| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第23話『テスタロッサ家に迫る管理局と銀髪君…後編』

~ツバサ~

ボク達の前に現れた十数人の管理局の武装隊の面々の中で
クロノや銀髪君ではなく少し体が大き目の人が前に出てきた

「プレシア・テスタロッサにルナ・ラクリマだな
私は時空管理局の時空艦隊アースラの武装隊隊長のエイン・K・グランバルだ
プレシア・テスタロッサは人造魔導師の違法研究の罪で
ルナ・ラクリマは危険物不正所持及び捜索妨害の罪で捕縛させて貰う
手荒な真似はしたくない……おとなしくついてきてくれないか?」

その人はこの部隊の隊長らしくそう言って来たんだけど……

「何を言っているのかしら?」

「さぁ?」

ボクとプレシアさんは呆気らかんとしたものだった
まぁなのは達は不安そうにこっちを見ていたけど

すると空中にモニターが現れて

《さっきグランバル隊長が言ったよう…》バキィ!!

リンディさんが見えた所で
ボクは不可視の気弾を放って破壊してみた
ちなみにノーモーションで
しかも魔力を使っていないので
管理局の人達やプレシアさん達には何が起きたかわからないだろう

そしてもう一度モニターが現れたので

《…あ》バキィ!!

すぐに同じように破壊したら

「あれ? この流れはルナちゃんと勝負の流れなの!」

「そうだねなのは!」

なのはとフェイトがそう言ってデバイスを取り出し
『セットアップ』の掛け声と共にバリアジャケットを纏い
レイジングハートとバルディッシュを構えた

「頑張れフェイト」

「あー私もデバイスが完成してたら参加出来てたのにー」

「アリシア今日の所は見るだけで我慢しなさい」

それを見たアルフはフェイトを応援し
アリシアは自身が参加出来なくて残念がっていて
そんなアリシアに対しプレシアさんはまた同じような事があるだろうと
『今日は』っと言って説得していた

そして管理局のモニタがまた新たに現れたため
フェイトがフォトンランサーを放ち
なのはがシューターを飛ばしたんだけど

ボクの攻撃のが速くなのは達の攻撃よりも先にモニタを破壊し
さらに他の人には見えない気弾をこの周辺に大量に散布した

するとモニタが現れた瞬間に破壊されていくと言うのが何度も起こり
ついでに幾つか飛んでいたサーチャーも全て破壊した
その光景を見ていた武装隊の方々は何が起きているのかわからず
唖然とした顔で破壊されていくモニターとサーチャーを眺めていた

しばらくすると諦めたのかモニタが現れなくなって

さっきまで武装隊の後ろで静かにしていたクロノと銀髪君が前に出てきて

「ボクは管理局の執務官…クロノ・ハラオウンだ
さっき通信モニタやサーチャーを破壊したのは君の仕業だろ?」

クロノが質問と言うより確認って感じで聞いてきたので
ボクはなのはの方を見て

「なのは何かやったの?」

聞いてみると

「私がやる前に全部壊れたの!!」

そう答えたので

「……だそうだよ?」

ボクはクロノの方を向いてそう言うと

「なのはの事じゃない!! 君の事だルナ・ラクリマ!!」

クロノは怒ったようにそう言ってきた

「あぁボクか……ん~…ナニモシテナイヨ?」

ボクがワザとらしくそう言うと

「あんなん出来んのはテメェぐらいだろうが!!」

銀髪君がツッコんできた
ボクはそれを聞いたあとフェイトの方を見て

「そうなの?」

質問して見ると

「私には出来ないかなぁ…」

フェイトは自分じゃ出来ないと答えた

まぁそれは置いといて

「それで何しに来たんですか?」

ボクはいつの間にかやって来ていたリンディさんの方を見てそう言うと

「さっきグランバル隊長が言ったように
プレシアさんは人造魔導師の違法研究の罪で
ルナさんは危険物不正所持及び捜索妨害の罪で
アースラまでご同行お願いできないかしら?」

