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ソードアートオンライン アスカとキリカの物語

作者:kento
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アインクラッド編
  回想――別れ

 
前書き
どうも、大変更新が遅くなりました・・・・
ようやく、追想編が終了です。
なんか・・・・原作を適当に少し変えるだけのつもりだったのに・・・・気づけばえらい文章がかさんでしまいました。
まあ、楽しんでいただければ幸いです

どうぞっ! 

 
「せああっ!!」

モンスターのクリティカルポイントである首。そこを渾身の力で振るった剣先で跳ねとばした。
ギガアッ、と悲鳴を上げて首が飛んでいく。

その一撃でHPを全損した敵の死に様に目もくれず、キリトは振り返り様に3連撃ソードスキル最後の一撃を使い、同じく弱点である心臓の位置を正確に貫いてもう一体の息の根を止めた。

ソードスキルに科せられた硬直時間中に背後からどかっ、と殴られて不快なしびれが体中に駆けめぐる。
キリトは自分のHPが黄色に染まったのを視界の端で捉えた。

だが、目に映る他の4人――――サチ、ダッカー、テツオ、ササマルらのHPはすでに赤色に変わっている。
自分のHPの残量など気にしている暇すら惜しい。

「邪魔だっ・・・・!!」

背後から攻撃を仕掛けてきていた敵も一撃で切り伏せると、現状使える最多連撃数の5連撃ソードスキルで5匹のモンスターを殺す。
またしても技後硬直に攻撃を受けそうになるが、背後から迫ってきていた棍棒のような武器を体術スキルの単発足技、〈尖撃〉で跳ね返した。

異なる武器カテゴリのソードスキルは技後硬直を無視して発動できることは実証済みだ。
けれでも、このことはあまり多くのプレイヤーに広まっていることではない。
自分の手の内を晒したくないので、人目のある場所で使う機会はなかったが、

そんなことを気にする余裕すらなかった。

何匹かのモンスターが4人の方へと向かっていくのを視認したキリトは瞬時に剣を振りかぶった。

「はああっっ!!」

裂帛の気合いの声と共に剣を地面へと叩きつけた。
片手剣カテゴリには数少ない移動阻害系ソードスキル〈セレーション・ウェーブ〉が発動。
ノコギリ歯のような波動が円形に広がり、動いていたモンスターの足を絡め取る。

相手の動きを止めることを目的とした技でありダメージは大したことがないが、圧倒的レベル差のおかげだろう。
モンスターたちのHPは一気にイエローゾーンまで割り込んだ。
そして、攻撃を受けたことによりタゲがキリトへと移った。
振り返ったモンスターが各々得物を持ち、キリトへと襲いかかってきた。
他にも何十匹ものモンスターが四方八方から接近してくる。

「さっさと・・・・・・消えろっ!!」

全方位から襲いかかってきた敵にキリトも剣にライトエフェクトを纏わして応えた。




「これで・・・・・・終わりだ・・・・っ!!」

目の前に残っていた1匹の心臓部分をキリトの剣が深々と貫き、殺した。
ギャアッ! と短い悲鳴が敵の口から発せられ、体が幾万もの破片へと変わり消滅した。

それで最後だった。
戦闘は20分近く続いて、そこで終わった。

「はあ、はあ・・・・・・・」

最後の1体をポリゴン片に変えたキリトはもう一度注意深く部屋を見渡して敵がいないことを確認してから緊張の糸を解いた。
20分、という時間は戦闘において決して長くはない。
が、キリトにはその数十倍の時間戦っていたような極限の疲労が襲った。

全てのモンスターに対して限界まで威力をブーストしたクリティカルポイントへの攻撃による一撃死。それが必要不可欠な状況だった。
極限まで思考をアクセラレートして、それを実現した代償としてかつてないほどの倦怠感に襲われた。

