魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
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第22話『テスタロッサ家に迫る管理局と銀髪君…前編』
~ツバサ~
ジュエルシードが集めが終了してから5日が過ぎた
この5日間の間は
・なのはと一緒に魔法の訓練をしたり
(地下室はまだ内緒で外で結界を張ってやった)
・念話でフェイトやアリシアと喋ったり
(何故かアリシアのデバイスをボクが作る事になった)
・ユーノが管理局本部にジュエルシードを届けに行ったり
(ユーノの気をサーチしてミッドチルダの場所を記憶しといた)
・なのはがアリサとすずかに
「もうすぐ私とツバサちゃんの新しい友達の
フェイトちゃんとアリシアちゃんが転校してくるの」
っとフェイトとアリシアの事を伝えていたり
(すずかとアリサがボクにも色々聞いてきた)
・GW明けの金曜日に銀髪君が学校を無断で休んでいたりと
(これはどうでもいいかな?)
そんな平和な日常が過ぎて行った
そして土曜日……
テスタロッサ家の面々が移住してきた
家の位置はボクの家から100mぐらい離れた所にある
少し大き目のマンションでボクの家からでも見える位置だった
ボクはなのはと共に引っ越し祝いに翠屋のケーキを持って
マンションに向かって歩いて行った
マンションに着いたボク達は
プレシアさんに念話で部屋の番号を聞き
1階のセキュリティロックに番号を入力すると
プレシアさんがロックを解除してくれて
ボクはなのはを連れてエレベータで
テスタロッサ家が住む部屋へと向かった
部屋の前に着いたボク達がインターホンを鳴らすと
ドタドタと足音が聞こえてきた後、勢いよくドアが開かれ
「いらっしゃいツバサになのは!!」
アリシアが元気よく出迎えてくれた
そしてその後ろには
「ツバサ、なのは、いらっしゃい」
「よく来たねアンタ達」
「玄関で立ち話しも何だし2人共上がって頂戴」
フェイトとアルフとプレシアさんがいて
ボクとなのははアリシアに引っ張られて中へと入って行った
中は思っていた以上に広くて部屋も結構あった
ちなみにこのマンションはペット可だから
アルフが狼形態でいても問題にはならないらしい
入居時に管理人の方に
「大きなワンちゃんですねぇ~」
そう言われていた事から
周りの人からは大型の犬だと思われているそうだ
そして、フェイト達が来週の頭から学校に通う事を聞いて
なのはがとても喜んでいたり
フェイトとアリシアが制服に着替えてお披露目したり
プレシアさんが作ってくれたお昼ご飯を楽しく食べたりと
そうな感じで時間が流れて行き
「これからフェイトとアリシアの
服を買いに行きたいのだけれど良い所は無いかしら?」
急にプレシアさんがそう言って来て
「私がお母さんとよく行く所に行くの」
なのはが答えた
ボクの場合、家に何故か色んな服が有る為
自分で買いに行ったりとかはしてなかったので
「それじゃーなのはの言う所に行こうか」
なのはの言う所に行く事に賛成して
ボク達は全員でなのはの言う服屋へと向かった…
~side out~
~クロノ~
僕達はルナが全てのジュエルシードを集めた日から
白亜に言われてジュエルシードの反応を探していたけど
「まだ反応は見つからないか?」
僕がエイミィに聞くと
「ごめんクロノ君…まだ見つからないよ……」
エイミィは少し落ち込みながらそう言った
僕は少し考えて
「……そうだ!! なのはとあのフェレットモドキに聞いてみよう」
良い方法を思いつき提案した
「なのほど…確かになのはさん達に聞けば良さそうね」
「なんで気付かなかったんだろうね…あはは……」
僕の提案に艦長とエイミィがそう答えて
「なるほどその手があったか!! やるじゃねーかクロノ」
白亜もそう答えた
この5日間で白亜とは結構仲が良くなった気がする
最初は理由はわからないが僕に対して好戦的だったのだけど
3日前ぐらいから急におとなしくなり
今ではルナを捕縛すると言う同じ目標があるため
一緒に訓練をしたり作戦を立てたりと話す機会が多かったからだ
そして僕達はなのはと連絡を取る為にサーチャーを飛ばしてなのはを探した
~side out~
~フェイト~
私は今なのはとツバサが住んでる海鳴市に引っ越してきて
なのはとツバサを新居に来て貰って色々話しをしていたら
「これからフェイトとアリシアの
服を買いに行きたいのだけれど良い所は無いかしら?」
母さんが私と姉さんの新しい服を買いに行くと言った
するとなのはがなのはがいつも服を買っている店を紹介して
ツバサも『そこに行こう』と話しが進んでいって
その間アリシアは嬉しそうな顔をしていた
そしてマンションを出てなのはの言う店がある
大型デパートへと向かったんだけど……
マンションをを出た瞬間にツバサが急に静かになった
「どうしたのツバサ?」
私がそう聞くと
「何が……?」
ツバサは不思議そうに私の方を見て首を傾げた
「えっ…え~と…さっきまでと雰囲気が違うなぁって……」
私がそう言うと
「ツバサちゃんは外だとこんな感じなの」
なのはがそう言って来たので
「どういうこと?」
そう聞くと
「何か外では目立ちたくないからって
昔から外だとこんな喋り方だったらしくて
それに慣れちゃったそうなの」
なのはがそう言い
私はツバサの方を見て
「そうなの?」
聞いてみると
「………」(・・)b
無言でサムズアップされた……
その後
アリシアがツバサの腕を掴んで
「ツバサお話ししようよー」
揺さぶりながらそう言っていて
「かえ…たぁ…らね……」
ツバサは体を揺らされながらそう言っていた
すると急にアリシアが揺するのをやめて
「う、うん…じゃー帰ってからお話ししようね」
そう言って母さんの隣に走って行った
~side out~
~アリシア~
マンションを出て
みんなでお買い物に行く事になったんだけど
ツバサの様子が何か違っていて気になっていたら
その事に付いてフェイトが聞いていて
なのはが答えてたの
それを聞いた私は無口になったツバサに
「ツバサお話ししようよー」
そういってユサユサと
ツバサの腕を持って揺さぶってみると
ツバサは揺さぶられながら
「かえ…たぁ…らね……」
何か言ってた
私は面白くなってそのまま続けていたら
《それ以上やったらアリシアのデバイスが大変なことになるよ?》
念話でツバサがそう言ってきた!?
