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勇者指令ダグオンA's

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第三十八話 幽霊だよ全員集合!



八神家
「ふっふっふっふ!!」

はやてが楽しそうに、そして不気味に微笑みながらなにかを用意していた。

「あ、主これは一体・・・」

はやてが用意している物。

「ギロチン!?」

「チェーンソー・・・・」

「電気椅子って」

「100tハンマーです」

どっから仕入れたのか拷問の道具をそろえているはやて。その姿に恐怖するヴォルケンズ。

「聞かなくても分かりますが・・・主・・・これ一体何に使うんですか・・・」

「決まってるやろ~そろそろハ~ロウィ~ン・・・お菓子をもらえなきゃ悪戯ができる・・・力君に悪戯する為の道具や♪」

物凄く楽しそうな主はやて。ヴォルケンズ顔青くなってます。

「力君絶対にお菓子なんて用意してへんから悪戯しまくるんや!!」

「なあシグナム」

「・・・なんだ?」

「はやての奴一発ド突いたら元に戻るかな?」

とりあえずアイゼン構えています。

「無理だな」

完全に黒化しているはやてに言葉が無い。

「主・・・この地雷どうするんですか・・・・」

ザフィーラが恐る恐る尋ねると・・・

「決まってるやろ~力君ちにしかけるんや!!」

「「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」」

シャマル先生から巨大なハリセンが配られました。ヴォルケンズ無言で受け取ってます。標的は主の頭。

「「「「「いい加減にせんかい(です)!!」」」」」

ヴォルケンズの反乱。因みにこの拷問道具は骨董品屋で高くついたためはやての給料吹っ飛んでます。


第三十八話 幽霊だよ全員集合!

