がお部屋の準備をと言われましたので、その完了を報告に上がったまでです。・・・何かいけなかったでしょうか?」
男は何も悪くないという態度を示しているのをルクレチアさんは
「・・・もういい・・・。ゴドー、この男はあんたと同じ年齢だと思うから紹介するわ」
そういわれるが男が、
「・・・いいえお嬢様。それには及びません。自分でしますので」
ルクレチアさんは苦虫を噛んだような顔をするがそれを無視するように
「・・・初めまして。ワタクシ、ルクレチアお嬢様の鍛治師兼執事をやらせてもらっています。ジョン・ドゥと申します。草薙護堂様以後よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしく。どうして仮面をつけているんですか?」
「・・・何この仮面の下は人にはお見せできないほどの傷などがあり見たら嘔吐ものですので仮面をしているにすぎません。素顔をお見せできないのは了承してください」
深々と頭をさげられたけど
「こちらこそすいません。変なことを聞いて」
いえいえ気にしないでくださいと言われていたら
「ゴドー?何を話し込んでいるの?貴方が早く休みたいというんだから移動するわよ。車にも荷物のせてるんだから早くなさい」
「これは失礼しました。お嬢様を待たせるような事をしてしまい・・・。荷物の方は運び入れていますのであとはお部屋にいくだけでございます」
そうジョンさんはいうと
「そう?それなら部屋へ案内くださる?」
「こちらへどうぞ」
そういい歩き出し始めた。俺も早くいかないとな
~護堂視点終了~
護堂達が部屋へ向かう姿をルクレチアは見つつ
「護堂というあの子・・・祖父と同じで女誑しの素質をもってるねぇ・・・」
草薙護堂をそう評しこれからが楽しくなりそうだとルクレチアは思った。それともう一つ
「・・・あの馬鹿・・・なんて事をしてくれるんだぃ・・・。まだ鳥肌がたって気持ちわるいったらありゃしない・・・」
そんな事を思っていると
「・・・ルクレチアお嬢様。今お客様をお部屋にご案内しました」
いきなり入ってきてそういった。
「・・・やめないかぃ・・・気持ちわるい・・・」
そう伝えると
「・・・っで?あの二人・・・男の方だけどなんで魔導書をもたせたままにしてるんだ?本当ならあれはあんたが管理しなきゃならない魔導書だろ?まさかさっき言った事が本音なわけないだろ?」
「・・・何かあの子にはありそうな気がしてねぇ・・・。もしかしたらエーガと同じ存在になるかもしれないねぇ・・・」
そう言うと詠牙は
「そりゃいくらなんでも出来過ぎだろ・・・。ただ魔導書をもってきただけで神殺しになるとか・・・」
そんな事をいうけど、
「エーガ・・・あんたは知らないのも無理はないけど、ゴドーがいうには神に会ってるみたいよ。それもここまで無傷できてる。・・・もしかしたらその神と対決するかもしれないねぇ・・・」
驚愕というような顔をして
「・・・へぇ・・・もしそれが本当なら・・・護堂君は神に選ばれたという事かもしれないな・・・。俺の時とはまったく違いすぎるがな・・・」
あの時は若かったからなぁ・・・なんてほざいてるのをみて
「まぁ・・・そのときはそのときでいいさ。・・・ところで・・・部屋に案内したという事だけど・・・もちろん同じ部屋にしたんだろうねぇ?」
ニヤリという言葉が似合う顔をしてルクレチアがいう。それにたいし詠牙は
「・・・っふ。愚問だな。何を当たり前の事を・・・。それとコレ部屋の、渡しとく」
「おやおや・・・あんたも悪いねぇ・・・」
「おぃおぃ・・・こういう悪巧みを教えたの・・・ルクレ姉さんだろうに・・・」
「こういう時だけ【姉さん】呼ばわりかい・・・悲しいねぇ・・・」
「こういう時だからこそだよ・・・」
詠牙は何かを考えるように顔を俯かせた。
「ま、今日はまつろわぬ神もそうだけど何もきそうにないから俺は休むよ。一応俺は明後日にはもどるからな。さすがにそろそろ工房に戻らないと仕事が溜る」
顔を上げそういうと部屋を出ていった。
「・・・仕事といってもほとんど趣味に近い事のくせになにいってんだか・・・。まぁいいさ。詠牙と護堂・・・この出会いが何を齎すのか・・・私にもわからないよ・・・」
翌日
詠牙は与えられた部屋で何かを感じ取っていた。
「・・・ここまでなんで神の気配がするんだ・・・。ここは結界が敷いてあったはずだ・・・」
そう思っていた。この近くまで神が来ている・・・。そう詠牙は感じ取り神との対決を視野にいれ準備をしていたところ
「・・・あの二人・・・なんで出ていってるんだ?・・・まさか戦うつもりじゃないだろうな!?」
そこまで考えいそいで追いつこうとするが
「・・・どういうつもりだ・・・ルクレチア・・・」
目の前にルクレチアがいた
