転生貴族の銀河
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第十四話・貴族の行方
ブラウンシュヴァイク公爵家
馬鹿貴族のボンボンが来やがったぞって!
漏れなく皆が悪い顔してるしこれは俺に期待しているな。期待に応えないと行けないが楽しそうだふふふ
「これは上級大将殿ようこそ来てくださいました。上級階級のパーティー等初めてでしょう」
何だ嫌みを言いたいだけか!
そのニヤついた顔殴っても良いのか?
「上級階級のパーティー等初めてで戸惑っていますね」
「爵位もない軍人が来るとこでは無いのだが叔父上に感謝しろよ、本来なら呼ばれる事も無いのだが、父親の威光で宇宙艦隊の副司令長官なったので特別に呼んでやったのだ」
「そうですかでは男爵が呼んでくれたのですか?」
「そうだ、私が叔父上に御願いしてやったのだ感謝しろ」
恩着せがまがしいな此奴は変な髪形してるし、今言ったなお前が侯爵に御願いしたとブラウンシュヴァイク公が本人が望んで招待したのではないと!
「成る程・・・男爵風情に感謝等したくもないし、我らは軍人であり貴族に借りなど作りたくもない、ブラウンシュヴァイク公からの招待状が来たので来たが、恩着せがましく言われるのなら此処に居る必要も無いな皆帰るぞ。
ブラウンシュヴァイク公のお誘いと聞いて来たが、俺は宇宙艦隊の副司令長官として仕事が有り過ぎて幾ら時間が有っても足りないのに時間の無駄だ」
「待て貴様は叔父上に挨拶も無しに帰るのか!それに艦隊司令官を。その様な平民共など使わずに、我ら選ばれた優秀な貴族に頼れば良いのだ。
しかも貴重な情報を共有せずに軍が独占し!我が国の問題ならば全てを知る権利が貴族である私達に有る」
萎えるぞコイツ等は
「指揮官の素質も無い者に指揮を任せる事は出来ない、士官候補生の君が宇宙艦隊の副司令長官に対して随分と失礼な事を言っているね。
分かってるのか前線で戦う事の意味を!貴族等関係無いそこは指揮官こそ一番に狙われ一番危険な場所ということを」
静かに諭す様にロルフは問いかけたが
「・・当たり前の事を何をいっている」
「分からないのか、君は今の言葉が理解できていない程の愚かなのか?フレーゲル士官候補生は」
「何だと誰に言っているか分かっているのか、貴様は叔父上に言ってやる」
「それか!お前は叔父上が居ないと何も出来ないのだな、君は卒業までに今の言葉が理解できないのなら軍には在籍出来ないとだけ言っておく」
「黙れ私を誰だと思っている貴様は」
「失礼、それこそ貴方は男爵!誰にモノを言っているか考えてください。宇宙艦隊の副司令長官に対しての発言です、この後に貴方は卒業よりも在籍できない事をやったのですからね。
軍人など慣れる筈が無い程の発言ですぞ」
ナイスだワーレン良いぞ言ってやれ
此処で周りの皆が気が付いた。彼がロルフ・フォン・ジークヴァルト上級大将は、帝国軍20個艦隊に地方の分艦隊を合わせれば40万隻を超える宇宙艦隊のナンバー2だという事実にだ!
例え公爵と言えども簡単に排除できない。
実力&指揮能力&兵士からの信頼&艦隊運用の巧みさ、全て自分は動かずに好きに艦隊を操る事が特筆しているが!自分が楽したいだけで身に付いた能力であった。
「貴様等は脅すのだな貴族に逆らってタダで済むと思うなよ」
「何も脅してはいないぞ、本当の事を言っているのだ・・・
男爵は士官候補生そしては勉学に打ち込むのが今の本来の姿だろうが、それを貴族と言う事で好き勝手やっている留年決定だな。
貴族として男爵は何をしている?
帝国の皇帝陛下の為に何をしている?
