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スーパー戦隊超決戦

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第一話 全てのはじまりその九

「決して奪われない様な」
「そうした場所に送るんだ」
「一つ心あたりがあるからね」
「どんな心当たりなの?」
 モネが尋ねた。
「それで」
「うん、獣王ワールドだよ」
 高尾はモネに答えた。
「実は先日ギャングラーの連中と一人で戦っていた時にね」
「その時になの」
「そこに獣王ワールドの人達が来て一緒に戦ったんだ」
 そうしたことがあったというのだ。
「バドさんというね。その人が獣王ワールドの人で」
「その人の縁でなのね」
「うん、彼をそちらに送って」
 獣王ワールドにというのだ。
「拘留すればね」
「いいのね」
「流石に異世界までは簡単に行けないから」
 だからだというのだ。
「ここはね」
「そのバドって人に頼むのね」
「そうしよう、じゃあバドさんには僕が連絡するよ」
 こう言って早速スマートフォンを出した。
「今からね」
「考えていれば天聖界でもいいな」
 ハイドは高尾の話を聞いてふと思って言った。
「そうしてもな。だが」
「うん、もう高尾さんが決めちゃったしね」 
 エリが応えた。
「それならね」
「ここはな」
「高尾さんに任せて」
「その獣王ワールドに送るか」
「そのドグラニオって人をね」
「ギャングラーの首領、ドンをな」
 こうして話が決まり高尾の連絡を受けてまた一人店に来た、バドは店に入ると早速彼等を見て言った。
「皆戦う者達だな」
「わかるよね」
「ああ、よくな」
 こう高尾に答えた。
「目が違う」
「戦う人の目だね」
「皆な。それで話を聞いたが」
 バドはあらためて言った。
「こちらも大変なことになっているな」
「こちらもっていうと」
「俺達も厄介なことになっている」
 高尾に応えて話した。
「デスガリアンがまた出て来た」
「デスガリアン?」
「俺達が戦っていた組織だ」
 バドはハイドに答えた。
「詳しい話はこれからしようか」
「頼む」
 ハイドは一言で応えた。
「それならな」
「こちらの仲間は今仕事に出ていてだ」
 バドはさらに話した。
「俺はラリーと一緒に事務仕事をしていた」
「そこで僕が呼んだね」
「そうだった、そして文字通り飛んで来た」
 高尾にも話した。
「そうしたが」
「こうしたお話になってるんだ」
「ならこれから話す」
「席をお出ししますね」
 コグレが申し出た、そしてだった。
 彼も座り昼食はもう食べていたので紅茶が出されそれを飲みながらの話となった、バドは自分達のことを話した。 
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