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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start

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Turn:41 信念のファイト

 
前書き
手札を増やしてシールドを確保し続けるchouchouに苦戦を強いられるミツキ
形勢逆転を狙って勝負に出る
一方タツマの相手は以前ミライとファイトしたチヅル
スキルを駆使して確実にタツマを追い詰めていく 

 
「女神が舞い降りた………」
完全に心を奪われていたタツマだったが一瞬寒気を感じてミライの方を見る
小気味いい音があたりに響き会場全体に沈黙が走った
「(今の音なんだったんだろう………)」
その音はファイトに集中していたミツキにさえも聞こえていた

Turn:41 信念のファイト

「負けんなよーミツキー!………なあ、1個聞いていいか?」
ようやく持ち直したタツマが声援を送る
ばかばかしくてため息を零していたミライだったが声をかけられて向き直った
「何?」
「今、何ターン目だ?」
「もう一発いっとく?」
「ひぃっ!?悪かったって!ちゃんと応援すっから」

「ティルアのストライドスキル、コストを払い山札の一番上を公開」
【Chouchou ピッテ】
「そのカードを手札に加え、更にChouchouのカードを手札に加えたら、リアガードを山札の下に置くことで1枚ドローできます」
「Chouchouだったらっていうか………あの………あなたのデッキ、全部Chouchouですよね?」
「あら、流石に気付きましたか」

「なんだそりゃ!?そんなん成功して当たり前じゃねえか」
「そうなるようにデッキを組んでるのよ、強いわね、あの人も」

「続けてクレネスをコール、そのスキルで山札の上から7枚を確認してティルアを手札に加えます………あら残念」
「(タツマさんのアビサル・オウルと同じスキル)」
「続けてピッテをコール、そしてこのChouchou ブランシェをコールします」
淡い色の和装に似た装いのマーメイドが姿を現す
「ブランシェの登場時能力、ピッテを山札の下に置き、山札の上から4枚を確認、その中からChouchou セーラを手札に加えて山札をシャッフル、ブランシェのパワーを+2000、アヤナをコール」
「(………来る!)」
「ブランシェでヴァンガードにアタック」
「インターセプト!」
「クレネスのブースト、アヤナでアタック」
「ラシェルでガード」
尾を振り下ろしたブランシェの攻撃をそーどみーが受け止める
更にその背後から現れ掌から無数の泡を飛ばしてきたアヤナだがその攻撃はラシェルがすべて剣で斬り落とした
「ラプリアでアタック!スキル発動、Gゾーンの表のカード1枚につき2枚、リアガードを山札の下に」
3体のリアガードがステージから海に飛び降りた
「そして戻したリアガードと同じ枚数ドロー」
ミチルが山札に手をかざすと4枚のカードが引き寄せられるかのように手札に加わった

「あれ?戻ったリアガードって3体だよな、今4枚引かなかったか?」
「Chouchouのハーツカードがあれば追加でもう1枚引けるのよ、そして、合計4枚以上引いた時、ラプリアの更なるスキルが使える」
タツマの疑問にはミライが答えた

「アヤナ、ミュリッツ、セーラ、そして2枚のプレアをコール」
一気に5枚のリアガードを手札からスペリオルコール
これであと2回追加攻撃できることになる
「ノーガード」
「トリプルドライブ」
【Chouchou セーラ】クリティカルトリガー
「パワーはミュリッツ、クリティカルはヴァンガードに」
【Chouchou サーシャ】トリガーなし
【Chouchou ピッテ】ドロートリガー
「1枚ドロー、このパワーはアヤナに差し上げます」

「なんだ?サーシャ2枚入ってんのか?」
「いや、たぶんこのターンの最初に山札に戻したカードじゃないかしら」
一度ブランシェで山札をシャッフルしている
おそらくその時に山札の上に来たのだろう

