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働け!船坂・・・。

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二話「片手で戦車を破壊するアシカショーのお姉さん。」

 
前書き
戦車にG-SHOCKの素材を貼り付けたら、無敵でしょコレ。 

 
ギシギシと俺を興奮させる音を奏でる階段の音。腕に抱えた荷物は俺に多大な不快感を与えてくる。
「しかし全く重てぇなぁ・・・何が入ってんだぁ?」
俺はその荷物の重さについ口をこぼす、すると一階の方から声が飛んできた。
「つべこべ言わずにつみこめぇ!給料払わんぞ貴様!」
言葉が飛ぶたびその鋭利さは度をましている。本屋軍の耳は化物か!?
ついに二階の床に足を伸ばした。
「あぁ~、足がおれたぁ~・・・いやもうこれは全身骨折だなこりゃ。」
キリモ書店の二階はあのヘルイヤー女の生活スペースだ。つまりこの箱は売れ残りを詰めたパンドラボックスという事になるはずだ。
もうなんか疲れたとか呟きながら二階の窓から身を乗り出しタバコを懐から取り出して、・・・吸う。
「う~ん、この後にも大工工事のバイトが入ってるんだが間に合うかこれよぉ~・・・」
まだ箱も30個以上残っている、本気でやらないと時間がかかるのは確実だ。
吸い、そして吐く、口から出た煙は空へゆらゆらと揺れ浮かんで行く。
すると外から声が聞こえる。
「ギャァァアアァァアアアァァアアァァアア!!!」
「おう?この血かと思ったらトマトジュースだった時の吸血鬼みたいな声は・・・」
二階の窓から道路の方を見下ろす。そこにいたのは一人の男と黒いスーツを着た男達。
どう見ても脅され放題サービス3時間的な雰囲気、こいつあーやべぇーー。
つまり、ザコそうなヤツが暴力団のような奴らに襲われているということです。
「知らないですよぉおお!!!なんで僕なんスかぁああア!!!」
「誰に聞いてもお前だって返ってくるんだ!お前しかいないだろーが!アホウ!!」
何か情報を求められているご様子。この御時世になんじゃらほい。
「お前知ってるんだろぉおぉ!!!船坂ってヤツよぉおおおお!!!」
え?
「知らないっスよ!!!誰ですかソレ!」
「俺らだって知らねぇ!!だから聞いてんだよスカタァン!!」
俺スか。俺なのか。俺なんかしたっけ、え?エロゲ買うのは犯罪だったっけ?いやぁ、そんなこたぁねーぞ、国にそんな権限はねぇ、無論ヤーさんにもない。何と言われようと朱ちーは俺の嫁だもの。
「いい加減にしろよ貴様。こっちだってバックがいるんだからな?お前をサツにばれないように消すことなどたやすいんだよぉ。」
うるさいなぁ・・・、よそでやってくれないかぁ・・・、どこか静かなとこで。宇宙とか。
「だから!ボクは何も知らない・・・ヴボラァッ!!!」
瞬間、男らの一人がそのヒョロ男を殴り飛ばす。
「おっわぁ・・・いいのかイッパシのヤーさんがこんな人目の多いとこでよぉ。ここらにそんなデカい勢力のヤクザなんていたか?」
そして立て続けにポケットからナイフらしきものを取りだした。
「もう我慢ならんぞ!!仏の顔も三度まで!!ヤクザのツラも三度までってヤツだあああああ!!!」
思いっきり力を込め、ナイフを振り下ろし、ヒョロ男に殺意を叩きつける。
「おやおやおやぁ~、こいつぁー仕事どこじゃあないんじゃないの!?」
俺は窓のフレームに足を掛けて、思いっきり飛びあがる。
「HEY、HEY、HEY、HE--------Yッ!!!人のバイト先で何やってんだ貴様ァーーーーーッ!!!」
二階からのネリチャギ。これは痛いよ!
「さらんらっぷぅっ!!!」
ズシャァアアアと某AAのようにスライディングして飛んでいく男。
「東雲さぁああああああああん!!!」
その部下らしき男達が叫ぶ。
「おいおい!こんなとこで物騒なことしないでよね!どこのもんだコラ!東城会か!近江連合か!」
「うるせぇうるせぇ!!なんだお前は!いきなり!どっから来た!お前に名乗る代紋なんかないやい!!」
なんかチョービビってるように見えるんスけど・・・まぁ、ナイフで襲いかかるぐらいだしなぁ・・・どう見ても傘下だよな。
「おい!東雲さんのカタキだ!!やれぇええええええ!!!」
残った4、5人でまとめてかかってくる弱小ヤクザ。
「おーうおうおう!やるかぁ!?何人でもこいやこの皮被りのカス野郎共がぁーーーーーーーーッ!!!」 
 

 
後書き
ちなみにタイトルと内容は全く関係ないですよ。 
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