魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
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第35話『撃墜君登場!!…前編』
前書き
誤字修正 2013/08/26 20:00
~なのは~
ツバサちゃんとの模擬戦を行った次の日の朝
「うぅ……」
私が目を覚ますと
「おはよう、なのは」
「うん。おはようなの」
フェイトちゃんは既に起きていたみたいで
『おはよう』と挨拶をしてきたので私も返しておいたの
そして周りを見渡してみると
ツバサちゃんとアリシアちゃんはまだ寝ていて
『すぅ…すぅ…』と可愛らしい寝息を立てていたの
(起こしたら悪いかな?)
私がそう思っていると
「私は姉さんを起こすから、なのははツバサをお願い」
フェイトちゃんはそう言った後に
「姉さん朝だよ」
アリシアちゃんを揺すって起こしていた
「うぅ…あさぁ~?」
するとアリシアちゃんは眠そうな顔をしながら
体を起こして『キョロキョロ』と辺りを見渡していたの
そして…
「ツバサがまだ寝てるから私もまだ寝るぅ……」
そう言ってまた寝ころんで目を瞑っちゃったの……
するとフェイトちゃんが
『先にツバサを起こして』って感じの目でこっちを見ていたので
仕方なく私はフェイトちゃんと同じように
ツバサちゃんの肩の辺りに手をついて揺すりながら
「ツバサちゃん朝だよー」
そう言ったんだけど
「くぅ…くぅ……」
ツバサちゃんは起きる気配が無かったの
だから私は
「朝だよ!!」
そう言って布団を引き剥がしたの
すると猫の着ぐるみパジャマ(虎猫)を着たアリシアちゃんと
パンツ1枚で寝ていたツバサちゃんが姿を現して……
「「…………」」
私とフェイトちゃんは無言で布団を元に戻したの
「そー言えばツバサ暑いからって裸で寝てたね…」
「うん……」
私達はツバサちゃんの家に学校の帰りに寄った為
お泊りに必要な物等を特に何も持って来てなかったから
服や下着など全てツバサちゃんに借りていて
アリシアちゃんが着ていた猫の着ぐるみパジャマ(虎猫)も
ツバサちゃんのパジャマの一つだったの
ちなみに私とフェイトちゃんは普通の服を貸して貰っていて
ツバサちゃん自身は暑いからとパンツ1枚で寝ていたの……
その後もツバサちゃんを起こそうと色々したけど
ツバサちゃんは起きる気配が無かったの
そこで私はふと思い出したの……
数か月前に行った温泉旅行の事を……
その時も中々ツバサちゃんは起きなくて
すずかちゃんとアリサちゃんとネオさんで
頑張って起こそうとしたんだけど
結局家に帰るまでツバサちゃんは起きなかったの
あの時は知らなかったけど
ルナちゃんがツバサちゃんだとわかった事で
起きなかった理由が前の日の晩に私達とジュエルシードを賭けて勝負していて
寝るのが遅くなったから起きるのが遅かったのだと推測出来るの
そして今回も昨日の夜みんなでお喋りしていて
寝るのが少し遅めになったから……
そう思考したあと
私はフェイトちゃんの方を向いて
『起こすのは無理』と言う意味を込めて首を振ったの…
その後私とフェイトちゃんは服を着替えてから部屋を出て
顔を洗って歯磨きをして完全に目を覚ましてから
朝食の準備をしていたネオさんの手伝いをしたの
少しすると
「おはよぉ~」
手で目を擦りながらまだ眠そうな顔をしている
パジャマ姿のアリシアちゃんがやって来たの
「姉さん着替えて顔洗ってきなよ」
そしてフェイトちゃんの言葉を聞いて
「うん~……」
返事をして洗面所の方へと歩いて行ったの
パジャマのお尻の部分に付いている尻尾を振りながら……
そして少しすると
「フェイトっなのはっおはよー!!」
元気な声で完全に目覚めたアリシアちゃんがやってきたの
ちゃんと服も着替えていて白のワンピース姿になっていた
その後、朝ご飯の準備も終わったんだけど……
「ツバサちゃん起きてこないの……」
ツバサちゃんが中々起きてこなくて
私達は朝食が並べられたテーブルの前で
椅子に座って待機していたの
「昨日は何時頃に寝ましたか?」
するとネオさんがそう聞いてきたので
「0時ぐらい?」
「うん。それぐらいかな」
「私は先に寝ちゃったけどねー」
そう答えると
「それじゃ先に朝ご飯を頂きましょうか」
ネオさんは『いただきます』と言って朝ご飯を食べ始めたの
「どう言う事ですか?」
私がそう聞いてみると
ネオさんは手に持ったお味噌汁をテーブルに置いて
「ツバサは1度寝たら余程の事が無い限り8時間は目覚めませんので
昨日寝たのが0時ならば後30分は起きてこないでしょう」
そう説明してくれた
時計を見てみると現在の時刻は7時30分だったので
ネオさんの言う通り8時間寝るのなら
あと30分は寝てるみたいなの
「それじゃあ……」
そして私達もツバサちゃんの事は置いといて