部屋に1匹たりともモンスターが存在しないことを遅まきながら体も理解したのか、その場に崩れ落ちた。

サチ達4人も同様だった。
床に座り込み得物を手から落とし、4人で背中を支え合い激しく肩で息をする。
キリトは単身モンスターの大群に突っ込んだのに注意域に割り込んだところで止まっているのに対し、4人は全員危険域であるレッドゾーンまでHPを減らしていた。

今までのとは比べものにならないほど、死に近い戦いは幸運なことに1人の犠牲者も出さずに済んだ。
だが、両手を挙げて喜べる者などいなかった。

「・・・・・・すぐにこの部屋から出て転移結晶で帰ろう」

キリトの言葉に4人とも二もなく頷いた。

正確には、フィールドを歩いて帰る気力どころか、言葉を発する元気が、残っていなかった。







「ありがとう、キリトっ! みんなが生きていたのはキリトのおかげだ・・・・!」

1人宿屋で待っていたケイタが、事の顛末を全て話し終わった後にキリトに最初に発した言葉は感謝の言葉だった。


新しいギルドハウスの鍵をテーブルに載せて帰りを待っていたケイタは、サチやダッカーが期待していた意味とはだいぶ異なるが、かなり驚いたような顔をした。
まあ、念願のギルドホーム購入達成の日に、ありえないほど疲れ切った表情――サチに至っては顔面蒼白――だったのだ。
驚くな、と言う方が無理な相談かも知れない。
絶望的な状況から全員が無事に帰還できたことにギルドリーダーであるケイタは泣き笑いのような表情を浮かべた。

落ち着いた4人もようやく生き延びた事への実感が湧いてきたのだろう、大げさなほど謝礼をキリトに述べる。
いや、大げさであると言うことはない。
なぜなら、キリトは間違いなく、あの状況において4人の命の恩人なのだ。

だが、感謝されたキリトの顔に笑顔が伺えることはなかった。
かわりに甲高い絶叫が宿屋に響いた。

「なんでだっ!!」

その絶叫はケイタを除く4人へと発せられた。

「なんで、ケイタに無断であんな危険な場所に向かった!? あの階層はトラップ多発地帯だ。なんで・・・・なんで宝箱を開けたんだ!?」

キリトの急変した態度にしどろもどろとなりながらもダッカーが答える。

「お、俺たち・・・・レベルも上がってきたし、あの場所なら余裕だろうって・・・・トラップが多くある場所だってことも知らなかったし・・・・」
「知らなかった、じゃ済まないだろ! わたしがいなかったら今頃・・・・」

その続きは言葉にならなかった。
言ってしまったら現実に起こってしまいそうで怖かったのだ。

「き、キリト・・・・・? どうしたの――――」

恐る恐るといった様子でキリトの表情を窺いながら問いかけたサチが言葉に詰まった。

キリトは目に涙を浮かべていた。
そんなことこの世界にやってきてから一度もなかった。
サチがキリトに涙を見せたことは何度かある。だが、逆はこれが初めてだった。

「ケイタ、だいぶ前のことだけど、覚えてる・・・・? ケイタが攻略組に必要なのは意志力だって言った時のこと」

キリトの態度に驚いた様子のケイタだったが、頷く。

その会話はまだキリトが〈月夜の黒猫団〉のレベリングを手伝うことになってから数日後の時だった。
安全地帯でサチお手製の弁当を食べながらケイタが語ったのだ。

「確かに・・・・下層で怯えているプレイヤーのために戦いと思うケイタの意志が間違っているわけじゃない。でも―――」

そこでケイタだけでなく全員に向けて伝えるかのように視線を回したキリトが続きを口にする。

「―――でも、攻略組にとって、最前線で生き残るために最も必要なのは、他人のために戦う意志力でもないし、プレイヤーとしての技術でもない。本当に必要なのは、情報。どこで戦えば効率が良いか、どの場所が危険か・・・・そういった情報を手に入れることが何より大事なんだ・・・・」

