ソードアート・オンライン∼もう一人の英雄∼
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十七話 戦い②
前書き
遅くなり申し訳ございません。
約一ヶ月!?やばっ!!
と思ったのが12月初めごろ。おっそ!!!
てな感じな作者でもいいよ(๑╹ω╹๑ )な人はどうぞ!
―――――これは勝てる!
迫りくる両手斧を見据えながら僕は両手剣を右手だけで持ち、ソードスキルで攻撃を受ける。受けた途端にやはり電光石火のようにトアの攻撃が来るから恐ろしい。
しかし、僕は余裕で対応する。
迫りくるエストックを僕は左腕で受け止めた。
キィィン
金属音が響く。前のモノと少し違うところは僕が少しだけダメージを負うだけか。
トアもユラもこれにはびっくりしたようだ。
僕はソードスキルを使い、ユラを弾き飛ばす。
「きゃ………っう!」
運よく壁にユラが吹き飛ばされた。
ユラの HPゲージが減る。半分まであと二割を切ってる……!
「……よし」
安堵の声を少しだけ漏らしてしまった。
『まだ油断は禁物ですよ』
分かってるよ!
「フッ!」
僕は両手剣を地面に落とし、右手の拳で体術スキル《閃打》を繰り出す。
トアは危険を察知し、エストックから手を離し、後ろへ飛びぬいた。
しかし、少しだけかすり、HPが減る。
トアの場合、かすっただけでも二割ほど減る。
同じくらいのレベルの人でそうなんだ。僕はレベル差で言うと約二倍になる。
と言うことは……
『……掠っただけで四割ほど持っていかれるんですか』
そう。そこがトアと言うプレイヤーなのだ。
素早さにほぼ全振りしている分、防御が無い。そこで、タンク兼斧使いのユラと組んでいる。
『攻撃が来ますよ!右!』
「はい、はい……っと!」
あ、あっぶなーーー
トアが投擲用のピックで僕を攻撃してきた。しかも走りながら。
何回も何回も投げてくる。
後方のユラに気を配りつつ、ピックをはじく。
どんどん早くなっていく為、捌き切れなくなってバックステップでかわしていく。
「ちっ……!」
ドンドン追い込まれているのが分かる。
そうか。フラグが立ったか!
『立てたのは、貴方ですよ』
……そう言うネオだって立ててたじゃん。
『え、えぇ!?あわ、わわわわあわわっわああ』
可愛い(けどなんて言っているか分かんない(´・ω・`))
『な、なな、なぁ~~~!!!!!は、早く目の前のことにしゅ、集中!』
敬語が抜けてる。
でも、これでも相手の方に警戒を怠わらずにいたんだけどなぁ~
その時、今日一番のスピードでピックが投げられた。しかも顔面目掛けて。
「うぉ!」
上半身そらして避けた時、バランスが崩れて倒れた。
立ち上がろうとしたその時、
「王手、ですわ♪」
頭の上から聞きなれた声がする。
冷や汗を掻いて少し上を見上げると同時に両手斧が頭に振り降ろされようとしている。
「えい♪」「ぅわ!」
転がると、元々僕の頭があった所に両手斧がぶっ刺してあった。
「怖いよ!殺す気か!」
恐怖のあまりユラに叫んでしまった。
『た、確かにあれは怖いです』
……ネオだって怖がっているし。
「あっは♪外れてしまいました~♪次は動かないでくださいね♪」
所々の音符が怖い。
ふとトアを見ると震えていた。
多分あそこまで暴走化すると思わなかったんだろうな。
まずは震えて隙だらけのトアを狙う!
僕が近づいて剣で掠ろうとしたときにトアは我に返り、咄嗟に逃げようとしたがギリギリ掠り、トアは脱落。あとは……
「うふふ♪あはは♪あははははははははははは♪」
………こっわ!
一人、ただ一人だけで笑う美少女に観客の皆さんはドン引きしている。
『もうそろそろタイムリミットです。このままだと、負けます。早く攻撃を仕掛けに行かないと』
そうは言ってもねぇ、あの娘、一人で百ものモンスターを討伐したって言われているから。
『ひとり、ひゃ……!?』
分かる。分かるよ、その気持ち。
なんでこんな子がって思うよね。
『!前です!』
両手剣で防ぐ。
「ぐっっ………………!」
押されている!?
「あはは♪」
ユラは力任せにこっちへ押している。これを弾けば僕の勝ちだ。だが……
「ふっ!」「よいしょ♪」
逃げるなよ!
『攻撃に備えてください。集中力を高めて、《英雄の力》を使う感じで』
はい、っと
「な!」
隙をつこうとしたユラの攻撃を受け止める。
両手がびりびりする。一撃一撃が重い!
「えい♪」
ユラが何かを地面に投げつける。
ぼわっ
視界が覆われる。
「ふふっ♪まさかここで使うなんて、ですわね」
ユラが正気に戻ってきている。まあ一先ず良かった。
『良くないですよ!』
ですよねー
集中力を研ぎ澄まし、どこにユラがいるかを確認する。
とはいえ、大体しかわからないけど。
何となく左の方に気配がする。
「はっ!」
両手剣で攻撃したが、いたのはトアだった。
「な、何!?」
「脱落しても、サポートはする!」
おい!
気を取られた一瞬、後ろに悪寒が走る。
「はぁあ!!」
気合のこもったスピードのある両手斧が降りかかる。
避けようとしたがトアが何かを構えようとしたのが目に入り、反応が遅れ、左腕をやられた。
「つぅっ!」
神経を直接刺激されたような不快感が走る。
HPは残り七割を切った。
トアの方を見ると何も装備していない。
……フェイクか。
これはもう負けだと確信し、両手斧が振りかざされたその時、
Time up
時間切れで、引き分けとなった。HP残量的に。
*****************
「……キリト君と私は、私が勝ち、ロア君とユラ君、トア君では引き分けとなった。私達の方が勝っているから、君たちは血盟騎士団に入ることになった。では、よろしく頼むよ」
僕たちは何も言えず、晴れて(?)血盟騎士団に入団した。
後書き
狼「イエーイ(^-^)v」
ロア「……あのさあ、主人公が負けたのになんでイエーイなの」
アク「……しかも、意味わかんない顔文字付き。前書きも」
狼「なっ!今日は僕だけの特別OASAKじゃなかったのか!?」
ロア「そんなもの、あると思うな、バカ作者」
狼「軽くdisられた!?。゚(゚´ω`゚)゚。しかも、五七五で!!」
アク「……遅くなり、迷惑かけて、ヒロインも、出す機会すら、与えてくれない」
狼「あ、アクの思いとともに五七五七七できた……Σ੧(❛□❛✿)」
ロア・アク「……顔文字ウザい」
狼「ぐはっっ!!」
狼に(精神的に)10000ダメージ
ロア・アク「それでは次回!良いお年を〜」
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