ラプリアの歌声が変化した衝撃波で身を捩じらせるサロメ
怯んで動けない隙にラプリアが接近して勢い良く尾を叩きつけた
【閃光の宝石騎士 イゾルデ】トリガーなし
【熱風の宝石騎士 シンベリン】トリガーなし
「一気に追いつかれた………」
「まだよ、まずはアヤナでヴァンガードにアタック」
アヤナの歌声がサロメに襲い掛かった
【炎玉の宝石騎士 ラシェル】クリティカルトリガー
「なっ!」
「よしっ!」

「(相手の狙いはスキルを駆使した連続攻撃、このトリガーは大きい)」
ミライも思わずガッツポーズを取ってしまっていた

「まだです、ミュリッツでヴァンガードにアタック、その効果で反対側のプレアを山札の下に、サーシャを手札からスペリオルコール、パワー+4000、更にアヤナのスキル、自身をソウルに置いてブランシェをコール、パワー+3000、ブランシェの登場時スキル、山札の上から4枚を見て、その中からクレネスを手札に、セーラのスキルで自身をソウルへ、1枚ドローしてクレネスをコール、クレネスのスキルで山札の上から7枚を確認、ティルアを手札に加え、代わりにミュリッツをドロップ」

「このタイミングでティルアを加える意味はない、おそらくクレネスをコールしたことにはほかの狙いがあるはず」
「つか、あのブランシェパワー一体いくつだよ」

「ノーブル・スティンガー!お願い!」
トリガーが乗っていたおかげでミュリッツの攻撃をなんとか防ぐことができた
「ならこれはどう!クレネスのブーストしたブランシェ!」
各種スキルの組み合わせでブランシェはパワー26000
トリガーが乗っていてもそう簡単には防げそうにないが
「イゾルデで完全ガード!」
「(なっ!?イゾルデを持っていた!?こっちの連続攻撃を読んでいたのね………)けどまだよ、ラプリアをGゾーンへ、クレネスのスキルで自身を山札に置きソウルブラスト、カウンターチャージ、そしてサーシャのスキルで他のリアガードが山札の下に置かれたとき、自身と山札の一番上のカードを手札に」
チズルの手札はなんと9枚
一方ミツキはわずか2枚まで減ってしまっている
「(このターンで決めなきゃ、私に勝ち目はない、決めて見せる!)」
意を決してミツキがドローしたカードはサロメ
これでストライド出来る
「ストライドジェネレーション!全盛の宝石騎士爵 エヴァンジェリン!そして!2枚のトレーシーをそれぞれ前列にコール!」
前のドライブチェックで手札に入ったトレーシー
このターン勝利するカギはこのカードにある
「エヴァンジェリンのスキル!すべての宝石騎士にパワー+9000!」
「一列につき18000のパワー上昇………トレーシーのパワーが37000に!?」
圧倒的な攻撃力に満ちるだけじゃなく会場中が度肝を抜かれる
「言ったはずです!どんな困難でも突き破る!それが私のロイヤルパラディン!綺場ミツキのヴァンガード!」
エヴァンジェリンが剣を構え真っ直ぐ向かっていく
「完全ガード!」
Chouchou ティノがエヴァンジェリンの攻撃を受け止める
「トリプルドライブ!」
【炎玉の宝石騎士 ラシェル】クリティカルトリガー
「効果はすべて右のトレーシーに!」
「(まだよ、もう片方を通して次をガードすれば………)」
【必中の宝石騎士 シェリー】トリガーなし
【宝石騎士 ノーブル・スティンガー】クリティカルトリガー
「効果はすべて左のトレーシーに!」
「そんなっ!?」
右のトレーシーがシェリーのブーストを受けティルアに向かっていく
「(ブランシェのインターセプトをいれてもシールドが足りない………これがあの子の………)」
トレーシーの斧が振り下ろされティルアは音もたてずその場に倒れた
【Chouchou セーラ】
【Chouchou 初舞台 ティルア】

「決まったー!長いようで短い死闘を制したのは綺場ミツキ選手!」
実況の声と共にミツキは両腕を上げ勝利を喜んだ
「(伝わってくる………あの子たちがこの大会に賭ける思い………)」