「うわ~遅くなった~」

時刻は夜中の11時アリサが帰宅しようと家に急いでいる時だった。

『もしお嬢さん』

「は?」

アリサが振り向くとびしょ濡れの男が立っていた。うつむいていたのでアリサは無視して去ろうとするのだが。

『近くまでお送りしますよ!!』

男が顔を上げると腐敗した顔のゾンビだった。

「うぎゃあああああああああああああああああ!!」

そのまま気絶するアリサ。




ダグベース
幽霊騒動の情報を聞いた八神組は作戦会議をしていた。因みにはやてはタンコブ五段出来てます。

「え?俺達に幽霊退治しろっていうの?」

ノルウェールの言葉に嫌そうな顔する力達。

「何で俺達?」

「そう・・・君達なら・・・並の人間と違って幽霊が怖くない!!」

「「「「そ・それだけ?」」」」

東西南北4人組唖然としてます。確かにこの4人なら幽霊なんて屁でもないであろう。普通の人間ではないし。

「うむ・・・だって・・・・」

「「「「あ」」」」

4馬鹿が八神家を見ると約二名既に天に召しそうです。

「というわけで頼んだよ」

「「「「ふぁ~い」」」」

「ふぁ~いじゃない。ふぁい!」

「「「「ふぁい!」」」」

「Yes」

「おじいちゃんノリノリです」

と言って幽霊について調査する事になった4馬鹿。飛鳥が次元権力振り回し調査したり、北斗が力付くで吐かせたりと調査方法にやや難が有るがとにかく調査する4馬鹿。


海鳴のどこかの公園に集まって情報整理中。

「幽霊は海鳴の駅に出たか・・・」

「こっちは学校にも出たって」

「夜にしか出ないと聞いた」

「昼間出る幽霊なんているか!」

と言った結論は夜に現れることなので力達は夜まで待った。

PM 11.00

周辺一体に涌き出てきた幽霊。力達は変身し攻撃態勢に入りました。

「おりゃ!ブレイブクロー!」

「ウィザーロッド!」

『ウキャカヤカヤカ!!』

力と飛鳥の攻撃がすり抜ける。幽霊平然としてます。

「うお!」

「ありゃ!」

飛鳥が勢い余って民家に激突しました。民家は見事に大破してます。

「攻撃が効かない!!」

「く!雑魚が!気力!!」

北斗が気力技を繰り出すが幽霊はすり抜けてしまう。

「うあ!来るな来るな!」

攻撃が効かない為サイモンは銃撃ちながら逃げ回っています。

「くっそ!ブレイブシューター!!」

力の射撃技でも幽霊をすり抜けてしまう。

「うそ!」

『『『ケケケケケエケケ!!』』』

ある一定の時間を過ぎると幽霊は消えてしまった。

「消えた?」

幽霊が消えた事に驚く北斗。現状を調べるが幽霊が1人も居なくなってしまった。

「おい。大丈夫か?」

とりあえず力が飛鳥が激突した民家の残骸を調べると・・・

「大丈夫!あたしは不死鳥だから死なない!」

と言って抜け出てきました。

「いや死んだだろお前(第三十話参照)何処のフェニックス一輝だよお前は・・・アホウドリじゃねえか・・・」

「けらけらけら。否定はしない」

笑っている飛鳥。とりあえず幽霊が撤退した為退却する4馬鹿。




ダグベース

「俺たちが追うと幽霊は消える・・・」

「う~んどうすれば」

幽霊騒動について会議中の八神組。

「皆これを見てくれ」

ノルウェールがモニターを表示した。

「ここ数日の幽霊騒動で分かったんだが・・・このエリアが幽霊の出現ポイントだ」

「これは」

「見事に丸くなってるね」

ある一点を中心に広がる被害地。

「で・この中心にあるのが」

中心を表示すると。

「まあいかにも幽霊が出てきそうなお屋敷」

あまりにも怪しすぎる為別に気にしていない住民達。

「いっその事この施設に入って調べれば?」

「そう思ってサイモン君のタクティカルスーツに特殊スコープを内蔵した」

「!!」

ノルウェールの一発で顔しかめるサイモン。そそくさ逃げようとしています。

「サイモン!」

飛鳥に呼び止められるサイモン。

「て勘弁してよ~俺殴って倒れる幽霊じゃないと嫌だよ~」

「タクティカルスーツは君しか着れないのよ」

シャマルの言葉にサイモンは。

「じゃ!皆で行こうよねえ!ねえ!!」

「サイモン君!出動だ!!」

「はい・・・」

会長の一発でしぶしぶ幽霊屋敷に出動するサイモン。









幽霊屋敷にて

「一人で行くのが怖いからって・・・」

「か弱いレディが二人も付いていってあげてるんです!」

ヴィータとリインに背中押されながらタクティカルスーツのサイモンが歩いています。情けなく。

「感謝してます。お嬢様方・・・」

畏まって頭下げているサイモン。タクティカルスーツのまま・・・

「男だったらもっとしっかりしたらどうなんです!?」

「怖いもんは怖いんだから」

「さっさとサーチしろ!」

「は!はい!サーチ!」

タクティカルスーツのスコープを起動させるサイモン。

「幽霊ちゃん~出ない方が助かるからね~特に異常は無いな」

普段と違ってホントに情けないです。

「特に異常は無いな・・・」

「よし次行くです!」

と言ってリインが筆頭になります。

「あ!お嬢様!頼もしい事で・・・」

「当たり前です!さっさと片付けて楽しいハロウィンパーティです!!ヴィータちゃん行くです!」

「お・おう・・・」

あまり乗り気じゃないのかヴィータもサイモンと一緒のようです。

(ここで逃げられっか!!)

