Element Magic Trinity
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ナツVSエルザ
ここは魔法評議会会場ERA。
「鉄の森が潰れたところで、根本的な問題は何も解決しないのだよ」
「闇ギルドはまだ星の数ほどある」
「では一掃作戦を実行すべきだ」
「どうやって?」
ここでは魔法評議員10人が、様々な議論をする。
今回の議題は『闇ギルド』についてのようだ。
先日、妖精の尻尾が鉄の森を潰した事がこの議題の始まりだろう。
「今回の様にまたゼレフの魔法を持ち出されたら堪らんぞ」
「そもそもこれ程の魔法がなぜこうも簡単に持ち出されたのじゃ?」
「責任問題は管理側にまで及びそうじゃな」
するとそこに、1つの声が響いた。
「それにしても、あれだけ煙たがってた妖精の尻尾に今回だけは助けられたみてーだな」
この男の名は『ジークレイン』。
顔の右側に書かれた赤い紋章が特徴だ。
「たった7~8人でギルド1つを潰しちゃうんだもん、凄いわね」
ジークレインの発言を補助するかのように言ったのは『ウルティア』。
その言葉に他の評議員は「ぐ・・・」や「ぐぬ・・・」と唸り声をあげる。
「認めたくないのも解るがこれは事実さ。もしも呪歌でギルドマスター達が殺されていたら事態は最悪だった。ここにいる俺達の中の何人かは確実に首がとんでいた」
「バカな!責任問題をここまで引き上げるつもりかっ!?」
「話にならん!奴等の暴れっぷりには今回も頭を抱えておるんじゃ!」
「素直に労いの言葉でもかけてやるんだな」
そう言うと、ジークレインはニヤッと笑った。
<鉄の森によるギルドマスターの定例会を狙ったテロ事件は、一躍大ニュースとなり国中に知れ渡ったの。あんな大事件の中心に自分がいたなんて、未だに信じられないけど、あたしはいつもと同じ日常を送ってます。たまにあの時の事を思い出してドキドキしてるけどね>
「今日は買い物しよーっと」
<風の噂じゃあのカゲって人や鉄の森のメンバーはほとんどが捕まっちゃったみたい。ま・・・当たり前か。1つ怖いのはエリゴールだけはまだ捕まってないらしいの。妖精の尻尾に復讐とかしに来たらどうしよう!?でも大丈夫よね>
ルーシィは髪を結び、服を着て、机に向かう。
<妖精の尻尾にはナツ・グレイ・エルザ・ルー・アルカ・ティアの最強チーム+猫とあたしがいるからね♪>
カリカリと音を立てて書くのは手紙だ。
<このギルドは最高よ。だからママも心配しないでね。あたしは元気にやってます。>
そして最後に。
<P.S. パパには秘密にしててね>
そして手紙を封筒に入れ、ギュポッと音を立ててハンコを押した。
それと同時に一息つき、ぐーっと腕を伸ばす。
「ハラハラドキドキの大冒険もいいけど、やっぱり自分ん家は落ち着くなァ」
「これで家賃7万Jは確かに安いなぁ」
ルーシィは1人暮らしだ。
今も家には1人でいるはずだし、今日誰かを招いた記憶もない。
声のする方を向いてみる、と。
「いいトコ見つかったな、ルーシィ」
1人掛け用のソファに堂々とグレイが座っていた。
「不法侵入ーっ!しかも人ん家で服脱ぐなー!」
「ぐほぉっ!」
容赦なく蹴りをお見舞いするルーシィ。
それに対してグレイは言い訳という名の弁解をする。
「ちょっと待て・・・誤解だ・・・!脱いでから来たんだが」
「帰れ!」
来てから脱ごうが脱いでから来ようが、不法侵入は不法侵入だ。
するとグレイは少し不機嫌そうな顔をする。
「例の『アレ』今日だぞ。忘れてんじゃねーかと思ってきてやったのによォ」
「アレ?」
「やっぱり忘れてんじゃねーか。出発前にナツが言ってただろ?」
グレイの言う『アレ』、それは・・・。
「ナツとエルザが戦うんだ!」
そう。出発前の約束通り、2人が戦うのだ。
ギルドの前には大勢の人だかりが出来ており、その中心にナツとエルザがいる。
「ちょ、ちょっと!本気なの!?2人とも!」
「あら、ルーシィ」
それを聞いたルーシィは人混みをかき分ける。
「本気も本気。本気でやらねば漢ではない!」
「エルザは女の子よ」
「怪物のメスさ、ティアもな」
「何か言ったかしら?マックス」
「き、聞いてたのかよ!?」
音も立てずに現れたティアにマックスが驚く。
「だって・・・最強チームの2人が激突したら・・・」
「最強チーム?何だそりゃ」