「っし、後は任せろ」
「はいっ!」
ミツキとすれ違いざまハイタッチしてコンソールへと向かうタツマ
一方ミツキは驚いた様子でタツマの方に振り返った
対戦相手のチヅルも力強い目で彼を見据えていたが
「(なんで紅葉つけてんだ?)」
タツマの頬に大きな手形がくっきり残っていることで目を丸くした

「タツマさん、今度は何やったんですか?」
「なにもやってないからはたかれたのよ」
ミライの言葉にミツキの頭上には疑問符が浮かぶばかりだった

「さあ、第二試合の開幕です、フォーチュンライト、東海林タツマに対するはエドラリッター、赤塚チヅル」
「タツマー!頑張んなさいよ!」
チームメイトと共に客席に座っていたタツミが彼に声援を送る

「ライド!竜刻魔導士 ニーズ!ルートを移動して、もう一枚ニーズをコール、ヴァンガードのニーズでアタック、ドライブチェック」
【黒翼のソードブレイカー】トリガーなし
ニーズの放った魔術がドラゴンナイト ターヘルに襲い掛かる
【炎熱傭兵 ダムジッド】トリガーなし
「さらにルートがブーストして、リアガードのニーズでもアタック!」
続けざまにターヘルにニーズの魔術が襲い掛かる
【マズルフラッシュ・ドラゴン】クリティカルトリガー
「ライド!ドラゴンナイト ムブディ、ディッダのブーストでヴァンガードにアタック」
【ドラゴニック・ブレードマスター“紅焔”】トリガーなし
ムブディの攻撃がニーズに襲い掛かる
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー

「慎重ね」
チヅルのファイトを見てミライはそう呟いた
「確かに、本当ならもう1~2体呼んで追いつきに行く盤面ですよね」
「手札がよくないのかそれとも………」

「今度はリアガードからだ!行け!」
ニーズの魔術がムブディに襲い掛かる
【ガトリングクロー・ドラゴン】ドロートリガー
「ムブディにパワー、一枚ドロー」
リア・ファルが負けじと攻撃を放つ
「ドライブチェック」
【竜刻魔導士 モルフェッサ】トリガーなし
リア・ファルが放った攻撃はムブディに軽く薙ぎ払われてしまう
トリガーが出なかったことでパワーが足りず攻撃が通らない
「ライド!ドラゴニック・ブレードマスター“紅焔”!ヴァンガードにアタック」
紅焔の剣が振るわれ炎がリア・ファルに向かっていく
【ドラゴンモンク シンセン】トリガーなし
【炎熱傭兵 ダムジッド】トリガーなし
紅焔の放った炎がリア・ファルに襲い掛かった
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「今度はこっちの番だ!ライド!覚醒を待つ竜 ルアード!」
ライドしたルアードがすぐさま腕を掲げると紫色の光がルアードに降り注いだ
「ストライドジェネレーション!暗黒竜 カーニバル・ドラゴン!ストライドスキル、ルートを退却してソードブレイカーとニーズをコール、ソードブレイカーのスキルで一枚ドロー、ルートのスキルで左のニーズにパワー、覚醒を待つ竜 ルアードと竜刻魔導士 モルフェッサをコール」
一気に盤面を整えパワーアップ
しかもこの陣形は
「ソードブレイカーを退却、カーニバル・ドラゴンのスキルを発動」
「ディッダを退却」
ディッダ以外のリアガードがいないのでタツマの前列がパワーアップする
「カーニバル・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」

「ヴァンガードから行くんですね」
「両サイドのリアガードがパワーアップしている状態、どちらかにトリガーを乗せることが出来れば………」

「完全ガード!」
炎熱傭兵 ダムジッドがカーニバル・ドラゴンの放ったブレスを受け止める
「まだだ、トリプルドライブ」
【ハウルオウル】ドロートリガー
「一枚ドロー、パワーはモルフェッサに」
【竜刻魔導士 モルフェッサ】トリガーなし
【黒翼のソードブレイカー】トリガーなし
「ルアードでヴァンガードにアタック!」
「ダメージチェック」
【ガトリングクロー・ドラゴン】ドロートリガー
「こちらも一枚ドロー」
「パワーアップしようが関係ねぇ!行け!モルフェッサ!」
モルフェッサが腕から放った攻撃で紅焔を狙うが
「ジェネレーションガード!炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン!」
現れたディナイアル・グリフォンの羽ばたきで自らの攻撃諸共吹っ飛ばされ退却してしまう