誰もがキリトの言葉を聞き入る。
だが、キリトは彼らに言いながら、自分自身にも言い聞かせていた。


―――――違う。
彼らが悪いんじゃない。
悪いのは・・・・罪を負うべきは自分だ。
彼らを死の危険に追い込んだのは自分だ。
そう、糾弾する声がキリトの奥底に生まれた。

自分は必要な情報を教えず、それでいて不用意にレベル上げだけに付き合っていた。
彼らに尊敬されて、彼らを助けて、彼らを守って。それで優越感に浸り、ビーターであることから目を背けて、満足していたのだ。
きちんと彼らにも情報を分け隔て無く公開していれば、今回の事件は未然に防げた。
いつも通り、安全な狩り場でコル稼ぎをしていただろう。

そうだ。分かっていたことのはずだった。
ビーターである自分がなぜ圧倒的なレベルを保持できているか。
それは、第10層までの完璧な情報を所持していた事による非ベータテスターの追随を許さないスタートダッシュのおかげではないか。
プレイヤーとしての技術に大きな差などない。
あるのは情報量の違い。

ディアベルは事前に〈刀スキル〉の存在を知らなかったせいで、死んでしまった。
第2層ボス戦では、ベータテスト期間では存在しなかった新たなボスによってアスカと共に一度は死の淵に陥った。
他にも多くのプレイヤーが情報不足で死んでいく様を見てきた。

そのことを同じ攻略組として一番近くで見てきていたはずなのに、同じ失敗を繰り返そうとしていたのだ。
彼らを糾弾する権利など・・・・・・あるわけもない。



「・・・・わたしの、わたしのせいだ」

ポツリ、と呟く。

「違う、わたしだ。悪いのはダッカー達じゃない。ちゃんと・・・・情報を教えていたら・・・・・・わたしが・・・・そしたら・・・・」

支離滅裂な言葉を呟く。
震えた声が響き、それに応えるようにケイタやサチが口を開いた。

「いや、キリトが悪い訳じゃないよ。僕らだって、ちゃんと情報を調べなかったんだ」
「キリトは1人で私達を助けてくれたんだよ? そんなに自分を責めなくてもいいよ」

そうだよ、とササマル、ダッカー、テツオも、キリトへと口々に慰めの言葉をかけてくれる。

嬉しかった。彼らの優しさが。
同時に、またしても彼らの優しさにすがっている自分に失望した。
彼らを死に陥らせそうになったのは、自分だ、と暗い声が脳内に響く。

しかし、キリトがそれ以上自分を責める言葉を言う機会はなかった。

せっかくギルドホームが買えた日にこれ以上場の雰囲気を悪くするべきではないことぐらい、全員が理解していた。
少し無理矢理だったが、テンションを上げたダッカーやササマルが暗い雰囲気を打ち消した。それに全員が乗っかる。
ケイタやテツオがツッコミを入れながら、全員で宿屋を出てギルドホームへと向かった。
キリトも一旦自分の感情を心の内にしまい、一番後ろで足を進めた。



多少ぎこちなかったものの、ギルドホーム購入お祝いパーティーは上手くいった。
宿屋を出た当初は会話も少なかったが、やはり新居を購入できたことはギルメンのみならずキリトも嬉しかったからだろう。ギルドホームに入った途端、全員が破顔した。
今日はこちらが出す、と言って聞かなかったので、キリトはご馳走される側だった。
普通はお祝いする側の自分が奢るべきだろう、と考えていたが、サチ達の勢いに押されて諦めた。
いつもより数段テンションの高いダッカーやササマルに、めずらしくノリ良く合わせたテツオとケイタ達男性陣を見てサチと2人で呆れながらも笑い、楽しんだ。

本当に心の底から楽しい、と思った。
同時にキリトは〈月夜の黒猫団〉5人の笑っている姿を見て、ある1つの決心をしていた。





〈月夜の黒猫団〉の新居として構えられた物件は2階建てだ。1階にリビングなどがあり、2階には各人の部屋がある。
キリトはその2階の部屋の1つ、サチの部屋に泊まっていた。