ヴィータちゃん気合入れます。

そして幽霊屋敷にて

「来たな・・・地球ヤクザ八神組・・・」

屋敷に入るサイモン達を見つめる宇宙人。もう日ごろの行い悪すぎるせいで宇宙人からも組認定されました。

「見ていろ・・・・」

と言って宇宙人はある装置を起動させた。







一通り分析しているサイモン達はホールのような場所にたどり着いた。

「サイモンさん!ここもサーチです!」

「お・おう!サーチ!」

「ぬかるんじゃねえぞ」

王子はリインとヴィータの尻に敷かれてます。

PIPIPIPIPI

「これは!」

「どうした!?」

「強い反応だ!!」

するとホールが輝いた。思わず目を閉じる三人。

「く!」

「う!」

「はう!」

「「「!!!」」」

三人の目の前に現れたのは西洋甲冑なり鎧武者なりキョンシーなり。

「「で出たあああああ!!」」

思いっきりリインにしがみつくサイモンとヴィータ。

「二人ともしっかりするです!!」

リインの氷が発動するが。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・』

全く効いていないリインの魔法。そして西洋甲冑、鎧武者、キョンシーはサイモン達に襲い掛かった。

「これホンモンだよ・・・出たーーーー!!」

「うああああああああ!!」

「きゃあああああああ!!」

三人とも逃げています。そして空き部屋に逃げ込みました。体制物凄いです。

「「「ぜえ・・・ぜえ・・・」」」

思いっきりドアふさいでいるヴィータ。

「て!サイモン!おめえタクティカルスーツなんだから戦えよ!!」

「って!これ幽霊に効くの!?」

母星の技術に自信ないようです

「効く効く!絶対効く!!」

「そうです!レディを守るのは男の役目です!!」

幽霊の相手をサイモンに押し付けるリインとヴィータ。

「んな!力じゃねえんだから!!わあ!」

アイゼン突きつけられるサイモン。

「早く!早く早く早く!!頼んだぞ!!」

締め出されたサイモン。

「ああ!神様!仏様!ラディ星の神様!俺を守ってちょうだい!」

追ってきた西洋甲冑にソードブレイカーを構えた。

「うおりゃああああああああああああ!!」

サイモンが斬りかかると首チョンパされた西洋甲冑。

「あら?やったー!!・・・・あ!!」

勝利したと思ったら首無し西洋甲冑に斬りつけられたサイモン。

「嘘!!あああああああああああああ!!!」

逃げ出すサイモンだが鎧武者とキョンシーに捕獲されてしまう。

「ああああああああああああああ!!ダイ!ダイ!!ダァァァァイ!!!」

タクティカルコマンダーで必死にダイをコールするサイモン。しかし鎧武者とキョンシーに引き摺られています。

「ね!話し合おう!ねえ!!くそおおおおお!!」

涙流しながら連行されるサイモン(タクティカルスーツのままです)。悪あがきでダグベースにデータを送信してます。

その頃

「サイモン君・・・大丈夫かな?」

「リイン心配するな・・・腐っても八神組で最悪の四馬鹿の一人だ・・・ただで死ぬか」

「死ぬ事前提なんだ・・・」

サイモンに任せきりのくせにひどい事言うヴィータちゃんとリインちゃん。部屋で待機しています。

「ひゃ!!」

「なに!?」

リインのドッキリにつられてドッキリしてしまうヴィータ。リインの頭に水滴落ちたようです。

「なんだ水か・・」

「おどか・・」

次落ちてきた水滴は赤いです。

「「うぎゃあああああああああああああああ!!!」」

慌てて部屋から脱出するリインとヴィータだが。

「うああああああああ!」

「きゃあああああああ!」

待ち構えていた鎧武者とキョンシーに捕獲されてしまう。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

壁から手が生えリインを飲み込み鎧武者がヴィータを捕獲した。

「「うああああああああああああああ!!」」

二人の絶叫だけが響いた。


ダグベース

サイモンから送られてきたデータを解析する3馬鹿とノルウェール会長。

「サイモン君のデータによると・・・この幽霊は電磁波やプラズマ波の作用で幻覚を見せたりするという事だ」

「じゃああの幽霊幻?」

「どうりで攻撃しても効かないわけだ・・・」

納得する北斗。

「だけど・・・サイモンを捕獲した奴実体あったぞ・・・」

泣きながら連行されるサイモンの映像を見る力たち。

「パニックになる気持ちも分かる・・・あいつ子どもだし・・・それにしてもアレを消すには・・・」

