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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー

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5-2

 あの日、伊織利さんが帰った後、姉ちゃんが

「まっさか マオが伊織利さんとねぇー いつの間に・・・びっくりだよー おまけに同じ大学なんてー ねぇ 同棲でもするの?」

「織藻! なんてことを・・・ あんた へんなこと言わないでよねー マオちゃんは そんな子じゃぁありません」と、だけど、お母さんも複雑だったのだろう 心配の種には違いなかったと思う。

 私は、4.5日だけで、バイトがあるからと大学に戻ると伝えていたので、同じように伊織利さんと、一緒に帰ることにしていた。駅で待ち合わせて京都駅に、新幹線と宇都宮ラインで戻って来て、着いた時はもう夕方だったので、一緒に晩ご飯を食べようとなって、その日も暑かったので、ソーメンと出来合いの天ぷらをスーパーで買って、伊織利さん部屋に行った。

「なぁ 一応 ウチにも真織のお母さんにも挨拶したんだから、二人が付き合っているのは、公認みたいなもんだろう? もう 俺のこと さん付けじゃぁなくて イオでいいよ 俺も マオって呼ぶ もっと 近づこうよ」

「う うん まぁ 段々とね いきなりって 恥ずかしいみたいなー」

 抱きしめられて、キスをしていて、しばらくすると私の歯の間から舌が潜り込んできた時、私はそれに応えて絡ませていると、手が私の胸を包んできていて、もう片方の手は私のお尻を撫でるように引き寄せてきて・・・私は、お尻の手を遮るようにして

「いゃ これ以上はダメ! おばさんも 節度を持ってってー」

「節度無いかい? 抱きしめてるだけだよ」

「だってー だってね 引き寄せられると・・・ あのね 伊織利さんのが あたって わかるんだものー 恥ずかしい・・・おかしくなるぅ」

「あっ そうか そーなんかぁー マオでも 想像してしまうんだぁー」

「もおー 意地悪!」と、身体を離して、伊織利さんの胸を叩いて、下を向いていたら、もう一度、引き寄せられて、唇を・・・。

「大丈夫だよ マオのこと 大切にするよ」

「うん マオも嫌われないように付いていくネ」

 その後、ソーメンを食べて、私の寮まで送ってくれた。歩きながら幸せを感じていたのだ。だけど、私だって 伊織利さんがもっと求めてきたら、いつまで拒みつづけられるか自信が無いのだ。もう一人の真織は、もっと伊織利さんのものになりたいと思っているんだから・・・。怖いけど、セックスへの興味もあるんだから・・・。

 こっちに帰る前に香波ちゃんに会ったんだけど、彼女は彼氏とお泊り旅行をしたと言っていて、その時のことを私に話してくるんだけど、私には、刺激的なことばかりで・・・夜もお互いのものを愛し合って盛り上がって来て、その後、彼のものを自分であてがって、上になって自分でもっと感じるようにと動いて、そのうち気持ちが良くなって頭が真っ白になってしまったとか、その後、足を持ち上げられて、思いっ切り彼のものを感じたら、最高に気持ち良くなって、彼に必死にしがみついていて、しばらくは震えが収まらなかったのよって。

 私には、そんなことって信じられないことだった。香波ちゃんは、愛し合っているんだから、それっくらい当たり前よっていっていたんだけど、付き合っていると、そんな風になってしまうのかと。その光景を思い浮かべてしまうんだけど、私には、実際にどうやったらいいのかもわからないし、そんなことできるわけ無いと打ち消したりもしていた。

 だけど、又 訳のわからない声が頭の中に響いてきて (早く 彼と身体中で愛を確かめあってー 私の心残りを・・) と・・・。 
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