真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
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1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
自分の方向性
結局一晩膝枕で眠ってしまった。
俺が目を覚ますとすずかはとっくの昔に目を覚ましていたようだった。
「綾君おはよう」
「ああ」
俺は少し決まづい感じだったのだがすずかはそうでもないらしい
ここらが小学生なのだろうか昨日も思ったのだが本当にアンバランスな二人だ
今の俺もそうだからか似たもの同士ってやつだな
「起きるぞ」
「うん」
俺はすずかン膝から離れ起きだすと、すずかはそのままの姿勢で動き出さない
流石に不審に思ったから手を貸し起こそうとすると表情がゆがむので手を離した。
「お前まさか・・・しびれて動けないとか」
「ははっそうみたい」
「ばかだろ、そんなになるまでやるな馬鹿だろ
勝手に膝枕なんてやってる罰だな」
「そんな風に言うのはひどいよ
一回起きたの知ってるんだから」
「はぁ、狸寝入りか、そん時素直に起きとれよ」
「う~堪能したかったんだけどなぁ」
「十分だろう、それにつけても腹減ったなぁ」
「昨日お姉ちゃん帰ってこなかったからね」
「はぁって言うことは俺とお前だけだったのか」
「違うよノエルもファリンもいたから」
「だが・・・」
俺が次の言葉を言おうとしたらすずかが少し怒り口調で言ってきた。
「うん、綾君が何を言いたいのかはわかるよ。
でも口に出さないで、
ノエルもファリンも私の大事な家族なの、
それを言うのなら・・・」
「あぁすまなかったな」
俺もすかさず、すずかの会話を遮る。
そうすずかは気づいている。
俺が、この家のメイドが人間じゃないことを感づいていることを
すずかはベッドテーブルに置いてある呼び鈴を鳴らすと
すぐにファリンと呼ばれたメイドが来た。
メイドってやつは落ち着いていて穏やかなやつだと思ってたのだが、
ノエルはそんな感じなのだが、
こいつの雰囲気は落ち着いてない、なんかドジそうと思った瞬間
盛大に転びそうになったので、俺は立ち上がり支えてやっろうとしたんだが、
何だこの重さは、俺は鋼気功の感じで自分に気を送り
自己体格をブーストしたんだが、それでも足らなかったので魔力を送り足りない分を補った。
「思い」
さすがに出た言葉はこれだけだった。
「綾様ひどいです。女の子に言うセリフじゃないですよ」
「そんなのどうでもいい、早く自分で立ち上がれじゃないと支えるのやめるぞ」
なんか腕が重くなってくる
気が動転してるのかパニクってやがる。
「いいから落ち着け、深呼吸してゆっくり立ち上がれ!」
俺が大きめの声で言ったらいい返事とともに、深呼吸して、自分の足で立ち上がった。
いうかドジすぎるだろう
なんで何もない場所で転べるのか不思議だ!
「綾君ありがとう」
「身の危険を感じただけだ、こんなドジメイド首にしろ」
「それはできない相談だよ」
「まったく、ファリンを支えてくれなかったら私の方に倒れてきてたから
また助けてくれたね」
「そうか、俺の方だと思ったからやっただけだ
さっきの暴言のわびだ。とっておけ」
「ありがとう」
そのあと俺は、この部屋ですずかと二人で食事をとった。
すずかは学校に行く時間だからかあわただしく行こうとしていた。
「今日行くなのはちゃんのところも綾君気に行ってくれると思うよ」
本当にこの二人はなのはってやつが好きなんだろう
絶対に会話に入ってくる
この二人から出てくる「なのは」
気にならないってのはうそになる
少しだけ俺一人になったので、ティアに聞いてみる
「ティアちょっといいか」
「珍しいですね呼び出すなんて?」
「どうやらどこかの家に厄介にならないといけないんだが」
「その為に各家を泊ってますから」
「どう思う?」
「綾様のパートナー候補でしょうか
でもなのはという子がどんな子かわかりませんと」
「違う!子供をパートナーにする性癖は持ってねえ」
「アリサさんを未遂ですずかさんに膝枕
ご説明はどうなんですか?」
「しるか、アリサは余計なことを言ったせいだし、
すずかは勝手にやったことだろうが」
「それは置いておいて、三件目を行かないと判断できないのでは」
こいつ本当にAIなのか
すごい人間癖え
「人間関係これ以上増やしたくねえ
面倒だ」
「ですが話を聞く限り次の事はかかわりあうのは十分にあります」
「どっちが危ないと思う?」
「ラッキースケベ的なトラブルですが」
