真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
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2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
ロッカーの中身は・・・いたずらにしか見えん
前書き
今回の話は、クトゥルフ神話TRPGのシナリオ
shinaeさんが作ったロッカーを題材に2章を書いていきます。
TV版2.5話又は、漫画版1巻の話の最中です。
また変な関西弁になりますがよろしくお願いします。
クトゥルフTRPGをやっていてロッカーをやっていない方は、
ネタばれになってしまいます。
大筋も変えれるものでもないので、3.4話ぐらいで終わります
―――ここにはロッカーがある。
ここにはロッカーしかない――――
5つのロッカーのうち一つだけ大きなサイズのロッカーがある。
それには「ロッカーのかぎ」と書かれている。
残り4つには左から100、23、67、36と書かれていた。
「ロッカーのカギがあるんならすぐに出られそうですね」
「先生それはどうかな、こんなことをしでかす趣味の悪い奴だ、
絶対になんかあるぜ」
「綾君、友達いないやろ」
「いないことはないがな、こんな俺でも奇特な友人になってくれるやつはいるぞ」
「どうやったらその年でそこまで皮肉られるんや」
「それを言ったら八神も小学生らしくないぞ」
「それは車いすで・・・」
「誰が障害の事を言った、そんなものコンディションだと聞いたことがある
違う、お前ら精神年齢高すぎる、普通小学生なら泣きさけんだり、パニック起こしたりするだろうが」
「それを言ったら綾君もそうやん、私の事ははやてで良いよ」
「了解、まぁ一人暮らしって言ってたらしっかりするものか?」
「仲いいね、先生もうれしいけれど、開けてみないかい」
「なら俺が開ける」
「それは出来ないよ、僕が開けるよ」
野見山は恐る恐る震えながらロッカーに手をかけ、それを開けた。
俺はそれを見てられなくてほかのロッカーも開けようとしたんだが開かなかった。
しかもこの部屋全体に絶対魔法防御みたいな効果がいつの間にか張られていやがった。
俺の魔力の結合がうまくいかない。
最悪開門の呪文で開けようと思ったんだがな
あのくそ女?絶対今度会ったら殴ってやる。
「鍵は無いけれど、こんなものが中に入ってたよ」
先生の言葉で俺とはやては中を見た。
中をのぞくと雑多に物が詰め込まれている。
温度計、ぐつぐつとしている液体の入った鍋、ミトン、古びた絵本、開封済みのホッカイロ、薬、
500mlペットボトルに入った水、ぬいぐるみが入っている。
「鍵じゃなく倉庫じゃねえか!」
「どうやらこれがカギの様やね」
「なぜこれがカギだと?」
「う~ん小説でもそんな感じと違うと思うんよ
それに実はこれはなんでもないですってなったら、意味わからへん」
「君たちこんな文字も書かれているよ」
野見山はロッカーの内壁を指さした。
そこにはこう書かれていた。
「ものを全部外に出して閉めること」と書かれている。
俺は他に探してもどうやらここにはこれしかなく、穴や鍵は見当たらないことがわかった。
なんかお遊びに付き合うのも馬鹿らしくなってきたので、野見山とはやてに物を出してもらい。
俺は隣の100と書かれたロッカーを開けてみる
鍵はかかったままだが、俺は呪文を唱える。
外に出る呪文は結合されないが、肉体強化なら一瞬出来るはずだと、俺は力を込め思いっきりロッカーを開けた。
そこにはぐちゃぐちゃに血にまみれた見るも無残なおれの死体がロッカーの中に放り込まれていた。
俺はすぐに口を押え、片膝をついてうずくまってしまった。
「綾君、先生ちょっとそれ出しといてください
綾君の様子がおかしいんや」
「ああ分かったよ」
「どないしたんや、綾君」
はやてが俺の肩を触れて聞いてきたので、俺はロッカーの方に指をさす
「何もないよ綾君」
「そ・・・そんな馬鹿な」
もう一度俺はロッカーをみたら、そこには先ほどまでと同じ閉まっているロッカーがあるだけだった。
幻覚か、基本幻覚、幻術類が効かない俺におかけてくるなんて、混沌は伊達じゃないってか
「す・・・すまない、ちょっと気分が悪くなっただけだ」
「無理もないわ、意味不明にしかも夢じゃないっていうのはわかる、こんな場所に連れてこられたら誰でも気分とか悪くなるわ」
「そう言ってくれると助かる」
「困った時はお互いさまや」
「出し終わったよ」
ちょうど、野見山が出し終わったところだ。
温度計、ぐつぐつとしている液体の入った鍋、ミトン、古びた絵本、開封済みのホッカイロ、薬、
500mlペットボトルに入った水、ぬいぐるみってなんだろうな
まぁこれがカギって言うんだから、これらを入れたら閉まるって事か、考えてたら二つのガシャンという音が聞こえた。
音が聞こえた場所を振り向くと野見山がロッカーを閉めた時にロッカーのカギが閉まった音とどこかのロッカーが開いた音だとわかった。
「先生驚かすな」
「ものを全部外に出して閉めることって書かれていたからね」
そうだったな、最近精神虚弱になってる気がする。
気のせいだといいんだが・・・
「先生、どこかの扉が開かないか」
野見山が隣の100を手にかけたらすぐに開いたので、すぐさま俺はペットボトルの水をロッカーに入れた。
「先生取り合えず閉めてくれ」
「あぁ」
閉めた瞬間どこからか俺に向かって針みたいなのが飛んできたので回避したら、丁寧にも追尾してきやがった。
「ちっ!」
俺はすぐにその針を抜いた。鍵が閉まった音も開いた音もしない
どうやらきちんとした物を入れないとダメみたいだ、失敗したら針が飛んでくるという事か・・・
悪趣味すぎる
もう一度先生に開けてもらいペットボトルを出してもらい、きちんと調べることにした。
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