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真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改

作者:南條 綾
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1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
  転校

 私立聖祥大学付属小学校御大層な名前の学校だ
大学までエスカレーターらしくなぜか中学からは男子校、女子校とわかれる学校である
いわゆるお嬢様おぼっちゃま学校ってやつだ。
なぜか俺の戸籍もあり、どうやったかは知らないが
ある以上は俺も通わないといけない羽目になった。
本当はきりが良いから来週頭に行く予定だったのだが、急遽予定を変えた。
クラス中を虜にしている奴を
本当にスパースオペラに出てくる獅子帝や、
麦わらの海賊の奴みたいなのなら仕方ないのだが
魅了系で意識操作をする最低の奴なら俺の知り合いに何かあってからじゃ遅すぎる。
ガキだがあと10年ぐらいすれば、
このまま育てば極上の女どもになるだろう
それを見越して馬鹿をする奴もいるだろう
俺が生きていた場所よりはるかにこの世界は混沌すぎる
後に仮面ライダーが産まれる要素のある街
夜の一族とか言われている怪奇ファンタジー設定の一族のある世界
次元世界とかいう異次元の世界を持ったこの世界観
何があっても不思議じゃねえ
下手したら危険と隣り合わせの世界かもしれない
だから神と名乗る奴が俺に不思議な能力をくれたのかもしれない
こうも考えられる神は何も言わなかったが、俺以外にもこの世界に来た奴がいるかもしれないし、
俺が知らないだけで精神操作に秀でたものがいるかもしれない
だからこそ、ガラじゃないが早めにここに来た。
だが早まったかも
小学校から制服とは思わなかった。
違いはスカートと半ズボン
どちらも嫌だ!
この年で半ズボンだと
羞恥プレイかと言ったら昨日アリサに
嫌ならスカートしかないけれどと言われた
だから・・・
校則だから仕方ないでしょとまで
アラフィフが半ズボン
なんで忍者とかけったいなものばかりあって
飛び級がないんだ

 今俺は教室の前で立たされてる
何か悪いことをしたわけではなく紹介のために外に出ててくれというものだ
見た感じ普通そうだが、かすかに暗示っぽいのを感じる
呼ばれたので中に入ると何かが俺の中に入ってきやがった。
速攻自分の中で抵抗をする
神の与えたこの手の物は応用が効くみたいだ
俺がいいと思えば暗示が聞くし
拒否れば一切かからない。
俺は出所を探す
案の定3人娘がいる教室だ
かかってないのは制服の上からでもわかる
スマートなんだが筋肉の鎧で護られてる金髪の男
もう一人は青色と赤色の色彩が違う目を持った奴がいた
金銀妖瞳(ヘテロクロミア)
いや今は虹彩異色症(オッドアイ)と言われてたな
こいつが転生者かどうかわからないが、
もし転生者なら全員が赤い目かもしれないな
髪の色は関係なしと
俺の目も赤色で髪はこの世界でも珍しい銀髪だった。
奴は金髪だからな

 これは、自意識を持った魅了系か
一気に精神を奪うと人形みたいだが、
徐々に精神を移行させれば自然と好きになったと感じられるものだ
抵抗が弱いと一目ぼれみたいになり
強い奴でもなんか気になるレベルから、そいつの事を気になるだし惹かれていくという
ある意味厄介な魅了系だ
欠点は時間がかかるということか
それで納得だ!
なのはとすずかは魔力持ちで抵抗が強い
だからかかりにくい
アリサは特別不可思議な能力は持ってない
あるのはIQがめちゃくちゃ高いというっことか
数字は聞いてない
そして3人娘はきっとこころの知能指数EQと言ったがこれも高いはずだ
だからアリサは何か気になると言っていたのを思い出した。
こいつは俺にまでちょっかいをかけてきたってわけだ!
これは喧嘩を売ってきたと思っても良いよな。
教室に入った瞬間
可愛いとか言われたとかちっちゃいとか言われたことが原因じゃないはずだ!

