仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百三十八話 決死の攻防が続きその十二
「木っ端微塵にする位でな」
「攻めることですね」
「そうするんだ、いいな」
「わかりました、マスター」
「勿論ライダーの人達と一緒にな」
イカロス達にこう言うことも忘れなかった。
「そうしろよ」
「力を合わせれば勝てるわ」
ツクヨミがここで冷静に言ってきた。
「今の私達ならね」
「そうだよね、例え相手が仮面ライダーでもね」
常盤が応えた。
「やっぱりね」
「これまでと同じね」
「それでも勝てるよ」
「勝てるのなら勝ってみるのだ」
オーマは自分達の中で語る戦士達に不遜な態度で言ってきた。
「この仮面ライダーソーサラーにな」
「その言葉確かに受けた」
英四郎が応えた、それも強い声で。
「ではな」
「これからだな」
「人間の力を見せる」
「そうしてだな」
「あんたを倒す、俺は戦闘には参加しないが」
それでもというのだ。
「サポートと作戦の立案は出来るからな」
「だからだな」
「そのうえであんたと戦う、いいな」
「そうしたいならそうするといい、でははじめよう」
「うん、そうするよ」
常盤はオーマに応えた、そうしてだった。
彼も他のライダー達も最強フォームに変身した、またオーマも仮面ライダーソーサラーになってだった。
戦いがはじまった、金色のライダーの強さは流石であり。
イカロス達の攻撃を幾度受けても立っている、そのうえで言うのだった。
「面白い、やはり戦いはこうでないとな」
「くっ、私達の渾身の攻撃をどれだけ受けても立ってるなんて」
ニンフはそんな彼を見て空で歯噛みして言った。
「流石は仮面ライダーと言うべきかしら」
「強いなんてものじゃないわね」
アストレアも苦い顔で言う。
「仮面ライダーって敵だとこんなに強いのね」
「何度も攻撃したのに」
カオスも言った。
「まだなのね」
「びくともしないな」
「全くな」
ハーピー1とハーピー2も言った。
「それこそ」
「驚くことがない、これが仮面ライダーだ」
他ならぬディケイドが言って来た。
「強い、敵であってもな」
「門矢さん達がそうである様に?」
「そうだ、だが一つ違うことがある」
ニンフにこうも述べた、宙を跳んでそこにいつつ。
「あいつのことは知っているな、正体は」
「ファントムよね」
「ドレイクだ」
「そうだったわね」
「そしてその心もな」
これもというのだ。
「人間のものじゃない」
「あっ、仮面ライダーは人間だから」
そはらは地上からディケイドの声を聞いて言った。
「なれるんですね」
「そうだ、仮に化けものがライダーになろうともだ」
ディケイドはそはらにも応えて話した。
「その強さは化けもののものでだ」
「人間の強さじゃないですね」
「化けものは力に溺れる、だがだ」
「人間は違いますね」
「そうだ、溺れず満足に扱える」
力をというのだ。
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