「あんたとナツとエルザ、それからルーとアルカとティアじゃないっ!妖精の尻尾トップ6でしょ」
「はぁ?くだんねぇ!誰がそんな事言ったんだよ」
力説するルーシィをグレイが笑いのける。
・・・が、グレイはとんでもない事を口にしてしまったのだ。
「グレイ君?」
「あ?・・・ってアルカじゃねぇか。どうしたんだよ、突然『君』付けするとか・・・」
アルカはにっこり笑っている。
だが、その後ろのオーラは恐ろしいものを感じさせていた。
グレイの顔からダラダラと汗が噴き出る。
「あーあ、グレイってば大変だね~。ミラを泣かせちゃったから、アルカの逆鱗に触れちゃった」
「バカね」
そう。最強チームだと言ったのはアルカの恋人、ミラ。
そしてアルカは誰よりも何よりもミラを愛している。
その為、時々恐ろしい事になるのだ。
「・・・た、確かにナツやグレイの漢気は認めるが・・・『最強』と言われると黙っておけねぇな。妖精の尻尾にはまだまだ強者が大勢いるんだ、俺とか」
空気を変える様にエルフマンが言う。
アルカの恐ろしいオーラで声が震えているが。
「最強の女はエルザで間違いないと思うけどね。あとティアも」
「実力的には同じくらいだもんね」
「ティアの場合、問題ばっかり起こすから『最強』って付いたんだけどね」
「ティア以上の女問題児はいねーからな」
「最強の男、となるとミストガンやラクサスもいるし『あのオヤジ』も外す訳にはいかねぇな」
レビィ、ルー、ハッピー、怒りを鎮めたアルカ、ジェットが最強についてそれぞれ意見する。
「私はただナツとグレイとエルザとルーとアルカとティアが1番相性がいいと思ったのよ」
「あれ?仲が悪いのが心配って言ってませんでした?」
「なんにせよ、面白い戦いになりそうだな」
「そうか?俺の予想じゃエルザの圧勝だが」
「そういえば、このあとティアもナツと勝負するんだよね?」
「アイツがエルザとの勝負で死んでなければね」
日に焼けるのが嫌なのか、真っ白の日傘を差したティアが興味なさげに呟く。
「こうしてお前と魔法をぶつけ合うのは何年ぶりかな・・・」
「あの時はガキだった!今は違うぞ!今日こそお前に勝つ!」
「今でも十分ガキよ」
「何つったティアァァァっ!」
はっきり聞こえていたようだ。
「私も本気でいかせてもらうぞ。久しぶりに自分の力を試したい。全てをぶつけて来い!」
そう言うとエルザは赤と黒を基調とした鎧に換装する。
いつもは下ろしてある緋色の髪がツインテールになっていた。
「炎帝の鎧だと!?耐火能力を持つ鎧だ!」
「あれじゃナツの炎が半減されちゃう!」
「さすがエルザ、本気ね」
その鎧を見てアルカとルーが驚愕の言葉を、ティアが感嘆に似た言葉を口にする。
そしてその様子を見たハッピーは・・・。
「やっぱりエルザに賭けていい?」
「なんて愛の無いネコなの!」
ナツに賭けていたお金をエルザに賭けなおした。
どうやらナツに勝ち目はないと思ったのだろう。
「あたし、こーゆーのダメ!どっちも負けてほしくないもん!」
「意外と純情なのな」
「ティアはどっちに賭けるの?」
「賭け事は嫌いだけど、賭けるとしたら当然エルザね」
そんな会話をしている間にも、ナツはニヤッと笑っていた。
「炎帝の鎧かぁ・・・そう来なくちゃ。これで心おきなく全力が出せるぞ!」
そう叫んで両手に炎を纏う。
お互いがお互いを睨み合い、そして。
「始めぃっ!」
マカロフの号令で動き出した。
それと同時に歓声が上がる。
「だりゃっ!」
短く跳ねて炎を纏った右の拳でエルザに殴りかかるナツ。
だがエルザは避け、空を切る音と共に剣を振った。
それをしゃがんで避け、炎を纏った足で蹴りを放つがそれをも避けられ、エルザの剣をリズムよく避ける。
エルザはナツの右肘辺りを蹴り、バランスを崩させる。
負けじとナツは火竜の咆哮を放つが、高く跳躍してエルザは避けた。
「あちち」
「こらナツ!テメェ!」
その炎は周りで勝負を見ていた人達の方へ向かう。
「凄い!」
「な?いい勝負してるだろ」
「どこが」
「実力を上げたのは確かなようね」
そしてナツとエルザ、お互いがお互いに一撃加えようとした、その時。
パアァン!と手を叩くような音が響き、動きを止める。
「そこまでだ。全員その場を動くな。私は評議院の使者である」
そう言うのは、カエルだった。
人間の様に服を着て、人間の様に5本指で、人間の様に2足歩行で、人間語を喋っているが・・・カエルである。
