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レーヴァティン

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第百九十五話 東国攻めその十二

「俺も当然だ」
「左様ですね」
「では今宵もですね」
「食った後で」
「女達もまた」
「抱く、今宵は四人だ」
 相手の女達はというのだ。
「そうする」
「四人ですか」
「それはまた凄いですね」
「上様は今宵もですか」
「それだけの方を相手にされますか」
「また言うが俺は女が好きだ」
 英雄はさらに言った。
「それもかなりだ」
「それで、ですね」
「今宵もですね」
「女を抱かれ」
「四人をですね」
「相手にする」
 こう言ってだった、今宵も飯を食ってだった。
 実際に女達を抱いた、そして朝に英雄は朝食の前に将帥達に言った。
「では朝飯の後でな」
「また進軍ですね」
「そうしていきますね」
「今日も」
「まずは鎌倉を目指す」
 この地をというのだ。
「そしてあの地を手に入れ」
「鎌倉を足掛かりとし」
「相模全体を攻めていき」
「小田原もですね」
「そうする、鎌倉は湖にも面しているからな」
 それ故にというのだ。
「江戸から船も行き来出来てだ」
「ものを受け取れますね」
「江戸から湖を通じて」
「それも出来ますね」
「だからだ」
 そちらから補給が可能だからだというのだ。
「このままな」
「鎌倉を目指し」
「あの地に入り」
「そのうえで、ですね」
「本格的に相模を攻めていってな」
 そうしてというのだ。
「小田原もだ」
「ですね、では」
「鎌倉に向かいつつ」
「相模の諸城を手に入れていき」
「そして鎌倉に向かいましょう」
「そうしましょう」
 幕臣達も言ってだった。
 朝食も食った、朝食も麦飯でそれも美味かった。


第百九十五話   完


              2021・1・23 
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