冬の少女の妹
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旅立ち
前書き
まさかのたどり着いた場所が間桐邸だったら
アハト翁『お前はただこれを飲めばいいのだ。』
そう言って渡されたのは
『 聖杯 』 でした。
アイナ『え?嘘?お,お爺様!こ,これって?』
アハト翁『本物ではないが,限りなく本物に近い聖杯だ。
要約するとパズルのようなものだな。アイナはパズルを知っておるか?何個もあるピースを一つずつ正しくはめていく。そうして一つの形が出来上がる。
だが、この聖杯はあと3ピース足りんのだ。分かっておるな?』
アイナ『冬木の地で回収してこいというのですね。』
アハト翁『そうだ。しかし英霊もいない身で集めるとなると序盤で殺されるからな。アイナよお前には此処で英霊を召喚してもらう。』
アイナ『無理です!私,詠唱も知らないし令呪もない。
それに聖杯戦争に参加なんてしたくありません!』
アハト翁『.................................................................』
お爺様は何も言わなかったがしばらくして
アハト翁『良かろう。聖杯戦争への参加は無かったことにしよう。』
アイナ『ありがとうございます!では少し外に行って............』
扉を開けると先ほどのメイド達が待ち伏せていた。
アハト翁『どこへ行くアイナよ,まだ儂との話は終わっておらんぞ?その上外に出ると言っておったが、逃げるつもりであったのだろう?全く躾のなっておらん孫だな。』
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