リンディさんがそう言うと
クロノ・銀髪君・武装隊の人達がデバイスを構えて
それを見たなのはとフェイトが同じようにデバイスを構えたんだけど

「なのはにフェイト~デバイス待機状態に戻していいよ」

ボクはそう言ってなのは達を静止した

「「で、でも!!」」

2人の抗議の声は無視して

「リンディさんに言っておきますけど……」

「何かしら?」

ボクはリンディさんを見て

「まずプレシアさんは人造魔導師何て造ってませんよ?」

そう言うと

「何言ってやがる!! そこにいるフェイトこそがその人造魔導師で
昔死んだプレシアの娘、アリシア・テスタロッサの……」

銀髪君がそう言っている途中で

「私がどうしたの?」

アリシアが割って入った

「は? 何言ってんだフェイト?」

銀髪君はアリシアを見てそう言ったけど

「フェイトは私だよ?」

フェイトが1歩前に出てそう言うと

「なっ!? フェイトが2人いるだと!?」

銀髪君は驚いており

「違うって私はアリシア・テスタロッサだよー」

アリシアがそう告げた所で
管理局の人達も驚きを隠せないでいた

そしてリンディさんが

「これはどう言う事かしら?」

質問してきたので

「あーアリシアはボクが甦らせちゃいました」

ボクが正直にそういうと

「バカな!? 魔法を学ぶものなら誰もが知っている!!
時間を遡ることも死者を甦らせることも決して出来ないはずだ!!」

クロノがそう言って来たけど

「ボクなら時間を遡る事も死者を甦らせる事も出来るよ?
実際アリシアが甦ってるわけだしね」

ボクの言葉を聞いて

「でもそれはルナさんの力じゃ無くて
ジュエルシードの力じゃ無いのかしら?」

リンディさんがそう言って来たけど

「確かに21個すべてのジュエルシードがあれば
もしかしたら出来るかもしれませんね」

そう原作では9個でアルハザードに向かう為に
次元震を起こし虚数空間を出現させていた
でも21個のジュエルシードがあったらもしかしたら
アルハザードなどに行かなくても
それだけで甦らせる事が出来るかもしれない

「そうだ!! ジュエルシードはどこにある!! 君が持っているんだろ?」

クロノがそう言い

「早く渡しやがれ!!」

続いて銀髪君が言ってきて

「あれはとても危険な物なんですよ?」

リンディさんが続いた……

けれど……

「ジュエルシードならユーノが既に管理局本部に届けてますよ?」

ボクがそう答えると

「何!? エイミィ直ぐに調べて見てくれ!!」

クロノが直ぐにエイミィに言うと

『わかったよクロノ君!!』

空中にモニタが現れてエイミィがそう言った


すると隣にいたプレシアさんが

《モニター破壊しなくても良かったのかしら?》

念話で聞いてきたので

《問題ないよ。特に意味があって破壊してたわけでも無いしね》

そう…破壊していた理由は何となく!!

別に理由なんて無かったんだ
実際本気で通信の邪魔するなら
ジャミングするなり妨害用の結界張るなりすれば良いからね

そして直ぐにエイミィが

『艦長にクロノ君に白亜君…本部に問い合わせてみたら
一昨日にスクライア一族の少年が届けに来た見たいだよ……』

少し落ち込みながらそう言った

「あのフェレットモドキか……」

「あの淫獣め……」

クロノと銀髪君が何か呟いていたのは置いといて

「そう言うわけだから
ボクに掛かってたジュエルシードの不正所持だっけ?
あれは当てはまらないしアリシアの蘇生にも使ってないよ」

それを聞いたクロノが

「しかし僕達の捜査の妨害を……」

何か言ってきたけど

「えっ? 管理局って何かしてたっけ?」

ボクの一言で黙ってしまった

それもそのはず
今回管理局がした事は
・ユーノの救援申請を管理外世界の事だと後回しにして
ジュエルシードの影響で次元震が起こった為やってきた
・最後のジュエルシードの封印が終わった後に介入
・集めたのを全部寄越せと不正所持だと言って脅迫
・なのは・フェイトの戦う日にやって来て勝手に罪を付けて脅迫

うん。何もしてないって言うか……役立たずだなぁと思った

皆が黙ってしまったので

「あっフェイトに関してですが……」

ボクがそう言うと

「そうだ!! 君の件はそれで良いとしても
プレシア・テスタロッサが行った事は完全なる違法だ!!」

さっきまで黙っていたクロノがまた騒ぎ出した

けど……

「管理局のデータを調べたらわかると思うけど
フェイトはプレシアさんの実の娘ですよ?」

ボクがそう言うと

「エ、エイミィ!!」

クロノが叫んで

『調べてみたけどその子の言う通りだよ……
フェイト・テスタロッサ……
9年前にプレシア・テスタロッサと
管理外世界の男性との間に生まれたって事になってる……
その男性は既に病気で死んでしまってるみたいだけど……』

