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制服といっても

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第二章

「風俗に使う」
「そうした制服を作ってですか」
「売ってるのよ」
「周りイメクラやラブホばかりですが」
「そうしたところにも売ってるし」
 由衣はさらに話した。
「ネット通販でもね」
「売ってますか」
「これが結構な利益あげてるのよ」
「そうした制服を売って」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「ここの手伝いでね」
「六月は忙しいんですね」
「そうよ、ただ内緒よ」
 由衣はこのことは小声で話した。
「私達の会社はあくまでね」
「学生さん達の制服を扱っている」
「健全な会社で社長さんもね」
 彼もというのだ。
「いつも学生さんのことを考えている」
「素晴らしい人ですね」
「実際にいい人でしょ」
「はい、とても」
「だからね、そうした会社でそうした社長さんがね」
「こうしたことに関係があるとはですか」
「ここの社長さんも名字違うから」
 由衣達の会社の社長とはだ。
「だからね」
「ばれない様にしてるんですね」
「そうしているからね」
 だからだというのだ。
「いいわね」
「はい、内緒ですね」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「六月はここでね」
「忙しく働くんですね」
「そうよ、そうした制服作っていくわ」
 こう言ってだった。
 由衣は愛それに他の社員達と共に制服を作っていった、その制服はというと。
「丈の短い学生服にナースにチアガールに」
「フライトアテンダントもあるわね」
「色々ですね、ただ」
 愛は制服達を見つつ言った。
「制服以外も作ってますね」
「ここはそうよ」
「バニーガールにチャイナにボディコンに」
「そっちもお願いね」
「はい、ただ」
 ここでだ、愛は。
 体操服を見てだ、由衣に尋ねた。
「何でこの体操服下はパンツみたいなんですか?」
「それブルマよ」
「ブルマ?」
「昔はそれが体操服でね」
 由衣は愛にそのブルマのことを話した、上は白い体操服だが下は黒のそれであるものが袋に入ってテーブルの上に置かれている。 
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