「違う、次そんなこと言ったら分解してやるぞ」
「気を張りすぎですから、ちょっとしたスキンシップじゃないですか」
「本当に海鳴の奴らは俺のペースを崩すのが得意だな」
「おほめにいただきまして、多分色々ある可能性は月村家だと思います」
「なぜ?理由があるんだろ」
「聞いてくるということはお分かりだと思います。
まず、バニングス家は資産家ですが、普通の人間です
月村家も資産家ですが、何かとあります
一族の血筋というのもありますし、
またメイドさんたちも結構な戦闘力を搭載してます」
「搭載していても一人はドジだけどな」
「最後にまだ行ってないのでわかりませんが高町家は、
娘さんたちには合っていませんが、ご主人と恭也様両方ともすごい戦闘力をお持ちです
今のあなたでは、肉弾戦のみなら敗北するでしょう
その中ですずかさんだけは立ち位置が悪く思えます
あなたの無意識の攻撃をかわす運動神経は変えますが、それだけです
何か大きなそれこそ先日なトラブルがあれば身を守ることはできません
アリサさんは巻き込まれただけですから」
「確かに、そんなに高町家の男性は強いか?」
「攻撃力のみならあなたかもしれませんが、
恭也さんのあのスピードをとらえて攻撃する自信はありますか
父親もきっとあれほどの動き出来ると思いますよ」
「残念ながらねえな、娘たちも化け物かもしれないって事か」
「私はそこまでは言ってません
何をお考えで」
「世話になるんだ、良いところのお嬢たちだ
ガードぐらいはしてやるさ、なれ合うつもりはない
決めた!」
俺はすぐさまおやっさんに連絡を取る
「おやっさん。今大丈夫か」
「何かあったのか?」
「もう一度再確認だ3件のうちどこかに行かないとダメなんだろ」
「あぁ、その方がお前のためだと俺は信じてる」
「一般家庭に俺みたいな人外の能力を持った奴が入るのはトラブルの的になると思うぞ」
「それでもだ、もしトラブルが起きても、お前はあの子らを手放すようなことはしないと信じてる」
「俺の事を知らないのにか?」
「お前と暮らした約1ヶ月間でどんな奴かはわかってるさ」
「決めたよ」
「まだ士郎の所に行ってないだろう」
「月村にお世話になる」
「惚れたか?」
「そんなんじゃねえ、養ってくれるんなら返さないとダメだろう
またこの間みたいなことが起きるかもしれねえ
すずかを襲った理由聞いてなかったしな
同じ一族のはずなんだが・・・
襲われる何かがこの家にあるってことだ」
「あぁ、多分ノエルさんとファリンちゃんだな」
「知ってるのか?」
「知ってるさ、仕事柄裏の世界には詳しい
それに月村とは知人だ」
そうかよ
「そういう理由だ」
「俺はてっきりもう一人にあうのが面倒なだけだと思ってたのだが、
思ってたよりきちんとした理由だ
俺はお前がもっと人らしくなれるよう信じている
俺の許ではなくあの子たちの許の方がお前にとってプラスになると思っている
お前がそう思ったのなら、先方にそう言っておこう」
「ん、ありがとう」
俺の中でおやじはやっぱりおやっさんだ!
本来の年なら俺の方が年上なのだが
あんな貫録は俺には出せない
もし許されるのなら俺もあんな大人に今度はなりたいと思っている。
夕方ごろすずかが戻ってくる時間なのだが、いつもより足音が大きい
3人か
俺は彼女らが入ってくるタイミングを見計らって扉を開けたら、アリサが前に倒れてきたので支えた。
「大丈夫か?」
「ありがとう・・・じゃないわよ
勝手に開けようとしたら倒れるのは当たり前でしょう」
「その前にノックをするものだと思うのだが、ここはアリサの家じゃないしな
もし着替えてたら恥ずかしく思うのはお前の方だぞ」
「そうね・・・助かったわ」
「聞いていいか?」
「なによ」
「なんでアリサがここにいる
今日は塾の予定だろうが」
「ンな事、なのはの家に行かずに決めたからに決まってるじゃない
だから私たちがなのはを連れてきたのよ
文句ある」
「止めようとしたんだけどね」
「この2.3日でこいつがどんな奴かわかってる
無理だろう」
俺はこの二人より後ろにいる女の子に目を向けた
栗色のツインテールをしている子供だ
まともな小学生がいたことに驚きだ
「私は高町 なのは
聖祥大付属小学校3年生です
家族や友達からなのはって言われてるよ」
「綾、南條綾9歳以上
縁あって月村の家に世話になる」
ちっ早まったか
こいつの中に膨大な魔力を感じる
まぁ目覚めてはいないけどな
≪ティアこいつ≫
≪私の世界の魔力持ちです
ランクはAAクラスですが、発揮しないと思います≫
≪理由は?≫
≪世界が違うからです
この世界にも魔力とか超常現象的なことはありますが
