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イベリス

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第八十七話 純文学は娯楽かその七

「そうしたゲームって」
「そう、実際ね」
「エロゲみたいな展開がなの」
「私そうしたゲームは知らないけれど」
 実際に咲はそうしたゲームはプレイしたことはない、自分の部屋にあるパソコンでは真面目なゲームしかしていない。
「そうしたゲームではね」
「そんな不倫がなの」
「あってね」
 それでというのだ。
「ギリシア神話でもよ」
「そんな風なのね」
「もう何でもありね」
 その男女関係はというのだ。
「家系ごちゃごちゃでね」
「ごちゃごちゃっていうのがね」
「そうしたゲームでもなのね」
「ええ、よく見たらね」
 ゲーム上での関係をというのだ。
「それでね」
「無茶苦茶なのね」
「そんなゲーム、シリーズがね」
「あるのね」
「それ思い出したわ」
 こう咲に話した。
「私もね」
「そうだったのね」
「ええ、本当にね」
「そうしたゲームは本当に知らないけれど」 
 咲はまたこう言った。
「そこにギリシア神話同性愛もよ」
「ああ、あっちはね」
「日本と同じでね」
「同性愛よかったのよね」
「だからゼウスだってね」
 女好きで知られるこの神もというのだ。
「普通にね」
「男の子に手出したりしてたわね」
「ええ、水瓶座の話はね」
 十二星座の一つのこれもというのだ、星座はギリシア神話が元になっているがこの十二の星座はとりわけ有名だ。
「それよ」
「そうだったわね」
「それで兎に角ね」
「ゼウスはそっちの趣味もあって」
「それでね」 
 その為にというのだ。
「そうしたお話もあるのよ」
「そうなのね」
「それでね」
 咲はさらに話した。
「他にもあるから」
「ギリシア神話って何でもあり?」
「そう言ってもね」
「いいのね」
「だからギリシア神話ってね」
「そういうのから見てもなの」
「面白いから」
 真顔で言うのだった。
「読んでみてもね」
「いいのね」
「面白く学べるなら」
 それならというのだ。
「最高でしょ」
「そうね」 
 同級生も頷いた。
「もうね」
「だからよ」
「読んで損はないのね」
「そうよ」
 こう同級生に答えた。 
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