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カンピオーネ!~転生者は鍛治師?~

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第三話 ~VSまつろわぬ神~修正

 
前書き
初の戦闘になりますけど、そこまでうまくかけるか不安もありますが、よければみていってください。
どうも不評なところもありましたので修正を加えました 

 
「・・・ほぅ?そこの小娘。我の事をまつろわぬ神といったな?・・・そうだ。確かに我はそなたらにいわせればそう呼ばれても不思議はない・・・。だがな・・・我をあんな粗忽者どもと同じように呼ぶな!」

ただそれだけをいうだけで周りには濃厚な気配をまき散らす。本来なら神を相手に立ち向かう・・・いるだけで直視できないほどのものなのだが、なぜかしらないが見ることもできれば会話をすることもできる。ただ、恵那ちゃんは俺の背中で震えている状態だけど

「・・・たしかにあんたは神みたいだけど、俺にとって言わせれば刀を打つ邪魔をした阿呆としかとれないんだが?」

そう、俺にとって許せないのは鍛治師として鉄を打っている時にいきなり乱入してきたこの神にはどうおかえりいただこうか考えているところだ。


「・・・ほぅ?小僧、我を神と知ってそのようにいうのか?」

「・・・神だとかそんなのは関係ない・・・。俺の仕事を邪魔するものは神だろうがなんだろうがふざけた存在だ。お引き取り願いたいものだな」

高圧的になったけどこうでもしないと後ろの恵那ちゃんを心配させてしまう。そうなってしまえば最後の仕上げも失敗してしまうことになりかねない。

「・・・仕事?あぁ、その駄剣の事をいっているのか?・・・鉱石はいいみたいだがもったいない・・・。その鉱石がなにかを知らないとみえる」

心底呆れた・・・そういわんばかりにため息をつき

「・・・っは!んなこたぁどうでもいい!この鉱石が何かなんて調べてもわからなかったけどな。ただなぁ!この鉱石もそうだがこの刀を駄剣だと!?貴様が神だとしてもその言葉・・・訂正させるぞ!」

刀を駄剣と罵られ口調が崩れるのもかまわず相手を罵倒してしまう。それには神も

「・・・程度が知れたな・・・小僧?そのような輩にその鉱石を扱わせるわけにはいくまい・・・」

こちらに歩み寄りはじめた。それにたいし俺は

「・・・は!言ってろよ!そろそろ退場していただこう!」

この工房に今までもちこんでいた刀を手に取り対峙する

「・・・ほぅ・・・?その駄剣で我を斬るつもりか?やめておけ・・・。そのような駄剣で我は斬れん」

「・・・そんなもの知るか!ここにあるものは全て呪力を込められた物だ!神でも急所にあたれば倒れない訳がない!」

そこまでいうと今まで黙っていた恵那ちゃんが


「・・・えーくん。えなも無理だとおもうよ?・・・えなはそこまで霊視が出来るわけじゃないけど・・・それでもその刀でも神はきれない・・・。えなのために刀造ってもらえるのはうれしいけど、あれは諦めてほかの鉱石にしようよ・・・」

「・・・ほぅ?そこの小娘のほうがよほど利口とみえる。そら、早くその鉱石を我に貢ぐのだ。今ならその所業・・・許してやらない・・(ガン)・・・ほぅ?小僧・・・よほどその命欲しくないようだな・・・」

神の言葉をさえぎり袈裟斬りを敢行するが何か堅いものをなぐった感触がつたわってきた。

「・・・恵那ちゃんが言うとおりだということはわかってる。・・・だけど・・・この刀に込めた想いまで否定されるのは我慢ならん!このままこの事をなかったことにするのは遅すぎる!俺はお前を倒しこの刀をかんせ(トン)・・・え?」

