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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十八話 決死の攻防が続きその十一

 赤羽、青羽、黄羽が来てだ、肩を叩く様にして語った。
「そうした奴だってもうわかってるだろ」
「それならここでいらつくなよ」
「かえって落ち着いてだよ」
 こう語るのだった。
「相手の動きをよく見るんだよ」
「そして囲んでな」
「力を合わせて戦うんだよ」
「そうしたらいいか」
「ここは頭に血を上らせずに」
「落ち着いてか」
「それが一番ですね」
 ヴィルヘルムもそれはと頷いた。
「確かに」
「こうした奴相手には冷静さを失うのが一番駄目だからな」
 ビルドも述べた。
「落ち着けよ、どうしても落ち着けないなら俺が動く」
「それでどうするんだ?」
「桐生の兄さんとしては」
「俺達が頭に血が上ったら」
「耳を摘んでやるよ」
 三人に笑って話した。
「そうしたら案外それで我に返るしな」
「ああ、そうなんだな」
「そうした時は耳を摘むといいんだな」
「そうしたら冷静になれるんだな」
「だからな」
 それでというのだ。
「その時は任せろよ」
「ああ、頼むぜ」
「確かにこうした奴にこそ冷静にならないとな」
「さもないと負けるよな」
「その通りです、相手は一人ですし」 
 ヴェルヘルムは冷静なまま述べた。
「落ち着き力を合わせて戦っていきましょう」
「それが一番だよ、じゃあやっていこうな」
 ビルドはヴィルヘルムにも応えてだった。
 仲間達の冷静さも確認しつつ彼等と力を合わせグレムリンを攻めその独特の戦術を囲んで勝手に動かさせず封じてもいき。
 徐々にだが的確に追い詰めてだった。
 最後はライダー達が一斉に殴り飛ばした、そのうえで地面に叩きつけると。
 グレムリンは人間の姿に戻って立ち上がってから言った。
「やれやれ、また負けたよ」
「それならさっさと消えろよ」
 昴はそのグレムリンに嫌悪に満ちた目で告げた。
「俺もお前が大嫌いだからな」
「やれやれだね」
「やれやれじゃねえ、俺だって褒められた人間じゃないけれどな」
 それでもとだ、グレムリンに告げた。
「お前はその俺から見ても最低の屑野郎だ」
「だからなんだ」
「とっとと消えろ、見たくもないんだよ」
「そうだ、お前みたいになれば終わりだ」
 万丈も告げた。
「遊びで命を粗末にする奴なんてな」
「嫌われたものだね、けれど実際にね」
「これで終わりだな」
「今回はね、じゃあね」
「消えるか」
「そうするよ」
 こう言ってだった。
 グレムリンは倒れて爆発の中に消えた、本物の化けものもこれで戦いから降りた。
 智樹はオーマを見てイカロス達に告げた。
「いいな、もうな」
「今回はですね」
「もう戦うしかないからな」
 こうイカロスに話した。
「それも相手は滅茶苦茶強いんだ」
「遠慮することなくですね」
「ああ、普段の怪人の大群と戦う時と同じだよ」
 まさにというのだ。 
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