 自己紹介「南條 綾 9歳以上」いってそいつの前に歩き出した。

「南條君、僕に何か用かな?」

「てめえごときが俺にちょっかいかけるなんて1億年はええ
そして、てめえが誰をその能力で落とそうか知ったこっちゃないけどな
俺の女たちに手を出してみろ、地獄を見せてやるぞ!」

「綾君?」

 すずかが赤い顔で俺に言ってきたところでうるさい奴が声を遮ってきやがった。

「ちょっと綾、女たちって誰の事を言ってるのよ!」

「そんなのてめえらしかいねえだろうが、アリサにすずかになのはだろうが」


「だからいつから私たちがあんたの女になったのよ」

「言ってねえだろうがただ単に友達を入れてないだけだろ
頭いいんだからそれぐらい察しろ」

「察しれるか」

「綾君、それはいくらアリサちゃんでも無理があるかと」

「俺の性格知ってるんだからわかるだろうが」

「何あんた喧嘩売ってる?」

「はぁ?俺は売り専じゃねえ、買い専だ」

「すずかちゃん、アリサちゃんと綾ちゃんの話が分からないんだけど」

「多分買い言葉に売りお言葉だと思うよ」

「お前・・・なに?なのはやありさ・・・すずかを呼び捨てにしてるわけ?」

「こいつらも言ったけど友人らしい」

 俺は3人を見る

「はぁお前みたいなチンピラに3人はやれるか~」

 そう言った瞬間魅了の効果を高めてきたので、
俺はすぐに動いて3人を俺の後ろでかばう

「忠告はしたぞ、人の女に手を出すなと
次は忠告じゃなくぶっ殺すから覚えとけ」

 俺は昔の杵柄で殺気を伴ってどすを聞いた声で言い切って
襟元を持って壁にほおり投げた。
魅了の効果が急に高くなって急に止まったので俺と後ろにかばわれた3人
そしてかけた張本人、筋肉質の男子生徒以外はショックでみんな寝転んでしまった。

「お前覚えておけよ」

 そう言ってオッドアイの奴は教室に出て行った。
残りは得体のしれない男
オッドアイの魅了にかからず、平然にしているこいつ
俺は警戒をやめなかった。

「おいおい、警戒するのはわかるが、その殺気やめてくれないか
俺はただの小学生なんだしな」

「よく言うぜ!名は?」

「七枷 サイツだよろしく、
まぁいいや成り行きを意味させてもらうぜ」

「まぁいい」

 俺は指を鳴らして催眠を外した
みんなはなんで寝てるのって感じだったんだが
あえてごまかした
オッドアイの奴は神威 皇帝
名前負けしてる中2みたいな名前だった。
神の威を借りる小物だなあれは
サイツとかいう奴の方が得体が知れなかった。

 昼食の時間になり
屋上に連れてこられた
ピクニックみたいにシートを引いてご飯を食べるのだが
説明しろと目で訴えかけてやがる。

「説明って言われてもなぁ、想像の域までぐらいしか」

「それまででも構わないわよ、何か私たちにしてたんでしょう」

「アリサの言う通り魅了系だな
じわじわと自分の方に好感が持てるように
完全に入ると奴の命令は何でも聞くようになる言ったものだな多分」

「綾君多分って」

「そこまで言ったやつはいなかったからよくわからん」

「そう、女って言われたときはびっくりしたわよ」

「彼女なわけないだろうが、何がうれしくて出るとこ出てない奴を好きに・・・」

 俺の方に巾着袋が投げ飛ばされた。

「危ないだろうが」

「そのセクハラ発言いい加減にしなさい」

「セクハラ、本当の事だろうが
何がうれしくて・・・失言だったな
恋愛感情なんて一種の興奮剤と同じだ
しょせん人間関係なんて損得勘定か快楽のための方便だ」

「違うよ!」

 普段大声を出さないすずかが大声を出したからびっくりした。
俺だけじゃなくアリサもなのはも大きな目をもっと大きくしてすずかを見ていた。

「そういう人たちがいるのは知ってるよ、でも・・・
綾君はそんな人じゃない」

「何を知ってる俺の?」

「知らないよ、何も話そうとしてくれないから
でもいつか話してくれると信じてる。
綾君はなぜ日にちを繰り上げて学校に来たの?」

「本当にすごいカリスマ性を持った奴を見たかったのと
後々面倒なことを排除したかったからだ」

「うそだよ、私たちのことを心配してくれたんだよね」

「買い被りだ」

「だって穏やかに私の膝で寝てたから」

「それだけで何がわかる」

「わかることもあるよ、私たちに心を開いてくれてるって事とか
それは情欲や損得勘定じゃないよね」

「そうだと言ったら」

「綾君は自分に嘘を言ってるよ
私は私たちを助けてくれた綾君や私の膝枕で穏やかに眠っていた綾君を信じてる」

「勝手にしやがれ、それはてめえが勝手に思ってるだけだ
てめえの思考を変える資格は俺にはねえ・・・何かあれば呼びやがれ
お前らに何かあれば目覚めが悪い」

 そう言って俺は機嫌悪そうに早退をした。
目的は達成したから良いだろう
俺は河川敷へと向かった。 
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