ドリトル先生と不思議な自衛官
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第五幕その三
「そうでした、本当にです」
「かつてはですね」
「日本全体が爪に火を灯す様で」
それでというのです。
「今の様にはです」
「豊かでなく」
「まさにはじまったばかりの」
そうしたというのです。
「大変な。ですがとても明るい」
「そうした時代でしたか」
「そうでした。ですが今の発展している我が国も」
その日本もというのです。
「いいですね、これからもです」
「日本は、ですね」
「発展します、やろうという気があれば」
そうであると、というのです。
「これからもさらにです」
「発展出来ますね」
「そうなります、ではカレーも」
「はい、頂きます」
先生は皆と一緒に笑顔で応えてでした。
堀与さんと王子に執事さんそれと動物の皆と一緒にカレーを食べました、海自さんのカレーはとても美味しかったです。
昼食の後で少し休憩となって堀与さんは総監部でやることがあって一時には皆のところに戻るとお話してです。
そちらに行きました、すると王子は休憩場所に入った基地の中の喫茶店におい手紅茶を飲みつつ言いました。
「何かあの人って」
「堀与さんだね」
「言葉に鹿児島の訛りがあるね」
「王子も気付いたね」
「うん、それに英語も喋ってくれて」
そしてと一緒にいる先生にお話しました。
「国際法についてもだったけれど」
「どちらも凄かったね」
「けれどその英語も」
こちらもというのです。
「やっぱりね」
「鹿児島のだね」
「訛りがあるね」
「しかもあれは昔のものだよ」
先生はミルクティーを飲みつつ指摘しました。
「昔の鹿児島弁だよ」
「薩摩弁っていった」
「それだよ」
「あっ、確かね」
チーチーがそのお話を聞いて言いました。
「昔の薩摩弁って凄く独特だったね」
「そうそう、もう他のところの人が聞いてもわからない様に」
ポリネシアが応えました。
「敢えて独特にしたのよね」
「幕府とかから隠密が入って来ても何お話してるかわからない様に」
それでと言うダブダブでした。
「わかりにくくしたんだね」
「それで実際にかなりわかりにくかったんだったね」
ホワイティも言います。
「昔の薩摩弁は」
「それで幕末維新で他の藩の人達が苦労したんだったね」
「何言ってるかわからなくて」
チープサイドの家族もお話します。
「じゃっどんとか言われても」
「何それだったんだよね」
「おいこらってのも薩摩弁だけれど」
それでもとです、ジップは言いました。
「怒ってるんじゃなくて普通に言うことだったそうだしね」
「いや、その言葉の訛りって」
老馬は少し驚いて言いました。
「結構凄いね」
「今の鹿児島の人もわからないのよね」
ガブガブはこのことを言いました。
「確かね」
「それも当然だね」
「あまりにも複雑だから」
オシツオサレツは先生を見てお話しました。
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