問題児たちが異世界から来るそうですよ? ~無形物を統べるもの~
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プロローグという名のオリ主紹介
前書き
タイトルにあったようにオリ主がどんな人かが解る・・・と思います。
ある冬の日、俺『寺西 一輝』は家のベッドの上でラノベを読んでいた。
最近、バイトで入ったお金を全てつぎ込んだので、相当な量である。
冬休みだからもうすでに五日間ずっと読んでいる。
今日もすでに読み始めてから十二時間、さっき高校の同じクラスの知り合いにメールで言ったら、『少しは家から出ろ。』と言われた。気にしない。
種類を問わず、読書が好きな人はわかってくれると思う。
「あーあ、どうして人間は睡眠をとらないといけないんだろう。
早くこのラノベノ山を読みきって、面白いことを探しに行きたいのに。」
自分で買ってきておいて、勝手なものである。それに、お前ならとらなくても問題なく動けるだろ、一生でも。
「この場所にいながら何か面白いことないかな~」
あるかんなもん。どっちか片方を選べ。
「よし。全部持って出かけよう。」選ぶ気なしだ。
と言うと、一輝は何もないところをふすまを開けるようにして『空間に穴を開けて』そこに既読、未読問わず持っている本を全て入れた。
そしてそのまま、今読んでいる本と携帯、ICレコーダーを持ち、ICレコーダーの予備の電池をざっと千本ほどとり、それもさっきのように『空間に穴を開けて』そこにしまった。
一輝はたまにものすごく慎重になる。どれくらいかというと、慎重の度が過ぎすぎて、周りが何も言わなくなるほどだ。
そして持ち物が全てそろったので出かけるために部屋から出ようとした。
否、正確には、『出かけようとした』である。
なぜなら、いざ家を出ようとしたら急に窓から手紙が入ってくるのを見たからだ。
「え、うそ!? なにこれ、スッゲー面白い!!」
その手紙をつかみ、裏返してみてみるとそこには『寺西一輝殿へ』と達筆で書かれていた。
「あれ、俺宛だ。」
少し驚いた。ほかの人宛で、それを読んで楽しむなり、誰かに届けるなりする気だったからだ。
「こんな届け方をするような物好きな知り合いはいないと思うんだが……まあいっ
か。面白い事態なのは変わらないし。」
そういうと、一輝は封を切り、中身を見た。
すると中にはこうかかれていた。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能を試すことを望むならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界のすべてを捨て、
我らの“箱庭”に来られたし』
「んな事を言われてもな・・・財産は全部持ち歩いてるし、そもそも行き方・・・」
とぼやいていたら、急に場所が空に変わった。
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「うお!?」
「わっ」
「きゃ!」
空にいたほかの三人と一輝は同じ感想を抱いた。
《呼び出したやつ・・・絶対に絞める。》
後書き
感想、意見、誤字脱字待ってます。
当分の間は、二日に一回、17時ごろに更新の予定です。
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