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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第七幕その一

    第七幕  瀬戸内海の自衛隊
 神戸に戻った先生達はこれまで通り学問と日常のお食事やお酒を楽しんでいました、勿論ティータイムもです。
 この日は休日で先生は動物の皆と一緒にポートピアに出てそちらのお店でティータイムを楽しんでいましたが。
 ここで、です。皆はお店の外の席でミルクティーと苺と生クリームのケーキ、エクレア、スコーンのティーセットを皆と一緒に楽しむ博士に言いました。
「そういえば関西には海上自衛隊の大きな基地って舞鶴はあるけれど」
「神戸とか大阪にはないよね」
「ああした大きな軍港は」
「そうだよね」
「瀬戸内海だね、神戸や大阪は」  
 先生は皆に紅茶を飲みつつ答えました。
「そうだね」
「うん、海はね」
「瀬戸内海だよ」
「広島県や愛媛県もそうよ」
「瀬戸内海に面しているよ」
「瀬戸内海の海上自衛隊は呉の基地があるからね」
 だからだというのです。
「関東で言うと横須賀だよ」
「呉はそうなるんだ」
「だから関西には大きな軍港ないんだ」
「海上自衛隊の基地は」
「そうだよ、軍港をもうけるにも条件が必要でね」
 それでというのです。
「関西にはこれといった場所がなくて」
「呉がそうで」
「あそこに大きな軍港があって」
「関西の海の守りも担ってるんだ」
「そうだよ、その守りつまり防衛にはね」 
 このことについてはというのです。
「当然災害のこともあるからね」
「そうそう、災害だよね」
「日本は色々な災害に昔から悩まされてるけれど」
「地震も台風もあって」
「洪水も津波もあるし」
「そうした災害が起こったり事前に最悪の事態を防ぐのも」
 それもというのです。
「自衛隊であって国防だからね」
「大事だよね」
「それで呉の海自の人達がだね」
「災害が起こってもすぐに来てくれるのね」
「関西でもそうだね」
「そうだよ、呉から神戸や大阪までは目と鼻の先だからね」
 その距離はというのです。
「海ならね」
「そうそう、航路ならね」
「二十四時間進めるしね」
「陸よりすぐに行けるよね」
「自動車や電車で行くよりも」
「結果としてね。しかも多くのものを運べるから」
 船はというのです。
「いいんだよ」
「何かあった時は」
「海からが一番だよね」
「特に日本は海に囲まれているし」
「尚更だよね」
「東日本大震災でもそうだったし」
 航路で救助に向かい行う海上自衛隊が活躍したというのです。
「僕達が今いる神戸だってね」
「阪神大震災があってね」
「神戸がとんでもないことになったし」
「その時自衛隊の人達が救助に活躍してくれてたし」
「海からもだったしね」
「そう、だから関西にとってはね」
 呉の海上自衛隊の基地はというのです。
「凄く重要な場所だよ」
「成程ね」
「関西自体に軍港はなくても」
「呉にある」
「だから大丈夫だね」
「ちなみに呉は大和の母港だったんだ」
 先生はケーキを食べながら笑顔でお話しました。 
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