「評議院!?」
「使者だって!?」
「何でこんな所に!?」
「あのビジュアルについてはスルーなのね・・・」
見た目をツッコまない所にルーシィがツッコむ。
「先日の鉄の森テロ事件に置いて、器物損壊罪他11件の罪の容疑で・・・」
使者の言葉にティアは見当がついたのか溜息をつく。
「エルザ・スカーレットを逮捕する」
「え?」
「何だとぉぉぉっ!?」
突然のエルザの逮捕宣告に、ナツの驚きの叫びが響いた。
エルザが逮捕されて数時間後。
先ほどまでの盛り上がりはどこへやら、あの騒がしいギルドが静まり返っていた。
「出せっ!俺をここから出せぇっ!」
・・・その空気を察知しているのかいないのか、騒ぐ者が1人・・・いや、1匹。
「ナツ・・・うるさいわよ」
「出せーっ!」
「出したら暴れるでしょ?」
「暴れねぇよ!つーか元に戻せよっ!」
そこにはトカゲに姿を変えられ、コップの中に閉じ込められたナツがいた。
「少しはその喧しい口を閉じられないの?アンタを出したら、絶対エルザを助けに行くでしょ」
「しねぇよ!誰がエルザなんかっ!つーか、いいから出せよティア!」
ティアに反論するトカゲナツ。
「今回ばかりは相手が評議院じゃ、手の打ちようがねぇ・・・」
「出せーっ!俺は一言言ってやるんだーっ!評議員だが何だか知らねぇが、間違ってんのはあっちだろ!」
「ダメなんだよナツ。たとえ白だろうと、評議員が黒って言ったら黒になるんだ」
「俺達の言い分なんか聞くモンか」
「しっかしまァ・・・今まで散々やってきた事が何で今回に限って」
「あぁ・・・理解に苦しむね」
「それにエルザを逮捕するって言うのも変だよね。エルザより問題起こしてる人がいるのに。2人程」
「まぁな・・・普通逮捕するなら多く問題を起こしてる奴だよなぁ」
「それってどういう意味かしら?」
「絶対・・・絶対何か裏があるんだわ」
一方こちらは評議院フィオーレ支部。
そこに連れてこられたエルザは、ある男と出会っていた。
「ジークレイン」
そう。先ほどのあのジークレインだ。
カエルが跪き、エルザは身構えた。
「久しぶりだな・・・エルザ。そう身構えるな、これは思念体だ。俺の『体』はERAにある。あの扉の向こうにいるじじい共も全員思念体さ。こんな小せぇ案件でわざわざ出向く訳ないだろう」
「そうか・・・これは貴様の仕業だったのか。くだらん茶番だ」
「心外だな・・・俺は妖精の尻尾を弁護したんだぞ」
この2人は仲が悪いようだ。
現にエルザはジークレインが出てきてからずっと身構えている。
「まぁ・・・いいが、裁判前にお前に会いに来たのは他でもない・・・」
そう言うとジークレインはエルザの顎を右手で持ち、顔を近づけた。
「『あの事』はじじい共には言うな・・・お互いの為にな」
ボソッと呟かれたが、エルザの表情は変わらない。
「では、扉の向こうで待っている。評議員の1人としてな」
そう言い残し、ジークレインの思念体はフッと消え去った。
頭を上げたカエルが震えつつ、エルザを見上げる。
「あ、あんた・・・凄い人と知り合いなんだな・・・」
だかエルザは全く表情を変えず、ただ一言言い放った。
「悪だ」
そしてこちらは妖精の尻尾。
「やっぱり放っておけないっ!証言をしに行きましょ!」
「ルーシィ」
ガタッとルーシィが立ち上がる。
「まぁ、待て」
「何言ってんの!これは不当逮捕よ!判決が出てからじゃ間に合わない!」
「落ち着きなさいな」
興奮するルーシィをティアが宥める。
「今からではどんなに急いでも、判決には間に合わん」
「でも!」
「出せー!俺を出せー!」
「本当に出してもいいのかしら?」
変わらず騒ぐトカゲナツにそうティアが問いかけると、突然ナツは黙りこくった。
大人しく、ポリポリと頬辺りを掻いている。
「・・・全く」
「どうしたナツ、急に元気がなくなったな」
その反応にティアは呆れたように席に座り、マカロフはニッと笑った。
「かっ」
「ぎゃっ!」
そしてマカロフがトカゲナツに向かって魔法をかける。
するとトカゲはナツに・・・ならずに、なぜかマカオになった。
「マカオ!?」
「えーーーーーーーーっ!」
「ま、マスターはともかく・・・何でティアは解ったんだよ?」
マカオの言葉にティアは溜息をつく。
「認めたくないけど、アイツと私は7年の付き合いよ。それくらい解るわ」
「あー・・・そうか・・・」