「そうだ。あの幽霊を消すにはそれ以上のエネルギーを叩き込む・・・もしくは発生源の装置を破壊するか・・・エネルギーが分からない事には・・・」

まだエネルギーが確定していない為出撃できない。しかし。

「敵さんは待ってくれないね・・・」

サイモン、ヴィータ、リインのステータスボードが異常を示している。

「んじゃ・・行きますか!!」

全員ブレイブエラゴに乗り込み屋敷に向かった。





「・・・ん・・あ・・・」

「よ・目覚めた?」

「サイモン・・・あれ?」

ヴィータが目を覚ますとサイモン共々牢屋のような場所に監禁されていた。

「ここは・・・あれ?リインは?」

「ここです!」

ゲゲゲの鬼太郎の目玉親父の如くサイモンの髪の毛から出てくるリイン。

「何やってんだお前ら・・・」

呆れんながらサイモンとリインを見るヴィータ。

「いや~ヴィータちゃん起きるまで暇だったし~」

「捕まってちゃ何もできないからゲゲゲの鬼太郎ごっごしてたの」

「おい鬼太郎♪」

「なんだい父さん?」

「お前らさっきの緊張感どこ行った!?」

能天気なサイモン達の態度の変化に激怒するヴィータ。

「慌てなさんなって・・・あれ見てみ」

「ん?」

サイモンの指した方角を見るとなにか巨大な装置のようなものがあった。

「あれって」

「あれが幽霊作ってたんだよ。正体分かれば怖くねえし」

「じゃあとっと壊して」

「ところがどっこいタクティカルコマンダーもデバイスも没収されてリインは魔力封じ付けられてるし」

と言ってサイモン達の目の前に並べられているアイテム。その時。

「ふふふ!ようこそ八神組」

1人のエイリアンがサイモン達の前に現れた。

「何もんだお前」

「ガウザ星人」

「このお化け作ったのはお前か?」

「あたりだ」

「なんのためです!?」

「この地域にわれらの前線基地を作ろうと思ってな・・・住民が邪魔だったんだよ」

あまりにもスケールの小さい動機に呆れる3人だった。

「さ~って増援が来たようだよ」

ガウザ星人がモニターを表示するとダグテクターを装着した力達が調査していた。

「えっとここは・・・」

飛鳥が部屋を調べると何も無いが・・・

「!!」

後ろからの気配を感じ取りステップで避ける。

「あ?」

飛鳥の目の前にキョンシーが現れた。

「B級ホラー映画みたいな顔すんな」

飛鳥の蹴りがキョンシーに炸裂するがキョンシーはカンフーのような動きで飛鳥に対抗する。

「ち・・・本場中国拳法の蹴りか・・・だけどあんた実体あるみたいね!!」

飛鳥はキョンシーに向かって行った。








「サイモン!!」

北斗が倉庫に入ると鏡が現れた。

「鏡?」

その時鏡が割れ北斗の周囲を取り囲んだ。

「なに?」

北斗の目の前に現れた鎧武者。

「なるほど・・・貴様が遊んでくれるのか」

鎧武者は刀を構えると北斗に向かって行った。




「それにしても・・・・」

力が辺りを見回すと出てきた西洋甲冑。力に斧を振りかざす。

「なるほど・・・お前ら3体は実体がある本物みたいだな」

力がブレイブクローで西洋甲冑を斬りつけるが西洋甲冑は首が飛んでも力に襲い掛かった。

「嘘?じゃあ!」

力はブレイブシューターで滅多打ちにすると中から機械が現れた。

「正体見たり枯れ尾花ってな!!」

力達に対する幽霊は機械仕掛けのロボットのようだ。

「お前の本当の顔は・・・ボディだ!」

力が西洋甲冑のボディを突き刺すと破壊される西洋甲冑。

「あっけな・・・じゃあ幻覚装置破壊するか・・・」

と言って力は幻覚装置の破壊に向かった。

「朱雀流星脚!!」

流星のような蹴りがキョンシーを滅多打ちにした。あまりのスピードに手も足も出ないキョンシー。

「ラスト!!」

飛鳥の蹴りがキョンシーを貫くと破壊された。





「どうした?貴様の実力はその程度か・・・」

天井鞭で締め上げられる鎧武者。実体がある以上北斗にとっては簡単すぎるようです。

「じゃあな」

と言って必殺仕事人のように鎧武者を倒す北斗。

「ブレイブライオアタァァック!!」

散策するのがめんどくさくなったのか、力の必殺技が館を貫きサイモン達の捕まっている場所までたどり着いた。

「き!貴様!」

力のアホな行動に歯を噛むガウザ星人。

「たっく最初っからこうすればよかった」

「おお!迎えが来たぜ」

「おせえよ力!!」

「助かったです~」

と捕まっているサイモン達は感激しています。

「ブレイブシューター!」

弾丸が幽霊発生装置を破壊した。

「おのれ!!」

形勢不利になったガウザ星人は奥のロボットに乗り込み脱出を図った。