「どういうつもりもなにも・・・あの二人・・・護堂はなにかやってくれそうなきがしてねぇ・・・。それに詠牙・・・あんたがでなくても大丈夫よ」
「・・・何故俺をここに呼んだ?俺をここに呼んだのはあの魔導書に神がなにかしらの行動をするかもしれない。そうおもって俺に渡そうとしていたと俺は思っていたが・・・。そのために俺をよんだんじゃなかったのか?」
そういうとルクレチアは
「・・・最初は届けてもらったらそのままあんたに渡そうと思っていたさ。・・・だけどね、何となく・・・あの子に渡していても大丈夫という思いが出たのさ」
何かを見るように答えると
「その根拠となるものはなんだ?たしかに護堂はいい奴だと思った。しかし!神を相手にさせるつもりは俺にはなかった!なぜ俺に後をおわせない!」
「・・・おわせないわけじゃないさ。そろそろ対峙してる頃だろうねぇ。行くなら今からでも大丈夫さ」
そこまで答えるとルクレチアは退き道を開けた。俺は急いで後をおうようにして家を出た。
「・・・なんとなく・・・本当なんとなくだけど、護堂は大丈夫・・・だから詠牙・・・迎えに行っておやり」
「・・・くそ!見失ってそこまで時間は経っていない!どこだ!」
このまま時間だけがすぎると最悪二人が死んでしまう。そう考え詠牙はいそいでいるが、
「気配が感じられない・・・どういう事だ・・・」
先ほどから気配を感じようとしているが、神の気配はあれど護堂達の気配が感じられない。間に合わなかったのか?そう考えていると
「!?」
いきなり黄金の柱が立ち上ったのを見た。そして感じられなかった二人の気配を感じ
「・・・おぃおぃ・・・まさかこれって・・・」
嫌な予感を胸にし、急いで向かうとそこには
「・・・再び相見えるまで誰にも負けるな・・・」
神だろう少年に言葉を投げかけられた護堂を見た。
「・・・神を・・・殺したのか・・・」
詠牙はそうつぶやくと、
『は~っはっはっは!これはこれは・・・神を殺すか少年よ!』
そこにはまだ神が残っていた。その神を見ると
『さぁ神殺しよ!我との勝負をはじめようではないか!』
「お待ちください!貴方様と対決をするのはこの護堂という事になりますが、その護堂はもうボロボロです!このままでは御身が楽しめる勝負にはならないと考えます。ですので少しでもこの護堂を休ませてください!」
『女子よ・・・それはできん相談だ。それにその神殺しの目をみよ。今すぐにでも我を屠ろうとする目ではないか。それを待てという。おかしな事よのぅ』
女の子はたしか・・・エリカ・ブランデッリだったか。護堂に肩を貸している状態でそう神に向かい言っている。俺はそれをみて
「・・・これは俺が行ったほうがいいな・・・。ったく後輩ちゃんはなんて贅沢なんだ・・・」
さすがにまだ正体をばらしたくないから仮面をつける。そして
「・・・エリカお嬢様。お迎えに参りました」
ジョン・ドゥの状態で言ってしまった。
「ジョンさん!?」
『っむ?貴様・・・』
「エリカお嬢様。無茶をなさいます・・・。わたくしこのようなお転婆なお嬢様はルクレチアお嬢様以来です。・・・長々と話すわけにはまいりませんか」
二人のそばにより抱えて離れる。その直後
ドン!
「・・・会話も碌にさせないとは・・・器の小さな神様でございますね」
『・・・貴様、神殺しがなぜ勝負を止めようとする』
神がそういうとエリカは驚き
「神殺しって・・・。そんな!神殺しは護堂を入れて七人のはずよ!」
神殺しってばらされた・・・。そこはいいが・・・
「・・・はぁ・・・。そこの神様よぅ・・・。そこでボロボロの護堂に変わって俺が貴様の勝負とやらの相手になってやるよ」
口調はもうめんどくさくなったから元に戻しそう告げる。
「無理よ!貴方が神殺しでもなんの情報もない相手をしてただじゃすまないわ!」
エリカは忠告をするが
「あぁ・・・平気平気。今まで俺神を倒した時って知識も情報もほとんどない状態だったしな。まぁさすがにこのデカ物相手には少しはいるかもしれないがな・・・。なんとかなるだろ」
神から視線をはずさずそう答えると
「・・・さぁ神様よ・・・。はじめようか!」
俺はそう言い腰に差してあった刀を握り腰を落とす。
『よかろう!神殺しよ!我を楽しませよ!』
ほぼ同時に動き始めた。
ーエリカ視点ー
いきなりはじまった対決・・・それはゴドーとは別の神殺しと神の対決だった。
その視聴者として私・・・エリカ・ブランデッリは混乱してた。
(何故ここにカンピオーネがもう一人いるのよ・・・。それにあのジョンって人・・・口調も雰囲気も全部変わったわ・・・)
詠牙の事をしらないエリカはジョンという名前のまま自分の記憶のなかにあるカンピオーネの名前を思い出していた。しかし
(私が知らない間にカンピオーネは増えていた?今まで出て来たカンピオーネの方々は偽名を使うつもりもないし・・・ゴドーは七人目じゃなく八人目・・・?)