やっちまった、と言いたげな表情をするマカオ。
そして全員に向き合った。
「す、すまねぇ・・・ナツには借りがあってよォ。ナツに見せかける為に自分でトカゲに変身したんだ」
つまり、こんな感じだ。
『うちの父ちゃんがナツを捕まえたよーっ!』
『早く行け。俺がお前のフリをする!』
『サンキュ!マカオ!』
まぁ、本人が不在で人間の姿じゃない状態で「俺がナツだ!」といえば大抵は信じるだろう。
疑問に思ったとしても「あ、また何かやらかしてマスターに罰を与えられたんだな」で疑問は解決だ。
「じゃあ本物のナツは!?」
「まさか、エルザを追って・・・!」
「つか、それしかねぇだろ」
「あぁ・・・多分」
「シャレになんねぇぞ!」
「ナツなら評議員だって殴りそうだ!」
またざわつき始めるギルド。
そのざわつきの中、良く通るソプラノボイスが響いた。
「・・・バカみたい」
全員が声の主を見る。
言うまでもないであろうが、ソプラノボイスの主はティアだ。
「何がバカみたいなの?」
「そんな小さい事で騒ぐなんてバカみたいって言ったのよ」
「っ!小さい事なんかじゃないでしょ!エルザが、仲間が逮捕されたのよ!?なのにどうしてティアはそんな平然としていられるの!?エルザが逮捕されようが自分には関係ないとでも思ってるの!?」
「落ち着けよルーシィ!」
「でもキャバ嬢の言う通りだよ。どうしてそんな事言うの?ティア・・・」
こんな状況だというのに冷静なティアを見てルーシィが叫び、アルカがそれを止め、ルーまでもがティアを『酷い』と言いたげな目で見る。
「リーダス、光筆」
「ウィ」
光筆を受け取ると、何やら空中に図を描き始める。
「普通に考えてごらんなさいな。私達は評議院にとって邪魔な存在・・・闇ギルドを潰した、いわば感謝されるべき存在よ。それに今まで多くの問題を起こしてきた。今更逮捕されるなんておかしい。アンタ達もそう言ってたじゃない。じゃあなぜエルザは逮捕されたのか」
ピタ、と手を止め、ティアは振り返る。
「簡単な話よ。今回はゼレフの魔法が持ち出され、あのままだったらギルドマスター達が死んでいた。そうなったら確実にあの10人の中の何人かの首はとんでいたわね。そして評議員の老人共は責任問題が自分達に及ぶのを恐れ、全ての責任を押し付ける存在を創らざるを得なかった。スケープゴートってヤツね」
空中に「スケープゴート」の文字を書き、光筆の芯を閉じた。
「つまりエルザはスケープゴート。魔法界全体の秩序を守る為に評議会としても取り締まる姿勢を見せておかないといけないのよ。まぁ、そんな理由は全体の1割にも満たないでしょうけど。ただ単にあの愚かな老人共は自分の立場が第一なのよ。魔法界の秩序云々よりもね」
リーダスに光筆を返し、ティアは溜息をついた。
「簡単に言えば『有罪』にはされるけど『罰』は受けない。エルザは今日中にでも帰れるのよ・・・まぁ、無理でしょうけど」
「どうして?」
「あのナツよ。ただ支部の前で待っているなんて出来る訳ないでしょ。きっと今頃緋色のウィッグを被ってエルザと同じ格好をして『俺がエルザだァ!コラァァ!』とか『何の罪だか言ってみやがれーっ!』とか『それぁギルドマスターの命よりも重てぇ罪なんだろうなァ!あ?』とか言って滅茶苦茶に騒いでいるわよ。全く・・・アイツは昔っからそういうトコ変わっていないんだから」
一方その頃、ここは牢屋。
ティアの言う通りの格好と言葉でナツが暴れてしまったため、今日は牢屋に入る事となってしまった。
「今日中にでも帰れたんだ。お前が暴れなければな」
「えーっ!?」
「全く・・・」
「う・・・スマネェ・・・」
身を縮こめるナツ。
「だが嬉しかったぞ」
エルザが優しく微笑み、ナツは目を逸らした。
「ふふ」
「痛ぇ!」
エルザが抱き寄せたため、鎧に顔をぶつける。
そしてそんな会話を聞いている男が1人。
「なるほど・・・」
その男はジークレイン。
エルザが毛嫌いしている、評議員の1人だ。
「妖精の尻尾にいたのか・・・ナツ・ドラグニル」
後書き
こんにちは、緋色の空です。
次回からガルナ島編!個人的にアイスメイクが好きな私が1番好きな話です。
静のアイスメイクに動のアイスメイク、どっちもカッコいいですよね~!
感想・批評、お待ちしてます。
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