私は慌てて
「う、うん…じゃー帰ってからお話ししようね」
そう言ってお母さんの所に逃げて行った……
~side out~
~ツバサ~
アリシアが離れてちゃんと歩けるようになったボクは
みんなの話しに軽い相槌を打ちながら
なのはの言うデパートへと歩いて行った
そしてデパートに到着して
さっそくなのはの案内で服屋へと向かう途中
おもちゃ売り場でアリシアがプレシアさんに色々買って貰っていたり
いつの間にかフェイトが迷子になっていて
放送で呼び出されて迷子センターに迎えに行ったり
なのはが道に迷って中々服屋に辿り着かなかったりしたけど
なんとか服屋までやって来た
なのはオススメの服屋は
結構広くて色々な服が置いてあった
ボク達は子供服売り場へと直行した
ボクがのんびりと服を見ている間
フェイトとアリシアは試着室で
プレシアさんが次々と持ってくる服に
何度も着替えさせられていた
途中からなのはも色々服を持っていって
「フェイトちゃんアリシアちゃんこれも来てみるの」
フェイト達に着替えさせていた
ボクはそれを眺めていたら
外から微かな魔力反応を感知したので
ボクは直ぐにその魔力反応が何なのかを
白眼を使って見てみたら
サーチャーがうろついていた……
多分管理局か銀髪君のだろうとボクは思い
適当に服を取って試着室に入り
変身魔法を使った……
すると髪の色は青から黄緑になって
髪型はストレートからツインテールになり
目元にはバイザーが付けられ
ネオとユニゾンした時のルナの状態になり
とりあえず取ってきた服に着替えた
試着室を出る頃にはサーチャーは直ぐ近くまで来ていた
ボクが試着室から出ると近くにいたなのはが
「えっ!?どうしたのツ…」
驚いた後にボクの名前を呼ぼうとしたけど
「あら? ルナもその服似合ってるわね」
プレシアさんが間に入ってボクの事をルナと呼んだ
「そう? ありがと♪」
ボクはプレシアさんにそう言いながら
近くまで来ていたサーチャーに向かって
不可視の気弾を放ってサーチャーを破壊した
「さてと…多分管理局かな?」
ボクがそう言うと
「えぇそうね。見つかっちゃったけど大丈夫かしら?」
「大丈夫でしょう
既にジュエルシードはユーノが管理局本部に届けていますし
アリシアに関してはボクが生き返らせたで良いし
フェイトに関してはプレシアさんの本当の娘って事になってるから」
ボクがそう言うと
「どう言う事かしら?」
プレシアさんの問いに
「ユーノがジュエルシードを管理局本部に届けに行った時
ユーノの気を探ってミッドチルダに転移して
そこで管理局のデータベースにハッキングを掛けて
テスタロッサ家のデータを少し弄って
フェイトは9年前にプレシアさんが生んだ事にしました
あぁ父親については不明と言う事にしてます」
ボクがそう答えると
「それなら大丈夫そうね」
プレシアさんがそう言ったので
「それじゃ買い物の続きでもしますか」
ボクがそう言った所で
試着室からフェイトとアリシア出てきて
「あれ? ツバサどうしてルナの状態になってるの?」
「ツバサなんで?」
ボクがルナの状態になっている事に疑問に思っている2人に
「ん? あぁ気にしないで
ちょっと管理局のだと思うサーチャーが来てただけだから」
ボクがそう言いながらバイザーを外すと
「あっツバサの話し方がいつも通りになった」
「ツバサいいの?」
「まぁいつ管理局の人が接触してくるかわからないから
今日はこの格好で喋り方ももいつも通りでいくよ
この状態なら周りから見ても
パッと見じゃボクだってわからないだろうからね
あっフェイト・アリシア・なのはに言っとくけど
この状態の時はツバサじゃなくてルナって呼んでね」
「「「うん。わかった(の)(ー)」」」
3人の返事を聞いた後は
またフェイトとアリシアの服の着せ替えを始めた
ちなみに今回はボクも一緒に参加している
一通りフェイトとアリシアの試着が終わったら
プレシアさんが大量の服を購入していた
大量に購入した服はプレシアさんがデバイスの中にこっそりと収納していた
ボク達がデパートから出た時には
思っていたよりも時間が経っていたみたいで
空がほんのり赤く夕焼け空になっていた
ボク達はとりあえず
テスタロッサ家に向かって歩き出したんだけど……
「「えっ結界!?」」
「へぇ~これが結界かぁー」
「あぁやっぱり来ましたね」
「えぇめんどくさいわねぇ」
ボク達がそう言っていると
目の前に十数人の管理局の武装隊の人達が現れた……
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