「えーくん!」

悲痛な恵那ちゃんの声が聞こえた。よくみると身体を何かが貫いていた。その先をみると


「・・・貴様の御託など聴きたくもないわ。さっさと死ね」

淡々とした言葉をつぶやき(ヌチャ)貫いていた物・・・真っ黒な刀を抜き血を払っていた。
俺はそのまま倒れた。

「えー・・・!・・・・!」

恵那ちゃんが涙をながしながら俺を揺するのがわかった・・・。笑っててほしいのに・・・そんな顔をしてほしくない・・・

   ーこのままでいいのか・・・?ー

こんな時確か父さんがいっていたことがあったな・・・・


     ーいいか?今からいうのは邪法に近いー

     ーこれは自分の命を代償にする鍛造法だー

たしか・・・・魔剣鍛造・・・
・・・もう俺の命も燃え尽きそうだし・・・やるか・・・
そう思いなんとか立ち上がる。神がいるほうをみると俺が造っていた刀のそばにいた

「・・・まち・・・やがれ・・」

神がこちらを振り向き

「・・・ほぅ?まだ死なんか・・・そこからなにをみせてくれる?」

その余裕面をすぐに殺してやるよ・・・。恵那ちゃんのほうをみると涙で顔がくしゃくしゃになっていた。その顔をみて苦笑して

「・・・すぐに終わるから・・・待っていてね・・・」

それだけ声をかけ神の方を見て

「・・・俺が死ぬのはてめえを殺してからだ・・・魔剣・・・鍛造」

つぶやくと俺は自分の血を前に飛ばした。するとそこから魔法陣らしきものが出現し中央で炎が燃えていた。それをみた神は

「ま・まさかそれは・・・」

今きづいても遅い

「・・・水減し、小割、選別、積み重ね、鍛錬、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、心鉄成形、皮鉄成形、造り込み、素延べ、鋒造り、火造り、荒仕上げ、土置き、赤め、焼き入れ、鍛冶押し、下地研ぎ、備水砥、改正砥、中名倉砥、細名倉砥、内曇地砥、仕上げ研ぎ、砕き地艶、拭い、刃取り、磨き、帽子なるめ、柄・・・収め」

全ての工程を終えその剣を引き抜いた。そこに現れたのは魔剣・・・。それは人を魅了し神をも屠る刀があった。

「・・・お前を・・・殺す・・・」

つぶやきそのまま走り神に近づく

「おのれぇ!こんな小僧ごときにいい!」

神は怒り真っ黒な刀をこちらにむけ斬りかかる。こちらもそれに併せて斬りかかるが

ギャン!

同時に弾かれ両方共大勢をくずす。

先に動きだしたのは神であった

「我の勝ちだ!小僧!」

ドス

「ッガ!・・・はぁ・・・はぁ・・・いいや相打ちだ」

ザシュ!

「おのれぇ!・・・・」

ドサ

神は倒れ動かなくなった。そして俺は思う・・・恵那ちゃんの刀・・・まだつくれてないな・・・・。そこで意識がなくなった。








   ー???ー

ここは・・・どこだ?それに目の前で手を広げた女の人だれ?

「・・・息子よ~」

・・・

「おかぁさ~ん」

俺も手を広げ近づき

「って!んなわけあるかぁああああ!」

  スパーン!

「きゃふぅ!」

っふ・・・いい音がでたな・・・。手にはなぜかしらないがハリセンがあった。それを思いっきり振り回しあてたが・・・大丈夫か?

「・・・ったぁ~。もうなんで母の抱擁を拒むかなぁ~」

「んな事しらん!」

そんなやり取りをしていると違う方向から別の声がしてきた

「・・・もうそんな茶番はいいか?」

振り向くとそこには確かにまっぷたつにしたはずの神がいた

「・・・あぁここって死後の世界ってやつか。それなら俺がころした神がいても不思議ではないか」

「ふん、我は神であるぞ?現世には写身が顕現していたにすぎん。それもわからんほど阿呆なのか?」

カチンときて

「・・・その阿呆に殺された神がなにいってやがんだ・・・」

それに対し

「・・・ほぅ?よほど滅してほしいようだな小僧が・・・」

険悪な雰囲気になってくるのだがそれを

「あ~はいはい二人ともやめやめ」

なんとも軽い口調で止められた。

「そんな事をするためによんだわけじゃないんだからね。貴方を呼んだのは貴方名前名乗ってない状態でまけたんだからさっさと名乗りなさいよ」

「・・・っむぅ・・・しかしだな・・・」

「しかしもかかしもないでしょう・・・ほら早くしなさい。このままじゃ先にすすまないから」

「~~~っく!小僧我は天目一箇神(あめのまひとつのかみ)光栄に思え貴様らがいうところの鍛治の神だ」

っは?この我儘なやつが・・・?鍛治の神!?

