| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第1部~崩壊する楽園~
  第12話『強襲』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
「国家反逆罪の現行犯で逮捕する。」
「僕のアルター能力、ブックマークを。」
「いつの間にアルター能力を!?」
「ピンチクラッシャー・ファイナルブレイブ!」
「拳で語り合う進化の世界、捕まえた。」

装填の守護者、ディロード。幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

雅は警察庁の入り口に来ていた。
「対象、仮面ライダーディロードを発見!これより交戦します!」
『G5ユニットチーム、各員GX-05をアクティブ!現場の須藤刑事と連携をとって下さい!』
G3ユニットの後継機、G5ユニットのチームはオペレーターの御室からの指示を受け、GX-05 ケルベロスを装備してディロードを撃つ。
「効くか!」
ディロードの装甲はガトリング程度ではびくともせず、ロードスラスターを構えてG5ユニットに向かい、隊員を斬りつけようとするが、
「危ない!」
仮面ライダーシザースがその斬撃からかばう。
「須藤刑事、大丈夫ですか!?」
G5ユニットの隊員は近づく。
「大丈夫ですよ。皆さん、それよりも犯人の逮捕を。」
シザースは体勢を立て直す。龍騎の世界のライダーの中では、比較的弱い方といわれるシザースだが、その防御は硬く、Xライダーと同じく深海1万メートルの水圧に耐えられる強度を誇る。当然、地上での防御力も相応のものがある。手数で攻めるタイプのディロードにとっては強敵となりえるのであった。
「今回は攻撃重視だが、またこのパターンか。それなら!」
【ATTACK RIDE-DURANDAL-】
ディロードはロードスラスターをデュランダルに変える。
『あれは、ハラオウン刑事の武装!?総員、緊急退避を!』
御室はG5ユニットチームに撤退を指示するが、
「御室隊長を置いて行けません!」
隊員は指示に従おうとしない。
「皆さん、今はこうして戦っていても解決策はありません。私達だけでも撤退しましょう。」
シザースは隊員に指示を出すが、
「悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ…」
ディロードは詠唱を唱え、
「しまった。手遅れでしたか。」
【FINAL VENT】
シザースは咄嗟に必殺技を発動する。しかし、
「凍てつけ!エターナルコフィン!」
シザースが体勢を整える前に氷結魔法が放たれますシザースと契約モンスターのボルキャンサー、そしてG5ユニットチームはライダーカードに封印される。
「次は、ここだな。」
ディロードは警察庁に乗り込む。

「雅君、待つんだ!」
ディロードが歩いていると、G3-Xが後ろから現れる。
「氷川さん。よく来てくれました。」
ディロードはロードスラスターを構える。
「御室さん、小沢さん、ここは任せて下さい!早く避難を!」
G3-Xはオペレーションルームに連絡を入れるが、反応がない。
「小沢さん!御室さん!応答を!」
G3-Xは連絡を送るが、
「オペレーションルームなら、先に対処しておきました。」
ディロードは二人が封印されているライダーカードを見せる。
「雅君…いい加減にしろ!」
G3-XはGM-01 スコーピオンを使ってディロードを撃つが、ディロードに通用することはなく、
【ATTACK RIDE-SLASH-】
ディロードはロードスラスターにスラッシュを使ってG3-Xを斬り、
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「ディメンションインフェルノ!」
必殺技を発動してG3-Xをライダーカードに封印する。
「さて、次は城戸さん達か…」
雅は変身を解除してマシンディローダーに乗る。