「うわぁ、やっぱり凶悪だなぁ、あれ」
「うぅ」
ミツキが絶句する傍らでミライも事前予選の苦い記憶がよみがえったのか胸を押さえ俯いていた
「っていうか!この展開まずくないですか!?」

「ストライドジェネレーション、覇天皇竜 ドラゴニック・ブレードマスター“戴天”」
ストライドしたブレードマスターがルアードを見据える
「ストライドスキル、モルフェッサを退却、更にラディエント・ドラゴンをコール」
長い体をうねらせながら現れたドラゴンがリアガードのニーズを焼き払った
「戴天のスキル、残ったニーズを退却」
これでタツマのリアガードは一気にゼロ
更に相手には豊富な手札が残っている
「コール、ドラゴンナイト ナーデルを3枚」
後列に2体、前列に1体のナーデルが
「竜炎、ブレードマスターのクリティカル+1、ナーデルのパワー+4000、カウンターチャージ3」
すべて裏だったダメージを一気に3枚表にしてしまった
更にリアガードのパワーアップまで
「ナーデルでルアードにアタック」
「(落ち着け、戴天を止める手立てはある、ここはリアガードを通して手札を温存だ)」
ナーデルの攻撃でふらつくルアード
【覚醒を待つ竜 ルアード】トリガーなし
「ナーデルのブースト、戴天でアタック」
「完全ガード!」
エスラスが戴天の攻撃を受け止める
【ドラゴンナイト シャクール】トリガーなし
【ドラゴンモンク シンセン】トリガーなし
【マズルフラッシュ・ドラゴン】クリティカルトリガー
「効果はすべてラディエント・ドラゴンに、ラディエント・ドラゴンでアタック」
ラディエント・ドラゴンは登場時効果を使うと相手のリアガードサークルの空白の数だけ強くなる効果を持つ
ラディエント・ドラゴンの放った炎がルアードを燃やしている
【イビルリフューザー・ドラゴン】トリガーなし
【アビサル・オウル】トリガーなし
「ターン終了時、紅焔のスキルで相手リアガードがいないことでドロップゾーンの竜炎能力を持つグレード3を手札に」
ストライドのコストとして使った紅焔を回収
このターン能力を駆使して退却したリアガードは全部で3体
前のターン使ったディナイアル・グリフォンと合わせてここまで繋がっていた

「(私とファイトした時より強くなっている………)」
ここまでチヅルの組み立て通りにファイトが進んでいた
ミライとファイトした時の彼女とは明らかに違う

「覚醒を待つ竜 ルアードの儀式!コストを払わずにストライド出来る!ストライドジェネレーション!天空を舞う竜 ルアード!」
ストライドしたタツマは静かに紅焔を見据えた
「(こいつの実力は間違いなく今の俺より上、だったら、とことん食らいついてやる!)天空を舞う竜 ルアードのスキル、山札からエスラスをスペリオルコール、そのエスラスを退却してストライドスキル、アビサル・オウルとソードブレイカーをスペリオルコール」
エスラスにはドロップゾーンに2枚あるときに使える効果がある
リアガードのいないこの状況から持ち直すためのこの戦略だろう
「エデルンをコール、ソードブレイカーを退却、1枚ドロー、更にコール」
ソードブレイカー、ニーズ、モルフェッサ
さらにタツマはソードブレイカーを退却してエスラスをドロップゾーンから回収
もう1枚ソードブレイカーをコールして盤面を並べた
「行くぜ!天空を舞う竜 ルアードでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!炎熱傭兵 ダムジッド!」
ルアードの放った攻撃をダムジッドが盾で受け止める
【アビサル・オウル】トリガーなし
【デスフェザー・イーグル】クリティカルトリガー
「効果はすべてモルフェッサに!」
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「効果はすべてエデルンに!エデルンでアタック!」
「ガード!マズルフラッシュ・ドラゴン」
2体のマズルフラッシュ・ドラゴンがエデルンの攻撃を受け止める
「モルフェッサ!」
飛び上がってモルフェッサがブレードマスターに攻撃を放つが
「ジェネレーションガード!ディナイアル・グリフォン」
ディナイアル・グリフォンによって退却させられてしまう
「くそっ(だが、手札は十分、もう一度戴天が来ても防げる自身はある)」
「(エデルンとソードブレイカー、そしてエスラス、攻めきれなかった時の保険をかけてる)」
カードをドローしながら自らの盤面を見るチヅル
「(真っ直ぐなファイト………新導ミライとファイトした時もそうだった、結局のところ、こいつらだってあたしらと一緒、でも、勝ちを譲るわけにはいかない)」
先程回収したブレードマスター、コストに使うことなくキープしていた1枚
「あたしだって、あのファイトの時とは違うんだ!ストライドジェネレーション!」
チヅルがストライドしたのは戴天ではなく、機械のようなもので武装したドラゴンだった
「炎熱機竜 ズィーゲンブルク!」