何故ココに士官候補生がいるのかな平日に出掛ける届は出しているのかな?」
「黙れ!貴族こそ正しいのだ。留年だと出来るモノならしてみるがいいさ、貴族の役目を貴様に言う必要などない」
おおぉ~~~
スゲェー自信だな留年では無く追放にしよう
ロルフその二、好き嫌いはハッキリしている
「成る程ね、フレーゲル男爵は他には言えない事をしてるらしいな・・・・
之は憲兵に連絡しておくかうん。ではご機嫌よう」
「憲兵だとフザケルナ!!!」
「あと序でにだが、士官候補生に対して試験を行うことにするよ。近い内に試験が行われ士官候補生として基礎が出来ているか・・・・・
出来ていなければ追放だな最悪は」
ロルフは大きい声で皆に周知したのだ、フレーゲルとその仲間が起こしたこの件で追放される者が出ると言う事をだ!
何か後ろで叫んでいるが無視してロルフはそのまま自宅に帰宅したが!
フレーゲルとその仲間はブラウンシュヴァイク公からその後怒りのままに怒られていたそうだ。
他にも出来が良くない息子が士官候補生で試験で悪い成績を取れば・・・・
以前の貸しもあったので何とか呼べたのに、甥が怒らせて返したこれは大失態だ、士官学校も在籍は難しい・・・・
それに今後はジークヴァルト財団の艦艇を購入できない可能性も出来て来た、性能は帝国で随一の性能を有しているその艦を購入できないのはかなり痛い事になる・・・・・
ジークヴァルト伯爵家
「馬鹿の相手をするのは大変だな、もう貴族のパーティーはこりごりだね」
「しかしアソコまでの馬鹿がいるとは帝国は奥が深い」
リューネブルクが帝国の貴族の馬鹿さ加減に呆れていた
「まだ甘いぞ!他にも大勢いるぞ大馬鹿がな」
「それとオフレッサー大将のトコには顔出したのか?」
「はい、訓練に参加してその後に酒を飲んで三日間の野外訓練に自分の部下を紹介して頂きました」
「それでどうなんだ」
「三日後に装甲擲弾兵の師団との合同訓練に参加しますが、期間は未定です」
「うん、知ってるよオフレッサーから連絡来てさ、合同訓練で実力と根性を試すってさ」
「そうなんですか・・・?」
「気にいったみたいだよ!反骨心があって面白いので鍛えてから返すってね」
「それは意外ですな、気にいっていると言う事ですね」
「だろうね。でもさこれは好機だよオフレッサーに認めて貰えれば装甲擲弾兵に認められたと言う事実だからね」
この常識を皆は知っているが!リューネブルクは知らないだろうがこの後どうなるか
「良いね、ビッテンフェルトも気にいられて是非にと言われているが逝くか?」
「閣下自分は艦隊司令官を望んでいます、ですが自分は肉体を鍛えたいと?」
「まだオーディンにいるから行きたいなら行っても良いよ、俺は月に三回は訓練を受けているしね、司令官と言えど心身を鍛えていないと前線では使えないからね」
「ですが!士官候補生はどうしますか?」
「先程少し調べましたが最悪ですぞ!!!!貴族の権威を笠に着て成績の順位を操作しています」
「なら本当に試験をするか?」
「試験ですか?」
「基礎の基礎を試験に出して90点台で合格、80~70点台で再試験、60点台で留年、60点行かない者は追放にする。
士官候補生は有能で将来に期待できる者の学校だ明日にでも連絡して?」
「何か?」
「三長官にも一応は言っておこうかな?」
また勝手にやって拳骨は勘弁だと少しだけ頭を過ぎった
「それが良いかと思いますが」
「陛下の許可もだな明日は新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)に行って来るからね」
二十日後に突然士官候補生は試験を受ける事になっていた。
ロルフは皇帝陛下の許可も得てさらに三長官の許可もとり試験が行われた!
数日後に不正は出来ない状態で、憲兵隊は軍務尚書から皇帝陛下直々の御言葉として不正は全て検挙するように命令され目を光らせていた。
不正に加担した教員は即時に軍歴剥奪され追放された、そしてフレーゲル男爵率いる三回生は36%もの士官候補生が試験と体力テストで資格無と判断され追放されたのだった・・・・
軍務尚の正式な試験で有り、皇帝陛下の直々の命も有り混乱は生じなかったが、一部は恨みを持ちロルフに仕返しを我策していたがパウル逆に罠を張っていて逆に手痛い仕返しを受けていた、資産の半分近くを減らしたのだった。
ロルフの一言
「馬鹿が沢山いたんだね、可愛そうに自分のサイズに合わない服を着るからそうなるんだよね」
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