| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

徒然草

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

228部分:二百二十八.千本の釈迦念仏


二百二十八.千本の釈迦念仏

               二百二十八.千本の釈迦念仏
 千本の釈迦堂において南無釈迦牟尼仏、と念仏を唱える仏事は亀山帝の御代に如輪上人がはじめたものであります。
 些細なことでありますがこういうはじまりがあります。そのはじまりは何か小さいことに思えますがそれでも今にも伝わっています。
 伝わっていることを知ればそれは面白いことになっていきます。それが少しずつ頭の中で出来上がっていくそのことを感じるのはかなりの知的刺激であります。だからこそいいものなのであります。
 それを今思う次第であります。ただの念仏でありますがそれでもそこにあるものは面白いものであります。ただはじまりましただけではありません。
 そのはじまりが少しずつ形になってそうして今に至りさらにどうなっていくのか。それを考えるととても面白いのです。ただお釈迦様に対して念仏を唱えてそれで終わりというものではありません。そこには何があってそうしてどうなっていくかです。それを考えていくと面白いのであります。だからこそこのこともかなり興味深いです。そして面白いのであります。そういうことなのです。


千本の釈迦念仏   完


                 2009・12・28
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