「今連絡があって、警察庁が襲われて、須藤刑事がやられたってさ。」
弁護士である北岡(ゾルダ)の所に警察庁での出来事の連絡が入る。
「別にいいだろ。俺を捕まえたような刑事だ…」
それに対して浅倉が話すと、
「そりゃ、気持ちは分かるけど、言っちゃいけないでしょ。そんなんじゃ、何時まで経っても普通の生活に戻れないよ?」
芝浦(ガイ)がからかうように言う。
「それより、あそこには確かアギトの世界の人達もいたはずだ。」
そこで蓮は話を戻す。
「既に香川先生もやられたんだ…」
東條(タイガ)はしょぼくれるように言う。
「そうだ!雅は次は俺達と津上さん、どっちを狙うと思う?」
その言葉を聞いて、真司は話をふる。
「どうやら、俺達を狙うらしい。」
手塚(ライア)は既に結果を占っていた。
「ならちょうどいいじゃねえか!あのガキの所為で、俺の株の一部上場が流れちまったんだ!手痛い思いをしてもらおうじゃねえか。」
高見沢(ベルデ)は雅討伐に乗り気を見せる。
「とにかく、俺達で雅を迎え撃とう!」
真司はなんとか意見を纏める。
「真司、あんた頼もしくなったじゃない!」
霧島(ファム)が真司を賞賛していると、
「僕をどうするって?」
雅が現れる。
「雅!?お前のやっていることは聞いている。あまりにも身勝手じゃないか!」
真司は身構える。
「それをここで言いますか?皆さん、自分達がライダーバトルをしていた時の記憶がワールドホープの力で戻っているはずです。だから、ライダーデッキでの戦い方が解る。違いますか?」
「それがどうした!?」
「独善的な正義、植物状態の恋人、不治の病、憂さ晴らし、友の仇、ゲーム感覚、ちっぽけな幸せ、名ばかりの英雄、人類の頂点、仮死状態の姉。それらのために他人を殺すことは身勝手ではないのですか?」
真司の言葉に雅は質問を投げかける。
「それは…」
真司は言葉に詰まるが、
「身勝手で何がいけねえんだ?」
「俺達の世界を知っているなら、俺が前に言った言葉を覚えているよね?確かに、あの戦いに勝てば最強かも知れない、けど最低な奴だ、って。」
高見沢と北岡が肯定する。
「つまり、あんたも仮面ライダーだってこと。」
芝浦が更に付け加える。
「そうですね。僕も、ある意味では貴方達と同じですね。」
雅は答えながらガイアドライバーを装着し、
〔テラー…〕
テラーメモリを起動させる。
「雅、どうしてお前がドーパントメモリを!?」
真司は驚く。
「ダブルの世界を捜索している間に、拾っておいたのです。」
雅はそう言いながらテラードーパントに変身する。
「俺達も行くぞ、変身!」
真司達は変身する。
「さて、最初から本気で行くぞ。テラーフィールド!」
テラードーパントは恐怖を司る黒い泥の様な空間、テラーフィールドを精製し、それに呑み込まれてライア、ガイ、インペラー、そしてゾルダは爆発し、ライダーカードに封印される。
「以外と残ったな。それなら、身体的恐怖を教えてあげましょう。テラードラゴン!」
テラードーパントは頭部の仮面からテラードラゴンを呼び出し、ベルデはテラードラゴンに食われ、タイガはテラードラゴンの爪に引き裂かれてライダーカードに封印される。しかし、それと同時にテラーメモリはガイアドライバーから排出され、砕け散る。
「やはり、適合率4%では限界か。それなら、適合率が89%で一番高いこのメモリの出番だな。」
〔タブー!〕
雅はタブーメモリを使ってタブードーパントに変身し、ファムに大量の光弾を放つ。
「真司!ちゃんと、靴の紐縛れるようになったんだね!嬉しいよ!」
ファムは爆発に巻き込まれてライダーカードに封印される。
「美穂!?おい!」
龍騎は嘆く。
「面白えじゃねえか、雅。それでこそやり甲斐ってものがあるんだ。」
【SWORD VENT】
王蛇はベノサーベルを召喚してタブードーパントに向かう。
「浅倉、雅は俺がやる!」
【SURVIVE】
龍騎は突進する王蛇をはね除けて龍騎サバイブになり、ドラグランザーに乗る。
【FINAL VENT】
上空でドラグランザーはバイクモードに変わり、タブードーパントに火球を吐きながら落下の勢いを利用して必殺技のドラゴンファイヤーストームを放ち、タブードーパントを轢き飛ばしてメモリブレイブさせる。
「どうだ、雅!」
龍騎サバイブは身構える。
「仕方がない。これを使うか。」
〔ユートピア!〕
雅は、更にユートピアドーパントに変身する。
「まだメモリがあったなんて…」
龍騎サバイブはドラグバイザーツヴァイからドラグセイバーを展開して構える。
「行くぞ!」
ユートピアドーパントは走って龍騎サバイブに近づき、ドラグバイザーツヴァイをバトンで払うと、右手で龍騎サバイブの頭部を掴む。
「っぐああああああ!」
龍騎サバイブは叫びながら変身が強制解除される。そこには、文字通り顔を奪われ、精気を失った真司がいた。
「城戸、しっかりしろ!」
ナイトは真司に近づく。
「へっ、面白えじゃねえか。」
【FINAL VENT】