この世界は私たちの世界では管理外世界
余ほどのことがない限り干渉はしてこないです
安心してください≫
≪反対に俺と仲良くなりすぎると発揮する可能性は≫
≪あるかもしれません≫
≪気にはなるな≫
≪どうかなされましたか?≫
≪こいつの目がな
ティアなるべくこいつもそれとなく気にする≫
≪流石に目と言われて私もわかりませんので、
あなたの直感を信じます≫
孤独を感じている目
こういう目をしたやつは無理をしがちだ
見た目話してると、こいつが一番小学生なんだけど杞憂であってほしいな
まったく引率者のような気がしてきた。
「ちょっと綾、あんた失礼なこと考えてるでしょう」
「なんだ俺が何か考えていたとしたら、お前に許可が必要なのか?」
「失礼なこと考えてるのは良くないでしょうか?」
「お前が読心術を使えるのならそうだが、
言葉に出さなければ罪にはならんさ」
「う~」
「すずかちゃん、いつもあんな感じなの?」
「アリサちゃんと綾君
仲良しさんだから」
「「どこか」」
俺とアリサの声がハモってしまった。
「本当にに仲良しさんなんだ
安心した」
「安心?」
「うん、いきなり二人から男の子を紹介したいと言われたらびっくりするよ」
「そりゃあな、もう少し小学生らしい会話がないのかお前たちは?」
「?」
「いい」
俺がわかったことは3人とも親友だけど、
三者三様どこか歪なものがある似たもの同士ってわけか
俺もそうだから人のことは言えんな
「あの」
「なんだ?」
「綾ちゃんって呼んでも?」
「ちゃん?
呼びたい用に呼べばいい
アリサは呼び捨てだし、すずかは君付けだ
勝手にな。お前も呼びたいように呼べばいい」
「お前じゃなく、なのはだよ」
?なんだ、こいつは何を言ってやがる
「お前じゃなくなのは、お前っていう子じゃないよ
名前で呼ぶのは大事だよ。うん
そうしたらすぐに友達にもなれちゃうんだよ」
俺はすずかとアリサの方を見るのだが無理よとの合図
なるほどやはり似たものか
頑固だ。
曲げたくないことは絶対に折れない頑固さがある
これで名前呼びしないとずっと言われる
面倒だが、名前呼びすればいいだけだ
「なのはだな、基本そうよんでやるが、お前というのも無意識に呼ぶときもある
気にするな、友人になりたかったらな」
「うん、でもなるべくなのはって呼んでね」
「善処する」
「なになのはの前では素直じゃない」
「当たり前だ!こいつの頑固さと勝負をするつもりはない」
しんな感じで雑談をしていたのだが、気になる事が一つ聞いた。
先日転入性が入ってきたらしい
転入性が来る、おかしな話でもないだろう
クラスメイトが少し変らしい
その転校生に女の子たちは全員惚れてしまって、
男子生徒は転校生の言うことを何でも聞いてる状態
特に私もクラっと来るっていうかとアリサが言っていた。
確かにおかしな話だ
芸能人のイケメンや美女でも全員が良いという奴はいない
考えれるのは魅了系が達者なやつなんだろう
アリサがかかりにくいのは絶えずすずかやなのはの側にいるからだろう
この二人が結界の役目をして防いでいるってことなんだろう
すずかは夜の一族でその手のは強いんだろう
なのはは膨大な魔力を内に秘めてるおかげだな
話を聞くにつれてすずかもなのはもたまにいいなって思うときがあるらしい
意識操作系か
俺の最も嫌いなものだな
確か来週から学校だったが・・・
「なぁお願いがあるんだが」
「綾が私たちにお願いなんて珍しいわね」
「私たちにできる事?」
「なのは達にできる事なら手伝うよ」
「正確に言えばバニングスさんと月村さんだな
アリサとすずかじゃない
明日から学校に通えないか聞いてくれ」
「あんなに学校に行くの居やがってたじゃない?」
「なんでか聞いても良い?」
「全員に好かれるカリスマ性
どんな奴か知りたいだけだ!
それ以上でもそれ以下でもない」
絶対に裏があるはずだ
無視をしても俺には被害は無いのだが
すずかやアリサに何かあったら目覚めが悪い
盾になるか
おやっさんに言われたのは
人を害なす剣ではなく
護る盾になってくれと
意味は分からない
護ってばかりじゃ倒せねえだろう
だがその意味を知ればもっと楽に生きられるはずだと言われた。
おやっさんに言われたからじゃないが、
とりあえずこいつらで実践をしてみよう
やって無理ならあきらめもつくはずだ
やらずに言ったところで誰も納得してくれず
面倒なだけだから
俺もなぜこいつらにかまうのかはわからないがそう言うことにしておこう
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