「うっそだ~・・・」

「小僧・・・貴様!」

「あ~はいはいもう終わりあとは祝福をさずけておわりだからさっさとする」

「・・・小僧!光栄に思えこの我が権能を貴様に授ける!我を超えてみよ!」

「・・・意味がわからん・・・」

女の人が呆れたように

「はぁ~・・・まつろわぬ神を殺して神の権能を算奪した者を【カンピオーネ】或いは【魔王】と呼ぶの。・・・まぁこの場合簒奪というより押しつけに近いけど・・・」

「・・・っは?カンピオーネってあの災害というか人災を故意かどうかわしらんが起こすようなやつのことか?それに俺がなった・・・?」

「ん?気づいてなかったのか?貴様は今神殺しになったのだぞ?」

そういわれ・・・。

ガク    orz

「・・・俺って鍛治師・・・だよな・・・。なんで俺が・・・カンピオーネなんかに・・・」

「我を殺したからであろう?それもわからない阿呆なのか?」

「そうだよね~。神を殺しちゃったんだからしかたないよ~」

まぁ・・・なったものは仕方ない・・・諦めるしかないか・・・

「それより小僧?先ほどから貴様・・・口調もそうだがなにか違うぞ?」

ん?そういえばなんかがっちがちのシリアスしてたのにノリがよくなってるきがするなぁ・・・。もしかしてと思い女の人をみるとニヤリと笑い

「・・・そうだよ~。私がちょこっと君の口調とか精神の箍をゆるくしたんだ~。これからも堅いままだと辛いと思ってね~」

・・・は?それってつまり・・・

「っそ!これからは欲求とかも色々貯まるから発散させやすくしたんだー」

「なにしてくれちゃってんのこの(アマァ)!?」

「っむ私はパンドラだよ~。あれ?名乗ってなかったっけ?」

「名乗ってねえよ!?それより俺死んだんだからさっさと成仏させろよ!」

パンドラと名乗った女はなにいってんの?って顔をして

「なに言ってんの?確かに貴方死んだけどそれは仮死状態だよ?意識がここから戻ったらちゃんと現世で目が覚めるよ」

それならさっさともどせよといいたけど・・・

「ちゃんと戻れるならいいけど・・・俺の他にも恵那ちゃんがいたけどどうなってんだ・・・?」

恵那ちゃんの事がきになりどうなってるかをいってみたけどわかるわけないか・・・

「ん?現世の事がみたいの?みれるよ?ほぃ!」

そう軽い口調でいうと空中にモニターみたいなものが出て写った。

そこには


『えーくん!起きて!おきてよぉ!』

あ~・・・意識がないから揺すってもおきないしここで見てるようなものだしなぁ・・・

「・・・恵那ちゃんの涙はみたくないなぁ・・・早くもどせよこらぁ!」

「ぇ~まだ伝えてないこともあるのにそんな事出来るわけないじゃん」

「んな事しるか!俺は恵那ちゃんがないてる今だからすぐにもどせっていってんだよ!」

「ここでの記憶って戻ったら覚えてないのに・・・」

「はいはい。覚えてなくても覚えてても恵那ちゃんの悲しい顔は何よりも優先してけさないといけない!俺はそう考えている!」

「・・・はぁ~。本当はまだいろいろ言うことがあるけど・・・聞いてくれそうにないね。・・・ほぃ」

すると

「何故穴からおとすううううぅぅぅぅぅぅ・・・」

「・・・これから頑張りなさい新しい息子。ここからの貴方に祝福を」







    ーパンドラ終了ー





っは!意識が戻るとそこには恵那ちゃんが泣いたままの状態だった。それに恐怖の意識も感じ取ってしまった・・・。
俺はそれをみて・・・

   トン

恵那ちゃんの意識を刈り取った。
・・・俺が弱いばかりに・・・もう恵那ちゃんとは会わないようにしよう・・・そしてこの記憶を消そう・・・。
そう考え実行しようとするが・・・

「・・・約束だけは果たすね・・・恵那ちゃん」

聞こえていないだろうがそう言い、刀があるところまでいくと

「・・・わかる・・・この鉱石の名前が・・・『真白なる金剛石』・・・俺・・・もう刀はできてるね・・・あとは名前だけど・・・これは恵那ちゃんが付けて初めて完成するから・・・だけど・・・この出来事を忘れてもらうから・・・名前がなくてごめんね・・・。だけど・・・俺の代わりに恵那ちゃんを護ってくれよ・・・?」

そこまで言うと刀が光り球体になり恵那ちゃんの方にとんでいき身体の中に入っていった。

「・・・そうか・・・刀を取り出す事ができるまで恵那ちゃんを護ってくれるのか。・・・記憶は・・・どうにかしないとね・・・」

そう思いここにこのままいるのも駄目だとおもい恵那ちゃんを抱き上げ走り出す。


俺がいつも使っていた宿屋で事の顛末を話恵那ちゃんにはこの日の出来事を思い出さないようにしてもらい俺はすぐに宿を出た。父にも俺がカンピオーネになったことは秘密にしたが、それを除き伝えたら勘当を言い渡された。やったことがやったことだしな・・・。それでも俺の事を恵那ちゃんに伝えないでくれということは了承してもらえた。

「・・・さて・・・これからどうするかな・・・。今あるものだけでは生活もできないだろうし・・・流れてみるかな・・・」

この出来事により日本にはいれないと思いどこにいくのかを考えていたが、


「ま、なるようになるだろ」

これからさき犬塚詠牙には色々な出来事が起こる。それをまだ誰も知らない・・・


 
 

 
後書き
頑張ってつくりましたがシリアスから一転していろいろな事になってしまいました・・・。しかも口調もなにもかも崩れてしまって・・・もうなにがなにやら・・・私はこれでも頑張って行きたいと思います。
さて、今回知ってるひとは知っている台詞をだしましたが、私はこのセリフを使いたいとおもい入れましたがこれからもはいるかもしれませんw
今回はこれで以上です。これからもがんばって書いていきます。 
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