「あ!逃げた!!」

「大丈夫大丈夫♪」

「なんで?」

「だって外には最強の会長がいるもん♪」

「「「ああなるほど」」」

と言って力はゆっくりどっぷりサイモン達を救出した。








『く!』

ガウザ星人がロボットで脱出すると・・・

「・・・待っていた」

八神組会長ノルウェールが待ち構えていた。

『おのれ!!』

「フレイムライナー!!」

ノルウェールは、叫ぶと身体が光出してフレイムライナーに吸い込まれていった。

『チェェェンジ!フレイムナイト!!』

フレイムライナーは、変形して深紅のロボットになった。

『ソウルユニバース!ソウルフェニックス!』

フレイムナイトが両手を空に翳すとソウルユニバースとソウルフェニックスが時空から召喚された。

フレイムナイトは、地上に居るソウルユニバースと空に居るソウルフェニックスを呼び出す事で真の姿になろうとしていた。

ソウルユニバースは、足に変形してソウルフェニックスが両手と両肩に変形した。

フレイムナイトは、そのまま胴体に変形してソウルユニバースとソウルフェニックスのパーツが合わさり頭部になり合体した。

『フォームアップ!炎天馬合体ハイパーフレイムナイト!』

フレイムナイトは、ハイパーフレイムナイトに合体した。

『畜生!!』

ガウザ星人が攻撃しようとするがハイパーフレイムナイトはソウルグラデュウスで弾き飛ばした。

『馬鹿な!』

『幽霊の幻覚を発生させ!人々の心を傷つけるなどと!!この八神組が許さん!!』

ハイパーフレイムナイトの身体からエネルギーが発せられた。

『ソウルグラデュウス!!ブレイク!!オォォォォォン!!!』

『ぐあああああああああああ!!』

ハイパーフレイムナイトに両断されるガウザ星人は爆発しハイパーフレイムナイトから天馬の咆哮が響いた。





事件解決後
南家で開催されたハロウィンパーティ。はやては衣装手抜きでバリアジャケット装着してます。

因みに力はゴブリン、飛鳥はバンシー、北斗はゾンビ、サイモンはコウモリだったりする。

「なぜ俺がこんな格好を」

ウザそうにしている北斗。

「いいじゃん似合ってんだから」

「この羽面白い!!」

「おい!鬼太郎♪」

「なんだい父さん?」

と言ってサイモンはヴィータとリインと遊んでます。今回の一件で仲良くなったようです。

そして狸もしくは悪魔な組長は・・・

「うしししし!!」

はやては力に悪戯するべくありとあらゆる物を用意し魔法の呪文を言った。

「力君!トリックオアトリート!!」

どうせお菓子など持っていないと踏んだはやてだが・・・

「ほれ」

あっさり渡す力。

「な!なんやこれ!?」

「あ?足んない?」

と言って部屋のダンボール箱からたっぷりお菓子取り出す力。しかも手作り。お菓子渡されたため魔法は成立しません。

「って・・・く!!ド畜生おおおおおおおおお!!」

計画失敗したはやて。自棄になって力の手作り菓子食べ始めました。

(おにょれ・・・意外に美味しいよ・・・ちきゅしょう!!)

はやての中の何かが負けた気分になった。

「なんであんたお菓子持ってたの?」

飛鳥の疑問に新次郎とことはが答えた。

「兄ちゃん毎年毎年ハロウィンのたんびに悪戯されてたから」

「常時手作りのお菓子用意する事にしたの」

「何で手作り?」

「「野郎の手作りほどキモイものないからだって」」

「あっそ」

「で意外にも大好評でご近所さんが兄ちゃんに悪戯しに来るの」

「へ~じゃお一つ」

クッキー食べる飛鳥たち。

「・・・美味しいよこれ」

と言ってお茶菓子に力の手作り菓子も加わった。

「畜生!畜生!!」

力のお菓子自棄食いしているはやてだが・・・

「はやてちゃん♪」

シャマル先生が笑顔で金属探知機を取り出しました。

「は!えっと・・・その・・・」

「埋めたものは撤去しないとね♪」

「シャマル~~手伝って~」

「世の中甘くないのよ~」

笑顔で返すシャマル先生。

「そんな殺生な~~~」

とハロウィンパーティが終わった後はやてはお菓子の食べすぎで体重が増えた挙句1人南家の庭から地雷を掘り返しているのだった。


 
 

 
後書き

はやて
「力君~この子誰や?」


「はっこの五歳くらいの子誰?」

はやて
「お前の事パパ呼んでるわい!!」


「て俺身に覚えないよ!!」

次回!勇者指令ダグオンA’s 力の一日パパ宣言

「子供かい!」
 
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