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レーヴァティン

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第百九十四話 江戸の街と城その二

「しかしだ」
「それでもでござるな」
「道にも稀に出て来てだ」
「平野や林、森、山にはでござるな」
「出て来るな、獣もな」
「それは仕方のないことでござるな」
「この世界はそうした世界だ」
 魔物、西の浮島ではモンスターと呼ばれる者達が出て来る世界だというのだ。
「まさにな」
「生態系にですな」
「入っている」 
 その魔物達がというのだ。
「だからな」
「いるでござるな」
「そうだな」
「そうした世界でござるな」
「龍もそうだな」
「その龍でござるが」
 龍についてだ、智は話した。
「二種類いるでござるな」
「この世界では大きく分けてな」
「その龍と」
「ドラゴンだ」
 英雄はもう一種類の龍の名前を挙げた。
「そうだな」
「そうでござるな」
「大きく分けてだがな」
「それぞれ何種類もいるでござる」
「龍といえどな」
「白龍や赤龍と」
「この浮島にも西の浮島にもいないが」
 しかしというのだ。
「それでもだな」
「書にはそう書いているでござる」
「それを読むとな」
「そうでござる」
 まさにとだ、智は英雄に話した。
「龍といっても何種類もいて」
「ドラゴンもだ」
「何種類も存在しているでござる」
「ドラゴンはレッドドラゴンやブルードラゴンがいるでござる」
「そして龍の神もいる」
「その様でござるな」
「四霊獣がいまして」
 良太が言ってきた。
「そのうちの東がです」
「青龍だな」
「そして他にもです」
「龍神がいるな」
「この世界では、そしてその龍も」
 良太はさらに話した。
「他の魔物と同じく」
「この世界ではな」
「自然の中にいます」
「生態系の頂点に君臨しているな」
 この世界のとだ、英雄は言った。
「そうだな」
「そうなっています」
「俺達はまだこの目では見ていないが」
 龍そしてドラゴンもだ、英雄達はこれまで多くの魔物や獣を見てきたが彼等だけはこの目で見てはいないのだ。
「しかしな」
「今石となっている世界にです」
「存在していす」
「そのことは間違いありません」
「そして今は海の中に沈んでいるな」
「龍達もまた」
「そう考えるとのう」 
 ここでだ、当季は右目を瞑り首を傾げさせて語った。 
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