エイミィがそう説明すると
フェイトは凄く驚いてプレシアさんの方を見ていて
なのははそんなフェイトを心配そうに見ていた

するとプレシアさんが

「これでわかったかしら?
フェイトもアリシアも私の大切な実の娘よ」

そう言うと管理局側はもう何も言えなくなってしまった
そしてさっきから黙っている銀髪君は『ぶつぶつ』と

「原作と違うだと…俺が転生してきたからか?
いや…しかし……でも………」

何か言っていたけど無視することにした

「そろそろ帰っても良いですか?」

ボクはリンディさんの方を見て言うと

「1つルナさんに質問いいかしら?」

『何だろうと?』と思い

「いいですよ」

了承すると

「ルナさんは自分の魔法でアリシアさんを甦らせたと言っていたけど
その力を次元世界の為に使おうと思わないかしら?」

リンディさんはそう言ってきた

「つまりボクに『管理局に入ってくれないか?』って事ですか?」

ボクが聞くと

「えぇそうよ。なのはさんとフェイトさんも一緒に……」

「そうだぜなのはにフェイト!!
俺も管理局に入ったから一緒に頑張ろうぜ!!」

リンディさんはそう言いながらなのは達の方を見て
さらに銀髪君がなのはとフェイトを誘っていた

「ボクはお断りさせて貰います」

ボクは断らせて貰った
ボク的にはSTSまでには管理局に入りたいと思っていたけど
今入ってもAsで自由に動けなくなりそうなので拒否する事にした

するとなのはとフェイトも

「えっと…私もごめんなさい」

「なら私もごめんなさいなの」

リンディさんの誘いを断っていた

「そう言うわけなんで帰っても良いですか?」

そろそろ辺りが暗くなってきたので
もう一度帰ってもいいかと聞くと

「えぇ…今日の所はもう帰っても良いわよ…」

そう言うリンディさんの後ろで

「白亜!! 君の情報と全然違ったじゃないか!!」

「知らねぇよ!! 俺の居た未来じゃそうだったんだよ!!」

クロノと銀髪君が言い争っていた

すると

「戻るわよクロノに白亜君。それに武装隊の皆も
エイミィ全員の転送お願いね」

リンディさんがその場を収めた後
転送用の魔法陣が管理局の面々の下に現れて
リンディさん達はアースラへと戻っていき
周囲に張られていた結界は消えていったけど
コッソリとサーチャーが1つ空に浮かんでいたので
直ぐに気弾で破壊しておいた

そしてボク達は一度テスタロッサ家に戻った


テスタロッサ家に戻ると
さっきの管理局との話しで
フェイトが自分の事とその父親の話しに疑問に持っていたみたいで

「さっきの管理局の人の話しで私の生まれ方が違ったけど何でだろ?」

フェイトが不思議そうにそう言うと

「それはルナ…ツバサが管理局のデータベースにハッキングして
管理局の人が言ってたように書き換えたらしいわよ」

プレシアさんはボクがいつの間にか変身魔法を解いて
いつもの状態に戻っていたのでボクの名前を直ぐに言い直した後
事前に知らせていた通りにフェイトに説明してくれた

それでプレシアさんの言葉を聞いて

「そうなの?」

フェイトがこっちを見て聞いてきたので

「そうだよ」

ボクは肯定した


すると

「でもそれって大丈夫なのかい?」

アルフが聞いてきたので

「大丈夫。バレなければ問題ないよ」

そう言っておいた
これを聞いたアルフは

「それってホントに大丈夫なのかい!?」

驚きながらも心配してくれた


その後も色々とお話しをしていたら
なのはの携帯が鳴り響いて

「あっ電話なの」

そう言った後なのはは電話に出て

「ごめんなさいなの
うん……うん……大丈夫だよ……うん…
もうすぐ帰るの……わかったの」

少し会話の後なのはは携帯をしまって

「そろそろ帰らないといけないの……」

そう言って来たので

「じゃーボクもそろそろ帰ろうかな」

ボクも立ち上がった

するとなのはが

「フェイトちゃんとアリシアちゃんは携帯電話持ってないよね?」

フェイトとアリシアに聞いてみると

「うん。持ってないよ」

「お母さんー買ってー」

フェイトが持ってないと言い
アリシアがプレシアさんに『買って』とねだると

「じゃー明日買いに行きましょうか?」

プレシアさんは『明日買いに行く』と言ったので

「じゃーボクも一緒に買おうかな?」

ボクもコレを機に買う事にした
今まで持ってなかったのは必要無かったからだ
ネオとは念話で話すし
なのはやすずかやアリサとは……
まぁ無くても何だかんだで問題なかったので買って無かったのだ

「じゃー私も明日ついていくの」

ボクがフェイト達と携帯を買いに行く事を聞いて
なのはもついてくると言った
とりあえず明日買いに行く時間を決めて
ボクとなのはは家へと帰宅した 
 

 
後書き
まぁ…何かこんな感じで……
とりあえず無印編終了ですかね?


ちなみに今大体5月上旬ぐらいです。
設定の所に時系列表書いてるんで暇な人は見てみて下さい。

次回からは空白期で当分は日常の話しになります。


アリシアについての現在の設定少々……

デバイス…ツバサが作成中
戦闘スタイル…後衛型
射撃魔法とバインド系の魔法が得意で
大量の魔力スフィアで弾幕を作ったり
多種多様のバインドで相手の動きを止めたりする。
他に回復魔法やサポート魔法も少し使える。

備考

・バリアジャケット…考えるのめんどくさいからイノセントのと同じのでw
・フェイトと同じで変換資質…雷(電気)を持っている
・身長・体重・スタイルはフェイトと同じ
・元が5才の為子供っぽい所があるが小学3年なら問題ないと思う
・1週間フェイトと共にプレシアと猛勉強をした為
算数・英語・理科は問題ないぐらいになっているが
国語・社会は地球の言語や歴史などプレシア自体もよくわからなくて
余り教える事が出来なかったので……orz
体育は得意な方だけどフェイトやすずかには負ける


次回の話しは携帯を買いに行きます

次回『携帯買いました』 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