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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第36話『撃墜君登場!!…中編』

 
前書き
誤字修正 2013/08/26 20:00 

 
~ツバサ~

そして次の日『撃墜君3号』を起動させた……地下の訓練室で

「えーと…ツバサちゃんこれは?」

今なのは達の前には全長20メートルぐらいの赤いドラゴンが
ジッとなのは達を見て待機している

「マルチタスクでやってるのに現実の方の勉強の進み具合が微妙だったから
もう現実の方でやろうと『撃墜君3号改』を作ってみたんだ」

「ツバサ…このドラゴンは?」

「プログラム体だよ。攻撃は全て非殺傷になってるけど気を付けてね
あと今回は防御魔法も使えるから上手く立ち回ってね」

「間違ったら?」

「防御無効ブレスで即撃墜(笑)」

「「「……………」」」

「それじゃ勉強開始だよ!!」

ボクの一声で空中に問題が表示された
ちなみにボクは別室でモニター観戦している

「これ私がわかるよ!!」

そう言いながらなのはが砲撃を撃ち
ドラゴンのHPが10から9になる

「この問題は私に任せて!!」

次の問題をフェイトが魔力刃を飛ばしながら答えて
ドラゴンのHPが9から8になった

「これわかるよー」

そして次の問題はアリシアが数十の魔力弾を放ちながら答えて
ドラゴンのHPが8から7になった
そんな感じでみんなで頑張って答えていたけど……

「これは『○○○』なの!!」

なのはが撃った砲撃をドラゴンが腕を払って防ぎ
口に魔力を溜めて行く……
空中には『不正解』と言う文字が表示されていて…

「えっと…ごめん間違っちゃったの……」

「大丈夫だよなのは…逝く時は一緒だよ……」

「次…頑張ろうね……」

『グワァァァァァ』

「「「キャーーーーー!!!!!」」」

ドラゴンのブレスによって3人は撃墜されてしまった

その後ボクが3人を回復してあげて
10分間の復習タイムの後もう1度挑戦した


「フェイトちゃんそれ違うよ!?」

「えっ!?」

「フェイトのバカーー!!」



「これは『○○』だー」

『不正解』

「アリシアちゃん………」

「姉さん………」

「ごめんなさーーいぃぃぃ」



『残り5秒』

「時間が無いよ!! 誰かわからない!?」

「私はわからないの!!」

「私も!!」

『時間です。攻撃を開始します』

「なのは!! 上から来てるよ!!」

「えっ!? キャッ!!」

「あっフェイトよそ見してたら……」

「えっ!? キャーー!!」

「そして残った私も……うわぁぁぁ!!」

『全員の撃墜を確認。復習タイム終了後再起動します』


~復習タイム中~

「なのははここからここまでの範囲をお願い」

「じゃーアリシアちゃんはこの辺をお願いなの」

「フェイトはこの辺を任したよ」



……

………


『10分経ちました『撃墜君3号改』再起動します』

「早いよ!?」

「まだわからない所いっぱいあるよ!?」

「あー…また撃墜されるのかぁ……」


その後なのは達の撃墜数が二桁になった所で
昼ご飯を食べる為に休憩をしたんだけど

「ツバサちゃん!! あれ無理だよ!!」

「せめて制限時間をもう少し長くして欲しいな……」

「問題も難し過ぎるよ~」

「ん~頑張って? 出来ればさっき作った『撃墜君4号』も試してみたいから」

「何でさらに上を作るの!?」

「今のでも十分キツイよ!?」

「ちなみに何が変わったの?」

「大きな変化はチビドラゴンの生成機能かな」

「「「チビドラゴン?」」」

「ボスであるドラゴンの子供みたいなのだよ
ボス本体の問題とは別に簡単な問題を表示させて現れるんだ
このチビドラゴンを倒さないとボスに攻撃出来ないって感じ」

「制限時間は?」

「ボスドラゴンはそのままでチビドラゴンは最初から攻撃してくるよ」

「チビドラゴンの攻撃を受けたら?」

「即撃墜♪」

「「「………」」」

「さぁご飯も食べたし頑張って『撃墜君3号改』をクリアしようね」

「わかったの……」

「頑張ろうなのは…大丈夫…なのはの事は私が守るから」

「まぁみんなまとめて撃墜されるんだけどね……」

「「…………」」


この後なのは達は4時間ほどで『撃墜君3号改』をクリアした
そして『撃墜君4号』に移ろうと思ったのだけど
3人に拒否された為『撃墜君3号改』を複数回する事にした
結果今日の19時の時点で4回『撃墜君3号改』を撃破に成功した

今はボクの家の前でなのは達は帰宅しようとしていた

「『撃墜君2号』のデータはデバイス入ったまま……
全教科に対応してるから頑張って………」

「うん。わかったの」

「テスト勉強手伝ってくれてありがとうツバサ」

「アテネ!! ちょっと早いって!? せめて家に帰ってか…るぁぁぁ!!」

アリシアは既に『撃墜君2号』をプレイ中みたいだ

「……そ、それじゃツバサちゃんまた明日なの」

「……と、とりあえず帰ろうか姉さん」

「フェイトヘルプ!! 無理!! 絶対む……キャー!!」

「アリシア…近所迷惑……」

「だってアテネが……」

ボクの家の前で騒いでいるアリシアを注意していると

『制限時間短縮……攻撃範囲拡大……』

「ちょっと!? なにしてるのアテネ!?」

『プログラム改変……』

アテネが『撃墜君2号』を改変していた

でもそれなら……

「強化なら……『撃墜君2号改』あるよ?」

『希望……』

「わかった……」

『受信確認……』

「ツバサ!! アテネ!!」

アテネが欲しがったので送信すると
急にアリシアが大きな声を上げたので

「『近所迷惑……』」

「~~~~!!」

ボクとアテネが同時にそう言うとアリシアは
口を閉ざしてプルプルと震えていた

「レイジングハート…私は要らないからね?」
『Yes my master』

「バルディッシュ…私も要らないよ?」
『Yes sir』

その隣では自身のデバイスに
自分は『撃墜君2号改』は要らないと告げていて
レイジングハートとバルディッシュもそれに了承していた

「ちょっと!? フェイトとなのはもせこ……」

それを聞いていたアリシアが2人に抗議しようとしたら
アリシアが撃墜されてから5分ぐらいしか経ってないのに

『復習タイム終了……』

「アテネ!? 絶対まだ10分経ってないよね!?」

復習タイムが終了して

『撃墜君2号改起動……』

撃墜君2号改を起動させた
どうやら早く試して見たかったみたいだ

「ちょっとアテネ!? え…制限時間短いよっ!?
しかも最初から難し過ぎ……わっ…とっ…あ……キャー!!」

『撃墜確認……』

そして1分程でアリシアが撃墜された

「……そろそろ帰るね?」

「…っまた明日なのツバサちゃん」

アリシアを無視してフェイトとなのはが帰宅すると言い

「うん……ばいばい………」

ボクもそれに返した

「ほら…行くよ姉さん」

そしてフェイトはアリシアの腕を掴んで
早く帰ろうと引っ張った

「フェイト? 私の現状わかってるよね?」

多分今アリシアは復習タイムの間に猛勉強をしているだろう……

「………」

フェイトも多分わかっているだろうけど
このままじゃいつまで経っても家に帰れないので
無言でアリシアを引っ張って帰って行った
数分後アリシアの悲鳴が遠くから聞こえたのは気のせいだと信じている 
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