すでにサチは就寝しており、明かりは消してある。
薄暗い月光の光がサチの顔を照らす。
すうすう、と規則正しく小さな寝息を立てながら寝ているサチの顔を見る。
横で寝ているサチは極限まで死に近かった戦闘のせいで疲労が貯まったせいだろう。
いつもより深い眠りに落ちたようで、キリトが髪の毛を撫でる程度では起きそうにない。

「おやすみ・・・・サチ」

キリトは伝わってないと知りながらも言葉を口にして、ベットを抜け出し、そっと部屋の扉を開けた。

「ごめん・・・・」

ポツリと洩らした謝罪の言葉だけが部屋に残された。


足音を殺しながら〈月夜の黒猫団〉のギルドホームを抜け出したキリトは外からその新居を見上げた。
木造建築然とした建物は彼らのアットホームさを反映したかのように、居心地のよさそうな雰囲気を醸し出している。
今しがた部屋を抜け出してきたキリトにもう一度足を引き留めるほどの引力を持ち合わせている。

2階建てのホームは5人用としてはかなり大きいだろう。
ケチくさいギルドなら10人くらいで住むかもしれない。
いや・・・・現に1つ部屋が余っているのだ。
個人用の部屋は6部屋。総ギルドメンバー数より1つ多い。
それが誰のために残されている物か・・・・・・キリトは、思い上がりではなく、確信で分かっていた。
それでも、その部屋を使おうとせず、サチの部屋に泊まった。

キリトはもしかしたらこれが最後かな、なんて思いながら踵を返した。
転移門まで1人で歩く。
既に現実世界では夏前だ。夜遅くでも寒くはない。暑い、の方が適切だろう。
しかし、なぜか体を通り過ぎていった風を寒くキリトは感じていた。

転移門に辿り着き、

「ゴメン・・・・サチ・・・・」

もう一度、そう呟いたキリトは最前線第24層の主街区の名を告げた。







次の日。
アラームをかけ忘れていたサチは、部屋をノックされ、声を掛けられたことにより目を覚ました。

「サチー。起きてるか?」

声の主はケイタ。
慌ててベッドから跳ね起きて、意識を覚醒させた。

「う、うん! 入っても大丈夫だよ」

がちゃり、と音を立ててケイタが部屋に入ってきた。
パジャマ姿のままであるが、ギルドメンバーなら気にする必要もない。
宿代をけちっていた時などは、同じ部屋に全員で寝たこともあるのだ。

「どうしたの?」

心地よく寝ていたサチは明るめの口調で訊ねた。
すると、対照的にケイタは少し表情が暗い。

「サチ・・・・キリトがどこにいるか分かる?」
「えっ・・・・と・・・・」

そこで、ようやく昨日の夜同じベッドに入っていたはずのキリトが部屋にいないことにサチは気づいた。
嫌な予感がする。全身の毛が泡立つ。

「どうしたの・・・・?」
「キリト・・・・メッセージ送っても返ってこないし・・・・フレンド追跡しても所在が分からないんだ」
「そんな・・・・」
「サチは昨日何か聞いてない?」

首を横に振る。
昨日はヘトヘトでろくに会話もせずに寝たのだ。
話すどころか、おやすみ、の一言すら言った記憶がない。

「やっぱり、キリト・・・・昨日のこと気にしてるのかな・・・・」
「・・・・多分、そうだと思う」

と言うより、それしか考えられない。
サチの脳裏には、怒り、涙を目に浮かべ、自分を責め立てたキリトの顔が浮かぶ。

違うのだ。あれはキリトが悪いことではない。
悪いのは、自分たちだ。
キリトが気に病む必要など、ありはしないというのに・・・・・

「取り敢えず、僕たちは最前線の街の方に向かうから、用意ができたらサチも来て」
「分かった」

ケイタが部屋から出た後、サチはすぐさま追いかけるべく、着替えようと思った。
ウインドウを開く。
そして、それに気づいた。

「これ・・・・」

キリトとサチの間で作った、二人だけのアイテム共通タブ。
そこに見知らぬアイテムがあった。

「記録結晶・・・・?」

呟きながら、オブジェクト化。そして、軽くタッチすると、ふわり、と浮かび上がったそれからキリトの声が聞こえた。




おはよう、サチ
よく眠れた?
・・・・って、わたしが聞くのは変かな・・・・

勝手に部屋を抜け出して、行方を眩まして、ゴメン
みんなに心配をかけるって分かってたけど、面と向かって言える勇気が無かった
だから、これに録音することにした
サチがこれをケイタ達に聞かせるかは任せるよ

