冬の少女の妹
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第四次聖杯戦争
プロローグ
前書き
このお話はアイリスフィールと切嗣との子供が双子の姉妹であったらという話です。
姉はイリヤです。
お腹から出る沢山の血。私はそれを初めて見た。
〜少し前〜
アイナ『お爺様メイドの人と何を話しているんだろう....』
私はアイナ アイナスフィール・フォン・アインツベルン
お母様であるアイリスフィールとお父様である衛宮切嗣の次女であり,姉のイリヤスフィールの二歳離れた妹である
そして、その両親は今、日本の冬木市というところに向かっているらしい。
正直に言うともっと切嗣やお母様と遊びたかった。
でもいい子にしてたら、切嗣は早く帰ってくるって言ってたからいい子にしてないといけない。
そんな事を思いながら廊下を歩いていると、
目の前の部屋からアハトお爺様とメイドの声が聞こえてくる。
アハト翁『今頃、アイリスフィールと切嗣は冬木の地に着いたところか。だが、どうあれ次の聖杯戦争の器は手に入りその上姉よりも優れた妹ときた。』
メイド『それにアイナ様は普通の魔術師や時計塔の魔術師とは違う一万年に一人か分からないレアスキルをその身に秘めております。』
アハト翁『ああ、知っておる。聖遺物や詠唱無く英霊を召喚できる力。アイナスフィールさえいればこれからの戦いの補給は済むが指定した英霊が呼べるわけでもない。ならば答えは一つ分かっとるな?』
メイド『はい、アイナ様とイリヤ様の調整ですね?』
アハト翁『そうだ。いずれあの二人は次の聖杯戦争に参戦してもらわなければな、そのために今のうちから出来る事はしておくのだ。いいな?』
メイド『はい。聞こえたな?今すぐにお二人を連れてこい!抵抗するなら多少の傷は構わない。』
戦闘用ホムンクルス達『『『『『分かりました』』』』
私はそれを聞いて長い廊下を走り、城の扉を開け外に出ようとした。だが、外には約十人くらいの武器を持ったメイド達がいて囲まれた。
アイナ『クルミを見に行きたいんだけど........』
(いくらなんでも、早いよ!)
メイド『お嬢様、悪いのですがアハト様からの命令で傷をつけても必ず連れてこいと言われているので』
メイド達が武器を構える。私はそれに怖気付いて出てきた扉を開けて城の中に逃げようとしたが、
ザシュ❗️
違和感がしてお腹を見てるとお腹の右下から一本の槍が姿を見せている。
アイナ『がはッ、えっ?なんで....』
メイド『申し訳ありませんお嬢様。これも命令ですので』
アイナ『ゴホッ、ゴホッ、ああ....せめて切嗣やお母様に会いたかったなぁ〜。』
メイド『安心して下さいアイナ様。殺しはしません。ですので,少し眠っていて下さい。』ズシャッ
アイナ『がッ!ああぁ............』バタン
そう言うと,刺さっていた槍を抜かれ私はそこで意識が途絶えた。
アイナ『う,う〜ん?ここは多分お城の中だけど,やっぱり閉じ込められるよね。どうしよう。こんな時切嗣がいてくれたなら〜。』
私が目を覚ますと既に我が身は監禁状態であった。
トントントン
おそらくお爺様だろう。
アハト翁『アイナよ,先程はすまなかったな。』
アイナ『お爺様、私はここじゃない世界を見て見たい。
それすらも許してくれないの?』
アハト翁『その為にはお前が強くならないといけないのだ。分かっておるだろう?アイナ、お前が強くなれば、
イリヤスフィール,アイリスフィールも切嗣も死なずに
また家族として過ごせるのだ。』
アイナ『くッ!私はそのために何をすればいいんですか?』
アハト翁『お前はただこれを飲めばいいのだ。』
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