王蛇は必殺技を発動してベノスネーカーを召喚し、ベノクラッシュをユートピアドーパントに放とうとするが、ユートピアドーパントはそれを迎撃するために龍騎サバイブから奪ったエネルギーを両足に纏わせて跳び、身体をひねりながら両足蹴りを王蛇に放ち、その両足蹴りは王蛇のライダーデッキを破壊して致命傷を与えるが、ユートピアドーパントもベノクラッシュの連続蹴りを数発受けて空中で両者は爆発し、雅は変身が解除されて落下し、王蛇はライダーカードに変わっていた。
「まさか、あの浅倉がやられるとは…」
ナイトは唖然としている。
「蓮…俺はもうダメだ……だから、こいつを…」
真司はナイトにライダーデッキを渡す。
「おい!城戸、死ぬな!みんなの平和を守りたいんだろ!?」
ナイトは真司を揺する。
「なんか…あの時と、同じだな」
真司は龍騎のライダーカードに変わる。
「後は蓮さんだけですね。」
【CHANGE RIDE-V BUCKLE VERSION RYUGA-】
「変身!」
雅はナイトを見ながらディロードライバーをVバックルに変えて、仮面ライダーリュウガに変身する。
「貴様、よくも城戸を!」
【SURVIVE】
ナイトはナイトサバイブに変身し、ダークソードを取り出す。
【SWORD VENT】
リュウガはドラグセイバーを召喚してナイトサバイブを斬る。
【STRIKE VENT】
リュウガは更にドラグクローを召喚して、ナイトサバイブにドラグクローファイヤーを放つ。
「これで終わりだ。」
【FINAL VENT】
リュウガは必殺技を発動してドラゴンライダーキックをナイトサバイブに放ち、ナイトのライダーデッキは破壊される。
「しまった!」
デッキが破壊されたことで、蓮は変身が解除される。
「終わりですね。」
リュウガは近付くが、
「まだだ。」
蓮はリュウガから距離を取り、水面に龍騎のライダーデッキを向けてVバックルを出現させる。
「なるほど。」
リュウガは変身を解除して、ディロードに変身する。
「城戸の仇をとらせてもらう。変身!」
蓮は龍騎サバイブに変身する。
【SUMMON RIDE-REINFORCE-】
「リィンフォース、セットアップ。」
【FORM RIDE-DELOAD SNOW RAIN-】
ディロードもスノーレインフォームに変身する。
【SHOOT VENT】
龍騎サバイブはシュートベントを発動してメテオバレットを放つが、
「ディバインバスター!」
直射魔法を使って威力を相殺する。
「これなら!」
【STRANGE VENT】
龍騎サバイブはストレンジベントを使ってサポート用のカードを精製する。
【FREEZE VENT】
龍騎サバイブは精製されたフリーズベントを即座に使い、夜天の書を凍結させる。
「これで魔法は使えないはずだ!」
龍騎サバイブはライダーデッキからファイナルベントを取り出すが、
「今だ!カルテットバインド!」
ディロードは、持ち前の拘束魔法で龍騎サバイブを捕らえる。
「何っ!?」
「このカルテットバインドは、僕自身が使える魔法。夜天の書が無くても使えます。」
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「『ディロード雷天キック!』」
ディロードは必殺のキックを龍騎サバイブに放ち、龍騎サバイブをライダーカードに封印する。
「望みを求めし鏡の戦士の世界、捕まえた。」
雅は変身を解除して、ライダーカードを拾い上げ、ワープのカードで移動した。
to be continued.

次回、仮面ライダーディロード
「ここで雅君を食い止める!」
「真尋さん、ここで待っていて下さい!」
「さすがはプロゲーマーだな。」
「伊達にルナティックをノーコンティニューでクリアしていない。」
「必殺、私の宇宙CQC。」
次回『幻想の森』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
Vバックル(リュウガ):ディロードライバーをリュウガのVバックルに変えて仮面ライダーリュウガに変身するためのカード

撃破世界一覧
生徒会役員共
変身忍者嵐
仮面ライダーオーズ
人造人間キカイダー the animation
仮面ライダー 剣
仮面ライダー555
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーアマゾン
生徒会の一存
仮面ライダー響鬼
仮面ライダーX
仮面ライダーストロンガー
仮面ライダーV3
仮面ライダー
仮面ライダーカブト
仮面ライダー(スカイライダー)
仮面ライダースーパー1
真・仮面ライダー~ 序章プロローグ~
キノの旅~the Beautiful world~
灼眼のシャナ
仮面ライダー電王
仮面ライダーJ
仮面ライダーW
スクライド
仮面ライダー龍騎 ←new 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