わたしは《月夜の黒猫団》のみんなに仲間に誘われて、ギルドに入らないかって言われて、嬉しかった
〈ビーター〉であるわたしを受け入れてくれて、嬉しかった
一人で宿屋で食事をしている時より、サチの手料理をみんなで笑いながら食べている時のほうが楽しかった
みんなに、サチに頼ってもらえて、初めてレベリングばかりしてきた自分が誇らしかった
初めて出会った時、守れてよかったって思えた

前線じゃ女性プレイヤーであることを隠して生活しているから、サチみたいな女性プレイヤーと話したりすることもなくて・・・・
こっちの世界で初めて攻略を抜きにした友達が出来て
一緒に話して、ご飯食べて、狩りに出て
きっと前線にいないプレイヤーにとっては当たり前のことなんだろうけど、そんな当たり前の生活が本当に、楽しかった

でも・・・・いや、だからこそ、ごめん
わたしは一緒にはいられない

サチ達と一緒にいたら、わたしは弱くなる
仲間に頼って、今の強さを保てなくなる
それは、この世界では死と同義なんだ

わたしが死ぬだけなら良い
けど、サチ達まで危険に晒すわけにはいかない

昨日の事件、わたしがちゃんと情報を教えいたら未然に防げた
あんな怖い思いをみんなに味あわせることにもならなかった
わたしのせいでみんなが死ぬのには耐えられない

ごめん
こんなの言い訳だ
本当はわたしが怖いだけなんだ
みんなの命の責任を負う覚悟がないだけ

けど、もう一度、ちゃんと考えて欲しい
〈月夜の黒猫団〉全員で
命を失う危険がある前線に、攻略組に参加するのかどうか
わたしがいない状況で、もう一度考えて欲しい

・・・・・・ごめん、そろそろ時間がなくなりそうだ
やっぱりもう少し長く録音できるやつを買えば良かったかな・・・・
まあ、言いたいことは殆ど言えたからいいかな

・・・・じゃあ、最後に

わたしは〈月夜の黒猫団〉のみんなと出会えて、短い時間だけど一緒に戦えてよかった
ありがとう
さよなら

またみんなが攻略組を目指すのなら、またその時に会おう






サチは〈月夜の黒猫団〉のみんなに記録結晶のことは教えず、メッセージでキリトから伝言を預かっていると嘘をついた。
そして、〈月夜の黒猫団〉はキリト抜きでも攻略組を目指すことをもう一度誓った。

そんな時、前線ではアルゴを経由して凄まじい量の第24層迷宮区マッピングデータが攻略組に提供された。
次の日には無事、フロアボス攻略に成功。

それが、キバオウ率いる〈アインクラッド解放隊〉が壊滅する2週間前の出来事だった。



キリトとサチ。
2人が再会したのは、それから約半年後のことだ。
 
 

 
後書き
いかがでしたか?

正直、最初はキリトにサチの代わりに記録結晶を使わせたいなーなんてネタが浮かんだだけでした。
それをやりたかったので、個人的には満足です。
まあ、展開が雑だ、と自分でも思っているのですいません・・・・。


ところで、疑問なんですが。
サチや〈月夜の黒猫団〉メンバーの本名や年齢って情報として公開されているでしょうか?
個人的に少し調べてみたのですが、見つかりませんでした。
誰か、知っている人がいるなら教えていただけたら幸いです。

次からようやくボス戦に向けた話です。

それではっ!

 
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