FAIRY TAIL〜黒き妖精王〜
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2話 鉄の森《アイゼンヴァルト》と妖精王
前書き
どうしてこうなった(内容的に)
「レイン、今回はマスターが居られないがランクはどのくらいまで解放するんだ?」
すると
「ランク?」
とルーシィ
「そうか、ルーシィちゃんはまだ俺の事よく知らないのか。教えてあげるよ。俺は魔力の量は途轍もなく多いんだ。規制を無しにすると周囲の生命体に影響がでるくらいのね。」
「そ…そんなに…?」
やっぱ引くよね…
「で、俺は自分の魔法で造った道具で魔力を抑えているんだ。ちなみにコレね。」
そう言って俺が見せたのは腕についている合計10個の黒いリング
「俺はこれを魔封環と呼んでいる。試しに付けてみ。」
「こうかな…って、え⁉何…コレ…魔力が…抜け…て…⁉」
「はははは!やっぱそうなった。」
と楽しそうに笑うグレイ
「こらグレイ笑うな。またお前にも着けてやろうか?」
「いえ、辞めておきます。」
「それならよろしい。じゃあルーシィちゃん筈すよ。」
「ハァ…ハァ…あれ?魔力が戻った?」
「これが魔封環の能力さ。で、これで俺は魔力を抑えているんだ。そして、ランクって言うのはこれをどこまで外して使うかを意味している。つまり今回は2つまで外すかもしれないってことだ。」
「こんなのを10個も着けて平気って……そう言えば、思ってたんですけど、レインさんの魔法って一体…」
「ああ、俺の魔法は欲望の造形魔法ってんだ。簡単に言えば自分の好きな能力を持った物を造る事ができる魔法。まぁ、それなりの物を造ろうとすれば時間はかかるけど、簡単なのだったら今でも造れるよ。確か、ルーシィちゃんは星霊魔導士だったよね?」
「は、はい!」
「なら……よし、こうしよう。欲望の造形魔法…星々の地図」
現れたのは12個の星座の紋章が描かれた地図だった。
「これは?」
「これは黄道12門の鍵が今ある場所を表示する地図だ。」
「へえー。あ、本当だ私たちのいるところにも反応がある!」
「これには何の意味があるんだ?」
「………それはそうと…ナツは相変わらずだな…」
話を切り替えたレイン。その視線のさきにはドヨーンとした空気を纏っているナツ。彼は乗り物全てに弱いのだ。
「ナツしっかりしろ。そろそろ着くぞ。」
(電車内でのエルザ達とのやり取りカットします。)
「うぇっぷ…」
「よーし、全員いる……な…あ!ナツが居ない。」
「「「ナツを忘れて来たー!」」」
「これは私のミスだ!私を殴ってくれ!」
とエルザ
「セイヤッ‼」
するとレインが殴った。それも全力で
「グフゥ⁉」
当然の様にエルザは延びてしまった……
「やりすぎー⁉」
「ああ、レインに任せりゃ大丈夫だよ。」
「グレイ…俺に頼るのは辞めてくれよ……」
「お前のせいなんだからお前がとりあえず治せよ。」
「あーもー、分かったよ…換装双蛇の杖」
現れたのは緑色の体に白い羽の生えた二匹の蛇が巻きついた杖だった。
レインはそれを気絶しているエルザにつきたて
「治療」
の言葉と同時に緑の光がエルザを包んだ
「んむ…むぅ…」
「おい、さっさと起きろ」
「ふぅ…やりすぎでは無いか?…」
「………さて、俺はナツの所に行ってくるよ。」
「え⁉」
「さっさとあのバカを連れ戻して来てくれよ。」
「え?え?」
「私たちは魔導四輪で追いかける。」
「話についていけないのは私だけ?」
狼狽えているルーシィ
「ちょっくら行ってくるわ。換装商神旅行」
フォン
「消えた⁉」
「今のはランク1の道具だな。あれは確か…自分の行ったことのある場所に行ける道具だったか」
「……あの人だけで良かったんじゃ無いかなあ……」
「ねえ俺たちが妖精の尻尾のこと何て呼んでるか分かる?…妖精だよ妖精」
ナツを挑発している男はカゲヤマ鉄の森のメンバーで封印を解除する解除魔法に長けている魔導士だ。その他にも影を操る魔法を使う。
「何…だと…⁉燃やしてやるー……うぷ…」
ナツは両手に炎をまとったがすぐに酔い炎が消えてしまった。
「ギャハハハハ!なんだよそれ!魔法ってのは…こう使うんだよ!」
するとカゲヤマの影が伸び握り拳を作った。そしてそれはナツを殴り飛ばした。
すると突然
ファン!
「な、何だ⁉」
「おー居たいたナツ、サッサと帰るぞ〜」
現れたのは黒髪にギルドの紋章の付いたフードがあるコートを着た男だった。そう先ほど商神旅行でエルザ達の目の前から消えた男ルイン・クライスだ。
「魔法はこうやって使う…ねぇ?なら俺と勝負してみるか?」
「お前も妖精の連中か!くらえ、シャドウナックル!」
※シャドウナックルは先程ナツに使った魔法です。正式名称ありましたらご指摘お願いします。
「影か……ふん!」
バシッと言う音と共にシャドウナックルは消え去った
「なっ⁉」
「その程度?鉄の森って」
「調子に…乗るなあああ‼シャドウナックル・ガトリング!」
(やれやれ…1発でダメだったから手数で攻める……安直過ぎるな)
「換装…影縫…よっと」
ヒュンヒュン!
ザクッザクッ!
レインの手には10本ほどの針が握られていた。レインジャンプしてそれを投げてカゲヤマの魔法ごと地面突き刺した。
「何⁉魔法が…使えない⁉」
「そいつは本来は地面に影を縫い付けて影の持ち主の行動を封じる道具だ。勝負ありだな。今度こそ帰るぞナツ。」
そしてレインはナツの首根っこを掴み……
ガッシャアアアン‼
窓の外へ放り投げた。
「うわああああ⁉」
「とりあえず…バイバイ♪」
そしてレインも同じく窓から飛び出したその先には
シュタッ
「ナイスタイミングだエルザ」
エルザの乗る魔導四輪があった。
「何で投げるんだよレイン…っぷ」
「あ、あのアイゼンヴァルトの奴尋問しときゃ良かった」
「あいつらはララバイを使って集団殺人を行う気だ!急がねば!」
「エルザあんまり飛ばすと肝心な時に魔力が尽きるぞ。」
「私が倒れてもお前達が居るだろう?」
「ああ、俺なら余裕だな。」
「俺も居るぞ…っぷ」
「微力ですけど私も!」
「おいおい、俺を忘れんなよ!」
「あ、いたのか変態」
「今変態って書いてグレイって読まなかったか?」
「キノセイダヨキノセイ」
「おい⁉」
「おい、少し飛ばすぞ!」
本日の被害額
列車窓及び窓枠
カゲヤマの壊したイス
影縫によって空いた穴
総額200万ジェニー
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