思考の中にいると
「・・・っは!さすが神だな!俺の自慢の一本がここまで壊されるとは・・・やっぱすげえわ!」
『ふん!そんなナマクラで我を倒そうとはおかしすぎるぞ!権能を使わないのか!?神殺しよ!』
「・・・あいにく俺は権能をそこまで使いたくないんでな!使ったとしても強化とかの類だけさ!」
(いくらなんでも権能なしで倒せるほどまつろわぬ神は甘いものじゃないってわかってるはずなのに・・・どういう事?)
「・・・このまま勝負を続けてもいいけど俺はそこの二人を迎えにきたんでな。そうそうに終わらせる!」
(それは権能を使うということ!?)
そう宣言してからは手にもっていた剣をすて腰に付けていた袋からなにかをとりだし
ー魔剣・・・鍛造!ー
その言葉とともに景色は代わり、荒野が広がった。神たる身体はその世界の鎖に捕まりもがいていた。それも時間はかからずに外れるであろう事は見て取れた。ジョンの目の前には球体の炎がでていた。
ーエリカ視点終了ー
「・・・水減し、小割、選別、積み重ね、鍛錬、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、心鉄成形、皮鉄成形、造り込み、素延べ、鋒造り、火造り、荒仕上げ、土置き、赤め、焼き入れ、鍛冶押し、下地研ぎ、備水砥、改正砥、中名倉砥、細名倉砥、内曇地砥、仕上げ研ぎ、砕き地艶、拭い、刃取り、磨き、帽子なるめ、柄・・・収め」
そこまでいうと炎から手をだした。その手には新しい剣が握られていた。その剣は神々しくも禍々しい相反する剣であった。ジョンはその剣で突きの構えをとっていた。そして
「・・・牙突・・・」
狙いは人間でいうところの心臓の位置。だけど、神はそれを回避するが、全てを回避しきれなかった。
『・・・むぅ・・・このような攻撃があるとわ・・・。』
神の右腕に突き刺したその先の手は動かなくなっていた。
「・・・心臓を貫こうとしてかわすし・・・刺さった腕ももぎ取れることもなくつながったままだし・・・ただ動かなくしただけって・・・どんだけ頑丈なんだ・・・」
詠牙は落ち込んでいた。しかし
『・・・身体がもたんな・・・神殺しよ!この決着いずれつけさせてもらう!我が名はメルカルト!汝の名は!』
「・・・ジョン・ドゥじゃ駄目だろうな・・・。詠牙・・・犬塚詠牙だ」
『その名しかと覚えた。我と相見えるまで負けるでないぞ・・・』
「・・・もう嫌だっての・・・」
詠牙はこのままにするのはダメだと思い、エリカのほうを向き
「・・・とまぁ・・・ジョン・ドゥという名前は偽名で本名は犬塚詠牙というが・・・この出来事・・・言わないでくれる?」
エリカはその言葉に
「何故でしょう?御身はカンピオーネで力づくでも言うことをきかせればいいのでは?」
「あ~・・・そういうの好きじゃないんだよね・・・。それに俺って今まで神殺しって名乗ってないし。これから先バレナイってことはないだろうけど、まだ知られたくないんだよね。だから駄目?」
エリカは考えるようにして
「・・・わかりました。貴方様の言葉のとおりこの事はエリカ・ブランデッリの秘密にしておきます」
「あ~・・・ありがと。そうだ、日本にくることがあれば、その時何かお礼をしよう。俺は鍛治師だからお礼といってもなにかを打つとかそれくらいだけどな」
「はぁ・・・。そうですか・・・」
エリカは呆れたようなどうしたらいいのかというふうに答えた。
こうしてサルデーニャ島での出来事が終わり、草薙護堂は七人目のカンピオーネになった。
後書き
ご都合主義もふんだんにつかったりしました。そしてルクレチアの口調もなにか違うような・・・
もう捏造しまくりとかそういう状態じゃないくらいいろいろやってしまったと思います。ではまだ次回
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