ウルトラマンカイナ
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外星編 ウルトラホピスファイト part2
前書き
◇今話の登場人物
◇リーゼロッテ
BURKドイツ支部から惑星調査隊に参加したBURKセイバー隊の女性パイロットであり、若くして隊長の座に昇り詰めた才媛……なのだが、高飛車で自信過剰な性格が玉に瑕。艶やかなブロンドのツーサイドアップが特徴であり、小柄な体型とは裏腹な特大の爆尻の持ち主。15歳。
スリーサイズはバスト74cm、ウエスト54cm、ヒップ102cm。カップサイズはA。
BURKスコーピオンの乗組員達の中でも、特に身体能力が高いとされている精鋭隊員達。その男達と共にBURKエイティーツーに乗り込んだ弘原海、琴乃、シャーロットの3人は、残骸の下に隠されていた洞窟らしき大穴へと探索に向かっていた。
「……シャ、シャーロット博士、やはりその席には私が座ります。今からでもこちらの後部座席に移ってください」
「あら、どうして? ここの方が周囲の状況がよく見えるじゃない。私はそのために来たのだから、観測しやすい位置に座るのは当然でしょう」
「そ、それはそう……なのですが……」
「……それにしても、本当に見渡す限りの荒野ねぇ。あの洞窟に、何か少しでも真相に近付けるような手掛かりがあれば良いのだけれど」
車内にある指揮官席は臀部が背凭れで隠れない構造となっており、そこに座しているシャーロットのむっちりとした爆尻は、後部座席に居た琴乃の眼前でその存在感をこれでもかと主張していた。指揮官席に腰掛けている女科学者の爆尻は、白衣の上からでもハッキリと形が分かるほどのボリュームを誇る安産型であり、扇状的なラインを描いてむにゅりと大きく形を変えている。
しとどに汗ばむMカップの爆乳も、その蠱惑的な色香に更なる彩りを添えていた。僅かに身動ぎするだけでぷるんっと躍動する白い果実は、白衣の下にある薄着の中でどたぷんっと暴れ回っている。より直接的に雄の情欲を掻き立て、理性を揺るがす悪魔のような双丘であった。しかも張りの良さにおいても、琴乃の乳房に匹敵しているのだ。
汗ばんだ肉体から漂う芳醇な「オンナ」の香りが車内に充満していることもあり、琴乃も他の隊員達も、シャーロットの色香には目を泳がせていた。動じていないのは隊長の弘原海と、ごく一部の隊員くらいのものだ。
だが、琴乃の言う通りに座席を入れ替えたとしても、その状況はさして変わりないのだろう。男の理性を翻弄する香りをその柔肌から振り撒いているのは、Lカップの爆乳と91cmの爆尻を持つ琴乃も同様なのだから。
『……BURKエイティーツー、洞窟に向けて移動中。現状に大きな変化は見られません』
惑星調査隊の母船であるBURKスコーピオンの護衛を任されていたBURKセイバー隊の女性パイロット達は、そんな彼らをコクピット内から静かに見送っている。
彼女達はその任務の都合上、BURKスコーピオンの側を離れるわけにはいかないのだ。
『あーあ、シャーロット博士と日本支部の人達は楽しそうで良いですねぇ。私達はこーんな何もない荒野で、ひたすらお留守番だっていうのに』
――そのことを承知の上で。15歳の若さでこの部隊の隊長に昇り詰めた美少女パイロットは、ツーサイドアップに纏められた艶やかな金髪を指先に絡ませ、独り悪態をついていた。
『高貴なる名家の出身にして、ドイツ支部最強のエリートパイロットであるこのリーゼロッテ様に「お留守番」を命じるだなんて、日本支部の弘原海隊長も随分と偉くなったものですねぇ。これで何の成果も得られなかったら、私の足でも舐めて貰わなきゃ気が済みませんよぉ〜?』
名家出身のエリートにして、ドイツ支部最強のパイロットとも噂されている彼女の名はリーゼロッテ。
同支部からこの惑星調査隊に参加した精鋭の1人であり、BURKセイバー隊の隊長も務めている絶世の美少女……なのだが、その性格にはかなり難があるようだ。他の機体に搭乗している彼女の部下達も、また隊長の癇癪が始まったとため息をついている。
透き通るような色白の柔肌に、艶やかな曲線を描くスレンダーなボディライン。そして、低い身長に反した100cm超えの爆尻。
その扇状的な白い女体は、琴乃が着用しているものと同じレオタード状の特殊戦闘服に包まれているのだが――臀部のサイズがまるで合っておらず、白く豊穣な爆尻が「丸出し」になるほど食い込んでいた。レーシングバイクのシート状になっている操縦席の構造上、彼女はその安産型の爆尻をばるんっと後方に突き出してしまっているのである。
