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転生したら、英霊になっていた。

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第1話「探索とゴブリン現る!」

 
前書き
1話目になります!
よろしくお願いします。
ストーリーは漫画とアニメからになります。 

 
〜探索120日目〜
ヴェルドラと別れてからちょうど120日目に
入った。
シャルルとリムルは探索兼魔鉱石と薬草‥・ヒポクテ草を集めて行く。
モンスターに出会うとリムルの水刃で
倒して捕食→解析→スキルを手に入れたり
シャルルもルーン魔法や魔剣を使い
吸収→分析→スキル習得を繰り返して行く。

さて、読者の皆さんは疑問に思っている事の
食事であるがリムルはスライムだから食べなくても平気なのはご存知の筈だ。
シャルルは英霊の分類に入るので魔素を
取る事で食べなくても大丈夫なのだ!

今は、水辺の近くで休憩中だ。
シャルルは新スキル【自動地図(オートマッピング)】を覚えてこの洞窟の地図を作成していた。
「大体の範囲は分かったな。」
と呟くとリムルは泳ぎながら?
「ワレワレハ、ウチュウジンデアル!」
と言葉の練習をしていた、少し前にコウモリモンスターを捕食し得たスキルを使い
会話ができるようになった。

色々と試しながらシャルル達は道を進んでいた。
二人は今後どうすらか話し合って
 「あてがある訳ではないし目的だって、適当なのだからどこか、村か町にでも出たら心優しそうな人間に声をかけてみようとは思っているのだけど?」

「そうだなぁ、ぶらり旅するのも悪くないしなぁ。」
とリムルがシャルルの肩に乗り
普通に話していると洞窟の中の人工物
扉の前に居た。

さて、どうやって扉を開けたらいいだろう?
等を二人で考えていたら、

 ギギギィィィッーーー!!!

 と軋む音を立てながら扉が開いていく。
 シャルル達は慌てて、道の端に避けて、
スキル暗殺者の1つ、気配遮断を使い様子を
みる。
(この効果は使用に触れていれば触れた対象にも効果を得るが半径は50メートルぐらい)

「やっと開いたか。錆付いてしまって、鍵穴もボロボロじゃねーか…」

「まあ仕方ないさ。300年、誰も中に入った事がないんだろ?」
「入ったという記録は残っていません。それよりも、本当に大丈夫なんでしょうか?いきなり襲われたりしないですよね…?」

「がはははっ! 安心しろ。300年前は無敵だったかどうか知らんが、所詮大きなトカゲだろう!俺はバジリスクをソロで討伐した事もあるんだっ。任せろ!!!」

「それ、前から思ってましたが、嘘ですよね?バジリスクってカテゴリーB+ランクの魔物ですよ?カバルさんにはソロ討伐なんて無理ですよね?」

「馬鹿野郎!俺だってBランクだぞ!でかいだけのトカゲなんざ、敵じゃねーんだよ!」
「はいはい。解りましたから、油断しないで下さいよ?まあ、いざという時は私の"強制離脱"で逃げますけど…」

「二人が仲いいのは分かったから、そろそろ静にお願いしますよ。あっしの"隠密スキル"を発動させやすんで!」

 何だか騒がしい三人組が入ってきた。
 言葉は理解しているのはシャルルだけでありリムルはスキル【大賢者】の説明で理解したらしい。

 しばらく隠れて様子を覗った。
 やせ気味の男が何かしたのか、急に三人の姿がぼやける。が、見えないという事はない。
(隠密…と言っていたか。
おそらくは、スキルの一種なんだろうな。)
とシャルルは分析しながら
 

 三人の気配が消えたのを確認し、シャルル達は移動を再開する。
三人が戻って来る前に速やかに扉を潜り抜け、その場を後にした。

〜森の中〜
洞窟から出てこの数日、ものすごく平和だった。
 洞窟内ではあれほど頻繁に魔物に襲われたのだが、外に出てからはまったくと言っていいほど襲われていない。
 一度だけ、発声練習をしているリムルが狼に襲われたのだが、

「あ”?」

 と、声を出して凄んだだけで、

「キャイーーーーン!!!」

 とか、情けない悲鳴を上げて逃げて行った。
 普通の大型犬よりも大きい、体長2m超えの大物が何匹かいたのだが…。
 何というか、スライムを見てビビる魔物とか、情けない限りである。
 シャルルやリムルとしては、襲われないならそれに越した事はない。

シャルルは気になったので観察を続けてみると、どうやら狼だけではないらしい。
 周囲100m以内に、魔物が入ってくる気配がないのだ。
 あれ? なんか、俺達の事を恐れているような…。
 何でだろうか?
 間違いなく、この森の魔物は、俺達の事を恐れているみたいだ。
 そう確信した時、俺達の【魔力感知】が魔物集団の接近を感知した。
俺達の目の前に、わらわらと、30体程の人型の魔物が現れた。
 小柄な体躯。
 粗末な装備。
 薄汚れて、知性に欠ける表情。
 それでも、知性が無い訳ではないのだろう。剣や盾、石斧や弓まで装備しているヤツもいる。
冒険者を襲う有名な魔物!
【ゴブリン】

〜シャルルsaid〜
 
 (……俺達襲われるのかな?)

 そう思って眺めていると、群れのリーダーであろう一体が口を開いた。

「グガッ、強キ者タチヨ…。コノ先ニ、何カ用事ガ、オアリデスカ?」

 ゴブリンって、しゃべれたんだ。
 ある程度は、【魔力感知】の応用で理解出来るのかもしれないけど。
 ってか、強き者達って俺達に言ってるんだよな。
 武器を持って取り囲んで、丁寧に問いかけてくるなんて。
 こいつらは一体何を考えているのか?
 俺は興味を持った。
 どうやら、すぐにでも襲い掛かってくる訳ではなさそうだ。
 俺達の言葉が通じるか、試してみるのもいいかもしれない。

俺達は、ゴブリンと会話してみる事にした。

 
 

 
後書き
次回、第2話「ゴブリン村と牙狼族:前編」 
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