「うっ」
その姿を見たトコハは青い顔でげっそりとしていた
「あはは、トコハちゃんはあのユニットにいい思い出ないもんね」
「言わないでクミちゃん」
クミの追撃で完全に凹んでしまうトコハ

「このタイミングでのズィーゲンブルクか、タツマにとっては辛いな」
クロノも苦い表情を見せる
「ふっ、俺たちは主催する側の人間だ、あくまで公平にな」
「へいへい、わかってますよ」
苦笑しながらの伊吹の言葉に肩を落とすクロノ

「ストライドスキル、エデルンを退却、更にズィーゲンブルクのソウルブラスト、黒翼のソードブレイカーを退却」
タツマのリアガードがまた一気に減ってしまい2体
「ナーデルを後ろへ、シャクールをコール、竜炎、ナーデルのブースト、ラディエント・ドラゴンでアタック」
「デスフェザー・イーグルでガード!」
「シャクールでヴァンガードにアタック」
「ベリアルオウル、ハウルオウルでガード!」
スキルによるパワーアップを交えた攻撃をなんとか防いでいくタツマ
「ナーデルのブースト、ズィーゲンブルクでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!(あいつのデッキ、見たところスタンドトリガーはない、これで終わりだ)」
確かにヒール以外のトリガーはクリティカルかドローばかり、通常ならもうこれ以上の攻撃は来ないが
「トリプルドライブ」
【ドラゴニック・ブレードマスター“紅焔”】トリガーなし
【ドラゴンナイト ナーデル】トリガーなし
【ドラゴンモンク キキラ】ヒールトリガー
「回復はない、けど、パワーをズィーゲンブルクへ、そして……ズィーゲンブルクのもう一つのスキル、カウンターブラスト!相手のリアガードと同じ枚数の手札を捨てることで、このユニットはスタンドする」
再びその体を起き上がらせるズィーゲンブルク
その様子にタツマはただ呆然とするしかなかった
「ただし、ドライブマイナス2、ズィーゲンブルクで再びアタック!」
「負けてたまるか!ガード!」
2体のデスフェザー・イーグルとアビサル・オウル
だがこれでシールドはなんとかギリギリ
ズィーゲンブルクのドライブチェックでトリガーが出てしまえば貫通することになる
運命の1枚、結果は
【スプリットバーン・ドラゴン】クリティカルトリガー
ズィーゲンブルクの放った光線の雨に打たれるルアード
断末魔の叫びだけがむなしく響いた
【覚醒を待つ竜 ルアード】 
 

 
後書き
次回予告
「はぁ、もう二度とみたくないと思ってたのに」
「しょうがないよ、あそこはあのユニットが一番有効だもの」
「昔のこと引き摺っててもしょうがないわ!気分変えましょう!」
「そうだね、次はいよいよミライちゃんの出番

turn:42 next step

「相手の人、すごく強いみたい」
「大丈夫、ミライにはあのカードがあるもの」 
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