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ALO×HUNTER×なのは

作者:メア
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ポンズ×ト×試験




魔改造された女の子




 さて、師匠達は飛び降りて行ったし、私も探そうかな。

「密集する五つの隠し扉…………」

金髪の人がそう言ってるって事はあの近くにあるのね。実際、それから少しすると四人は消えた。

「さて、私もこの辺で探すかな」

円を発動して、下にある空間の場所を把握する。把握したら、すぐ下に先程入った子達の反応を確認した。私は床を叩いて確認すると、直ぐに見つかったので、下へと向かう。

「よっと」

ちゃんと着しするとそこには予定通り、先程見た子達がいた。

「あっ、アンタは確か…………」

「132番のポンズよ、よろしく」

「ああ。私はクラピカだ」

「こっちこそよろしくな。俺はレオリオだ」

「そろったんなら、とっとと行こうぜ。俺はキルア。お前がユウキの弟子だよな」

「そうよ」

「はい、これ。これを腕に着けてね」

「ありがと」

私と同じくらいの子から腕時計を受け取り、腕に装着する。

「俺はゴンって言うんだ。よろしく」

「ええ」

私が腕時計型のタイマーを装備すると、直ぐに壁がせり上がって扉が現れた。

「開けますか、開けませんかだって」

「ここは当然○ね」

素早く全員が○を押して扉が開き、次の設問が現れた。

「これは右か左ね。私は右にするわよ。行動学の見地を知っていたら難しいのが左になるはずよ」

「成程…………」

「じゃあ、右だね」

こちらも問題無く進め、中央にリングがある吹き抜けの場所に着いた。そして、簡単な説明を受けた。

「我々は審査委員会に雇われた試練官である! ここでお前たちは我々5人と戦わなければならない。勝負は一対一で行い、各自一度だけしか戦えない。順番は自由に決めて結構! お前たちは多数決、すなわち3勝以上すればここを通過することが出来る! 戦い方は自由!引き分けはなし! 片方が負けを認めた場合において残された片方を勝利者とする」

「取り敢えず、三勝を取ればいいのね」

「簡単だな」

「相手がアレくらいなら、キルア、楽勝だよね。行ってきて」

さっさと終わらせるに限るしね。


「俺? まぁ、良いけど」

「おい、子供に…………」

「大丈夫だって」

リングへの道が出来て、キルアが歩いて行く。

「俺が提案するのはデスマッチだ!」

「良いよ」

「その覚悟、見事っ!! いざ、勝負ッ!」

「おせぇよ」

キルアが筋肉マッチョの心臓を奪って瞬殺した。

「さすが、ゾルディック家ね」

「ゾルディック家だとっ!」

「まさか、あの…………」

そんな話の中、次の戦いはあの優男ね。

「なら次はゴン、お願いね。あっ、この釣竿って武器なんでしょ? 持っていったら?」

「うん、わかった」

「俺が提案するのはこの二本のロウソクの火が消えるかいなかで決着をつけよう」

「良いよ」

「ああ、相談してくれても良いよ」

そういって、下がろうとしている優男。

「ストップよ」

「何だい?」

「そのロウソクを真ん中に置いて、下がりなさい」

「っ」

「イカサマがされないなら問題無いでしょ?」

「確かにそうだな」

「ゴン、長い方でいいわ」

「長い方だね!」

「大丈夫なのか?」

「ええ、任せて」

全員が納得して、長い方を選択する。

「さて、ゴン、長い方を拾って、小さい方を渡して」

「はい、どうぞ」

「ありがと」

さて、どう動くかな?
あら、悔しそうにそのまま火を着けたわね。
でも、とっとと終わらせてあげる。

「ゴン君、釣竿」

「あっ、そうだね」

ゴンは私の言葉で釣竿を使い、とっとと針で相手の炎を消して勝利した。

「さて、次は私が行くわね」

ゴンと入れ違いでリングに立った。





「今までに19人殺したが――――」

頼んでもいないのに何か語り始めるガタイの大きな男。胸のハートの刺青をトントン叩きながら遠い目をしているけどキモ過ぎ。

「それで、提案は?」

「…………俺は女が相手でも躊躇せず殺すぜ!」

「じゃあ、デスマッチ?」

「ああ。だが…………」

「それでいいわ。はじめましょう」

「へっ、俺は…………」

「審判、始めて」

「スタート」

「ちょっ、まっ」

スタートと同時に指を鳴らす。すると、私の帽子から赤黒い鱗に覆われ、薄く綺麗な翅をもったお友達のハチが大量に出て来る。

「なっ、何だそれ…………」

「この子達はドラゴンを食い殺す力を持ったハチ達よ。ちょうど、餌の時間だったのよ。行きなさい」

「ひっ、やめっ!? くっ、くるなぁあああああああっ!!」

ハチを殴りつけるが逆に腕が折れる。念で攻撃しない限りはダメージなんて負わないわ。それから、みんなが群がり、食らいついていく。それは、鉄も骨も全て残さずに食べていく。

「お腹いっぱいになった?」

満足した子達は、私の帽子の中に入って行った。

「さて、これで三勝ね」

「あっ、ああ…………」

「貴女達もやる? この子達、まだ食べたりないみたいなの」

「いや、良い…………」

「そう、それじゃ、行きましょ」

新たに現れた道を通って、私達は次の部屋に向かった。次の部屋は負けてもいないし素通り出来たので問題は無いわ。

「右か左かだって…………」

「どうする?」

「ちょっと待っててね」

私は皆に偵察に行かせ、道を判断し、問題は無かった。


 そして、最後の問題。

『ここが多数決の道、最後の分岐点です。心の準備はいいですか? ○→はい ×→いいえ』

もうここまで来ると皆、余裕の表情を浮かべて思い思いに聞いている。ここまでくるのは直通ルートだし、ここが最後の関門となればこの試験は突破確定だから。当然皆が○を押し、像がまた話し始めた。

『それでは扉を選んでください。道は2つ…………5人で行けるが長く困難な道…………3人しか行けないが短く簡単な道。ちなみに長く困難な道はどんなに早くても攻略に45時間はかかります。短く簡単な道はおよそ3分ほどでゴールにつきます。長く困難な道なら○ 短く簡単な道なら×を押してください。×の場合壁に設置された手錠に二人が繋がれた時点で扉が開きます』

「五人か二人か」

「ここは五人だな」

「時間もあるし、それで良いんじゃないか?」

「ん…………」

壁をこんこんと叩いてみる。師匠の師匠は道がないなら作れって言ってたわよね。これくらいなら、楽勝ね。

「五人の方を開けましょう」

「おう」

「ああ」

開けた瞬間、私は壁に向かって、皆の毒を浴びせて溶かし、短くて早い道に入って進んだら簡単に着けた。

「ふぅ、これで終わりね」

「ああ」

「それで…………って、なんじゃこりゃッ!?」

そこに映し出されたのは、キッチンや冷蔵に沢山のテーブル。

「これ、美味しいね。おかわりちょうだい☆」

「どうぞ」

「こっちもよっ!」

「うめぇぜ。この寿司は良いもんだ」

試験をクリアーした人達がみんな楽しんで食事をしていた。

「ポンズ、お疲れ様」

「ユウキ、これは?」

「暇つぶしの料理屋だよ。あっ、メンチさんも手伝ってください!」

「仕方ないわね」

お酒もあって、飲み屋みたいな感じになっていた。というか、ベットやゲームまで売ってるし…………この人達は試験で何を…………まぁ、良いか。





 
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