さらに外部の熱気が影響しているのか、その瑞々しい柔肌に滴る汗からは甘美な芳香が漂っていた。世の男を魅了する危険なフェロモンを、彼女はすでにこの若さで身に付けているのだ。
じっとりと汗ばんだリーゼロッテの白い肌から漂う、甘い「オンナ」の匂い。その芳香はすでに、BURKセイバーの機内にむわっと広がっている。背を反ってぷりんと突き上げられている爆尻を滴る汗の雫は、その白く扇状的なヒップラインをゆっくりとなぞっていた。
それもあり、部下の隊員達は「留守番」を任されて良かったと胸を撫で下ろしているのである。
特大の爆尻を全く隠せていない隊長のふしだらな格好を、健全な男性隊員達に見せるわけには行かない。それに、同じレオタード状のスーツを着ている自分達も地表の熱気に当てられ、その肉感的な肢体から芳醇な汗の匂いを漂わせているのだ。
(……良かったぁ、私達まで降りずに済んで)
すでにBURKセイバーのコクピット内は、見目麗しい美女パイロット達の蠱惑的な肉体から分泌された、濃厚なフェロモンで充満しているのである。
こんな汗だくの状態で男性隊員達と行動を共にするのは忍びない、というのも彼女達の偽らざる「本音」であった。
『だいたい、あのゴリラ男は何かと上から目線だし、私のことは子供扱いするし、前々から気に入らなかったんですよ!』
『あはは……隊長、もうそろそろその辺にして――!?』
そして、弘原海達を乗せたBURKエイティーツーが洞窟に辿り着いてから数十分後。
隊員の1人がリーゼロッテの愚痴に歯止めを掛けようとした――その時。
この荒野を揺るがす、激しい地震が始まったのである。
『……全機離陸ッ! BURKスコーピオンの周囲を警戒してくださいッ!』
『了解ッ!』
突発的な緊急事態を前に、即座に鋭い顔付きに切り替わったリーゼロッテ達は、それぞれの乗機であるBURKセイバーを素早く垂直離陸させる。母船を中心に飛び回り、四方を見渡す彼女達の眼は、凛々しい戦乙女のものとなっていた。
『今の振動は地下から……!? 洞窟内の調査に向かったシャーロット博士達は無事なのですかッ……!?』
『た、隊長! あれッ……!』
『……!』
すでにBURKセイバーに搭載されているコンピューターは、この振動の「震源地」を特定していた。その震源地とは、弘原海達が突入した大穴の奥地だったのである。
そして。先ほどまでの愚痴も忘れて、彼らの身を案じるリーゼロッテが桜色の唇を噛み締めていた時――「震源地」の方角に目を向けていた隊員の1人が、驚愕の声を上げていた。
彼女の声に顔を上げたリーゼロッテも、部下が目にした光景に言葉を失ってしまう。
『あ、あれはまさかッ……!?』
この振動を引き起こし、弘原海達が向かった先の「洞窟」から現れたのは――内部機構が剥き出しになっている、満身創痍の「巨大ロボット」だったのだ。
辛うじて原型を留めているそのロボットの名を、BURKの美女隊員達はよく知っている。歪な電子音を発し、轟音と共に大地を歩むその姿は、紛れもなくあの兵器だったのだ。
『キング……ジョー……!?』
ペダン星人が開発したとされている、「宇宙ロボット」キングジョー。その鋼鉄の巨人が今、リーゼロッテ達の前に姿を現したのである。
『隊長ッ! あのキングジョー……どうやら私達を敵と見ているようですッ!』
『各機散開ッ! ……何であんなモノがこの星に居るのか、何ですでにボロボロなのかは知りませんが……襲って来るのなら、力の差というものを分からせてあげるまでです。全機、攻撃体勢ッ!』
『了解ッ!』
眼に相当する部位から照射される破壊光線が飛んで来たのは、その直後だった。リーゼロッテ機率いるBURKセイバー隊は即座に散開し、反撃に転じる。
『ふふんっ……ざぁこ、ざぁこっ! 外装ボロボロよわよわロボット! 私達「BURKセイバー隊」の恐ろしさ、たっぷりと味わうが良いですっ! 機首部レーザー銃、安全装置解除ッ! ――撃ぇぇえッ!』
凛々しき戦乙女達を乗せた宇宙戦闘機の編隊は、BURKスコーピオンを狙わせまいとキングジョーの周囲をマッハ4の速さで飛び回る。そんな彼女達を叩き落とそうと、鋼鉄の巨人はその巨大な鉄腕を振り翳していた――。
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