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高知の洞窟

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第一章

               高地の洞窟
 野上紗枝と田辺瑠璃子、林由香、岡本雅美の四人は紗枝の神託を受けて今はギアナ高地に来ていた。
 その高地に着くと早速だった。
 四人は数多くの巨大な恐竜それも肉食性の種類に囲まれていた、それで早速激しい戦闘に入っていた。
 アロサウルスを氷の術で攻めつつだ、紗枝は仲間達に言った。
「何でこここんなに恐竜多いねん」
「ロストワールドやからやろ」 
 瑠璃子が紗枝に空のプテラノドンと戦いつつ答えた。
「それでやろ」
「この世界でも恐竜はおる場所少ないけど」
 由香はゴルゴサウルスを見据えつつ紗枝に言った。
「ここはおる場所やからな」
「それでやろ」
 最後に雅美が言った、雅美も空のソレデスと戦っている。
「ここは恐竜も多いねん」
「何かの映画の世界か特撮やな」
 今度はこうも言った紗枝だった。
「この世界の中でも」
「まあそれはな」
「言ったらその通りやな」
「ジュラシック何とかみたいやわ」
「昔から恐竜が出る映画多いけど」
 アロサウルスは中々倒れない、それは他の肉食恐竜達もだ。その頑丈さは最早ドラゴン並であった。
 しかしそれでも攻撃を続け敵の牙や爪、尻尾をかわしつつだった。紗枝は仲間達に対して言うのだった。
「実際に入ると大変やな」
「ああ、けどこの戦闘乗り切って」
「それでや」
「早いとこ街か村に入ろうな」
「この高地にもあるし」 
 街や村がとだ、紗枝も頷いた。
 そうして気を取り直して戦い続けようやく恐竜達を倒した、倒された恐竜達は相当な量の金塊に変わった。
 四人はしっかりとその金塊を手に取ってだった、そうしてから地図を見てだった。最寄りの街に入ったが。
 そこでだ、まずはだった。
 食堂に入った、そこで出て来たのは。
「恐竜の肉な」
「ブロントサウルスのステーキか」
「恐竜の肉まであるんか」
「こうしたのも食べられるんやな」
「はい、この店ではです」
 店のウェイトレス、スリックの娘が言ってきた。
「名物は恐竜料理なんですよ」
「それでかいな」
「はい、こうしてです」
 紗枝に笑顔で話すのだった。
「恐竜のステーキもあります」
「そやねんな」
「それにです」
 ウェイトレスは紗枝達にさらに話した。
「他のお料理もありますよ」
「ああ、メニュー見たら」
 実際にだ、紗枝はテーブルのメニューを見て述べた。
「実際にな」
「ありますね」
「ああ、結構以上にな」
 まさにとだ、紗枝は答えた。
「シチューに煮込みにグリルにスペアリブに」
「その時に仕入れる恐竜の種類によってです」
「食材は変わるねんな」
「はい、家畜にするには」
「恐竜はでか過ぎるからな」
「どの恐竜を得られるかはです」
 そのことはというのだ。
「わからないです」
「それでやね」
「今日はブロントサウルスですが」
「他の恐竜の場合もあるか」
「そうです」
 その通りだというのだ。 
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