朝ご飯を食べ始めたの
~side out~
~ツバサ~
朝目が覚めると周りには誰も居なかった
時計を見てみると8時30分ぐらいで
多分みんなは先に起きてリビングにでもいるのだろう……
ボクはそう思いベットから出て服を着てリビングへと向かった
リビングに着くとなのは達はソファに座ってテレビを見ていた
そしてボクに気付いて
「あっツバサちゃんおはようなの」
「おはようツバサ」
「ツバサ起きるのおっそーい」
そう挨拶してきたので
「おはよ……」
簡単に挨拶を返して
「ツバサ朝食出来てますよ」
キッチンの方からネオがそう言って来たので
「先に顔……洗って来る………」
ボクは先に顔を洗う為に洗面所へと向かった
顔を洗ったあと朝ご飯を食べ、食べ終わってから
「それじゃ勉強しよっか」
「「「うん」」」
ボク達はテスト勉強を始めた
数時間後……
「ツバサちゃんっ!? ちょっと待っ…キャー!!」
「ツバサこんなのわかるわけが……!?」
「これならどうだ!!」
「残念!不正解!!」
「そんなぁ…ってキャー!!」
昨日と同じでテーブルを囲って
みんなで勉強しているのだけれど
今日は昨日とは違ってマルチタスクを使って
複数の勉強を同時にやっている
なのは達はよく授業中とかに授業を受けながらも
魔法の訓練をデバイスが作り出した仮想空間で行ったりしているから
今回はその魔法の訓練の箇所を学校の勉強に置き換える事により
実世界で勉強しながら仮想空間でも勉強を行うと言う感じでやっている
ちなみに今なのは達が行っている仮想空間のプログラムを作ったのはボクで
昨日5分程頑張って作ったのを先程なのは達のデバイス送った
そして今テーブルで頑張って問題を解いてるなのは達は
時々『キャッ』や『無理!!絶対無理!!』とか『ちょっとまって!?』とか
何か急に騒ぐ時がある……多分原因は……
ボクが作った
『間違ったら即撃墜』がうたい文句の
勉強用プログラム『撃墜君』が原因だと思う
名称:勉強用プログラム『撃墜君』
・プログラムを起動すると仮想空間内に意識が飛ぶ
・仮想空間内は空中の為、常時飛行魔法を発動しておかなければならない
・問題は空中に表示される(正面とは限らない)
・ついでにドラゴンも現れる
・表示された問題に答えながらでないと攻撃魔法が発動しない
・正解の時のみダメージを与えれる(10回与えれば撃破)
・不正解の場合はドラゴンのブレスにより即撃墜される
・制限時間内に答えなかったらドラゴンが適度に攻撃してくる
この場合飛行魔法で回避しながら解答を導き出さなければならない
(攻撃に当たれば撃墜される)
・撃墜された場合は10分間の復習タイムの後1問目からやり直しになる
(だが問題はその都度変わる)
・なおこの空間内は防御魔法は使用できない
こんな感じのプログラムで
なのは達は間違える度に高威力の攻撃を受けていて
実世界でその都度何か叫んだりしていた
なのは達の頭の上には魔力で出来た数字が表示されていて
仮想世界で撃墜される度にカウントが増えていく仕様で
現在
なのは :6
フェイト:4
アリシア:7
現在このようになっている
フェイトは高速機動型だから
上手く回避しているぶん撃墜数が少ないのだと思う
そんな感じで勉強を進めて行くと
まさかのアリシアが1番に撃墜君を倒して
(撃墜数15)
その後フェイトも倒し
(撃墜数9)
それに続いてなのはも撃破に成功していた
(撃墜数14)
その後お昼ご飯を食べた後
なのは達のデバイスに『撃墜君2号』のデータを送って
午後も同じように勉強をやっていった
ちなみに『撃墜君2号』は1号よりも難しい問題が出題され
さらに制限時間も短縮されて攻撃の速度も上がってたりする
「えっ!? 時間短いってぇぇぇぇ!?」
「わっ!? さっきのより速いっ!?」
「こんなのわかんないよーーってキャー!!!」
なのは達は午前よりも騒がしい……
「ほらっ仮想空間の方にばっか意識を持って行かないで
こっちでもちゃんと勉強しないと」
「いや…でもツバサちゃ…って!?」
「ツバサ…これは無理がっあるってっ!?」
「ツバサは何してるのかな?って危ないっ!?」
「ん~?今は『撃墜君3号』作ってるよ」
「ツバサちゃん!? これ以上は無理だよ!!」
「大丈夫だよ~次のは協力プレイ可能だから」
「どう言う事?」
「全員の意識をシンクロさせて同じ敵を倒すんだよ」
「誰かが答えを間違ったら?」
「当然全員纏めて即撃墜♪」
「「「…………」」」
その後3時間程で全員が『撃墜君2号』の撃破に成功した
戦果(撃墜された回数)
なのは :37
フェイト:28
アリシア:40
そして『撃墜君3号』を試そうと思ったけど
時間が微妙なので明日にする事にして
残りの時間は普通に勉強をした
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