ドリトル先生とラーメン
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第八幕その七
「実はあの人は努力があっても」
「閃きがないとどうにもならないとですね」
「言っていたよ、けれどその閃きは」
「努力の中で、ですね」
「生み出されるもので」
「神様は授けてくれますね」
「そしてエジソンさんは確かにいつも努力していたよ」
この言葉を言った人はというのです。
「それこそ寝る間も惜しんでね」
「何かそれでね」
「自分の会社の人達も物凄く働かせていたんだよね」
「まさに寝る間もない位に」
「そうだったんだよね」
皆このことを言います、実は先生はエジソンさんについて調べていたこともあって皆も傍にいてその調べたことを聞いて知っているのです。
「何か結構以上にね」
「行いは問題のある人だったんだよね」
「黒い噂もあったりして」
「聖人君子じゃなかったみたいだね」
「そうした人だったけれどいつも努力していたことは事実でね」
先生はエジソンさんのそのことを見て言うのでした。
「それでね」
「そのうえでだね」
「いつも一パーセントの閃きを神様から貰って」
「多くの発明をしたんだね」
「そうだね」
「そうだよ、凄い人だったことは確かだよ」
色々と問題があってもというのです。
「そしてそのエジソンさんが言ったことはね」
「多くの日本人にも当てはまって」
「ラーメンにもだね」
「そうであって」
「それでだね」
「そんなラーメンも出て来てるんだ」
お魚からスープのだしを取ったそれがというのです。
「そうなんだよ」
「成程ね」
「ラーメンも努力だね」
「必死に努力すれば神様が閃きを授けてくれて」
「新しいラーメンも出来るんだ」
「そうなんだ、本当に色々なラーメンがあるけれど」
日本にはです。
「どれもね」
「九十九パーセントの努力と一パーセントの閃き」
「そこから生まれたんだね」
「そうだね」
「そうなんだ、そのことを知って食べると」
そうすると、というのです。
「ラーメンは尚更美味しくなるね」
「全くだね」
「先生の言う通りだね」
「本当にね」
「そうだよ、だからまた食べようね」
先生は皆に笑顔で言いました。
「そうしようね」
「是非ね」
「努力と閃きから得られたものを」
「そうしていこうね」
「いや、ラーメンからもこうしたことがわかるなんて」
トミーは目から鱗が落ちた様なお顔になって言いました。
「思いも寄りませんでした」
「そうだね、ラーメンと一口に言ってもね」
「物凄く色々なものがあるんですね」
「その中にはね」
「そうした食べものですね」
「そうなんだ、だからラーメンだけを扱った漫画もね」
こうしたものもというのです。
「あったりするんだ」
「それだけ深く大きなものがあるので」
「広くてね」
「そうした食べものだからこそ」
「皆食べてね」
「先生も学ばれてるんですね」
「アンケートも取ってるよ」
そうしているというのです。
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