星河の覇皇
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第七十七部第二章 第二次国境会戦その四十九
「それでよかったですね」
「そしてこれからもですね」
「連合は」
「その様にしていきます、軍税はサハラにはありました」
この時代ではだ。
「むしろそれよりも」
「略奪もありましたね」
「そして焦土作戦も」
「それに伴う血生臭い話も」
「多かったですね」
「そうでした、しかし」
それをというのだ。
「私はその全てはです」
「連合の国庫で行いますね」
「国防費で」
「それの最初を示せました」
エウロパ戦役でというのだ。
「それがよかったと思います。今日はこれで帰りますが」
「明日はですね」
「再びお仕事ですね」
「そうしていきます、そして」
さらに話した八条だった。
「サハラの戦局も見ていきましょう」
「あちらも」
「そうされますね」
「はい」
まさにというのだ。
「そして勝った方とです」
「連合は」
「まさに」
「国交を樹立していきますが」
八条は飲みつつさらに話した。
「私が見るところです」
「その相手はですね」
「オムダーマンですね」
「はい」
この国になるというのだ。
「私はそう思います、しかしオムダーマンだけでなくです」
「ティムールもですね」
「あの国もですね」
「切り札があるでしょう」
対するこの国もというのだ。
「そしてです」
「切り札を切ってくる」
「ここぞという時に」
「そうしてきますね」
「間違いなく」
「そうしてくるでしょう」
この国もというのだ。
「切り札と切り札の衝突なら」
「それならば」
「強い方が勝つかというと」
それはというと。
「出すタイミングですね」
「それもありますね」
「そうです、そしてカードなら出せば勝ちですが」
ギャンブルならばというのだ。
「戦争では違います」
「出した人物が一体どう使うか」
「それも関わりますね」
「その切り札をどう使うか」
「それも重要ですね」
「はい」
まさにというのだ。
「ですから」
「それで、ですね」
「この度それをどう使うか」
「ティムールもまた」
「切り札があるならば」
「それによってはです」
切り札の使い方、それによってというのだ。
「ティムールにも勝機はあります」
「戦力や国力は劣勢ですが」
「それでもですね」
「国力の劣勢を覆し」
「それでも勝てますね」
「はい」
まさにというのだ。
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