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ハイスクールX×X

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どんなに凄くても燃費が悪くては

咲夜side

チーン

「朱乃、ちょっと話が」

朱乃がエアーバイクの訓練所に来ていると聞いてきてみると

「うぉおおおおお」

聖剣使いゼノヴィアがエアーバイクでドリフトしていた

「何のようだ?」

パソコンを弄くり目をあわさないXANXUS

「XANXUS
一応アレはヴァリアーだけの物よ
部外者に貸し出すのは禁止されてるわ」

と言うか貴方が決めたわよね?

「一回だけだ
燃料は俺達しか作り出せねえ」

エアーバイクは空気圧で浮いている
60キロ以上の物を乗せて自由自在に走り回るには
物凄い量の燃料か上質な燃料のどちらかじゃないと駄目
魔力や気よりもエネルギーの塊である死ぬ気の炎を採用して作ったのよねXANXUSが
新人科学者は最初にエアーバイクを作らなくちゃいけないけど全然理論が分からないのよね

ッピ

「っが!」

遠隔操作でエアーバイクのエンジンが切られた為にバイクから飛ばされるゼノヴィア

「っで、朱乃に何のようだ?」

XANXUSがそう言うと朱乃が私に近付いてきた

「実はね
今株主総会とか色々やってて
サーゼクス・ルシファーとセラフォルー・レヴィアタンの会社を乗っ取れたんだけど」

「「!?」」

私の言葉に驚くグレモリー眷属
何時ものように勝手な事は出来ないわよ
コレはビジネスであって戦いじゃないのだから

「駒王学園とかが
サーゼクス・ルシファーの私物とかで
何とかして理事長の立場を剥奪しないとと思って
理事長の立場を剥奪出来る証拠を持ってないかしら?」

2年の方は赤龍帝の件が有るから無理で
1年の方はそう言うのが無い為に出せない
3年の朱乃ならもしかすると証拠を持ってるかもしれないかと思って

「証拠ですか……コレはどうでしょうか?」

携帯のカメラを見せる朱乃…コレは…

「去年の修学旅行の写真です
コレならば一部の教師もクビに出来ます
写真は私の部屋にありますので、どうぞ」

私に鍵を渡す朱乃
この写真さえあれば裁判なり何なりと起こして勝つ自信が有るわ

「ありがとう、朱乃
今回の件で貴方には特別ボーナスがでるかも」

そう言い訓練所を出た

XANXUSside

「一旦休憩だ」

朱乃が咲夜に見せた証拠が気になるし
そろそろコイツが我慢の限界だろう

「あの……」

小猫はずっと俺達の事をチラ見してくる

「黒歌の事か?」

「はい…姉様は無理矢理悪魔にされて
私を守る為に仕方なく主を殺したんですか?」

「さあな」

「え」

実際の所は当事者じゃない俺は知らない
まぁ、主が屑だって言うのは俺とカテレアは見たが実際の所知らない
だが、コレだけは言える

「彼奴は逃げている
お前に否定される事に脅えている」

「姉様が私に?」

普段はチャラチャラしたビッチだが
それでもちゃんとした芯はある女だ黒歌は
だけど真面目に向き合わない所がある

「どうすれば良いんでしょうか……」

「知るか」

俺に決定権は無いんだ
許すのも謝るのも小猫と黒歌次第
互いに相手と向き合おうとしないお前等が悪い

カテレアside

「…」

「なんだ?」

XANXUSの部屋で暫くは泊まれるとはしゃいでいましたが
ふと、思った…XANXUSは人間だ、私は悪魔、実年齢差は激しいが
それでも後5000年以上は私は生きれる。だけど、XANXUSは…

「XANXUS
貴方は私の事が好きですか?
私は貴方の事が異性として好きです
もし私の事が好きだと言うのならば貴方に頼みたい事が有ります」

私はアタッシュケースを取り出して白いチェスの駒を出した
コレはヴァリアーが作った悪魔の駒、通常の悪魔の駒と違い
神格持ち以外なら誰でもなる事が出来る駒で寿命を不老長寿にする
闘戦勝仏が口にしたと言われる桃と同じぐらいの寿命を手に入れれる駒

「私と貴方は差が有りすぎます
お願いします、私は貴方なくしては生きられません」

貴方が私に道を教えてくれた
サーゼクス達に勝てたのも貴方が知恵を与えたから

「…」

無言のXANXUS
ふ、フフ、やっぱりそうですか
ヴァリアーリングの他に与えられたAランクのリングは…

「…だ」

「え…」

XANXUSから聞いたことのない男の名前を聞いた
いったい誰の名前ですか?

「俺の本当の名だ
XANXUSは親に捨てられてから名乗りだした」

XANXUSの本当の名前

「その、だ
俺はさ、結構辛いんだよ
この見た目でお前等のボスをしなくちゃいけないだろ?
だからさ、こういったえらそうな口調で暴言を吐くようにな」

今まで聞いたこともない喋り方のXANXUS
コレがXANXUSの素

「私に素で喋ったと言う事は」

XANXUSは白い王の駒を持った

「俺は一人だ
帰る場所が無い人間だ
カテレア、お前は俺の帰る場所に守るべき者になってくれるか?」

女王の駒を私の手に置くXANXUS…

「コレが答えです」

私はもう一つのAランクのリングを返した

「そう…か」

悲しそうな顔をするXANXUS

「なにを勘違いしているのですか?
私の答えは貴方の妻になるですよ?
私には既にヴァリアーリングが有りますので」

それにコレはXANXUSの物
大空以外の死ぬ気の炎を使う時にコレの色違いを使用しているのを知っているんですよ

「そうか…」

XANXUSが泣いている
こんなのを見れるなんて正妻の特権です

「XANXUS
夜伽をしましょう
私は10年前からずっとこの時を待っていました」

私は隊服を脱ぎながらベットに向かった

 
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