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ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神

作者: 革命者
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第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
  Change6:悪魔の決闘・前編~Those who try to change~

ゲームが始まって数分がたった。現在イッセーと小猫が体育館でライザー側の戦車(ルーク)一名、兵士(ポーン)三名と交戦していた。

小猫は戦車の女と戦っており、ライザー側の戦車はどうやら足を使ったが得意なのか、足に炎をまとわせ小猫に攻撃を仕掛けている。だが小猫は全てそれを回避している。そして相手の蹴りをそのまま受け流し、その勢いを利用し足をつかみ上に投げタックルで吹き飛ばす。

『あ、貴方一体その強さ…何者なの…?』

『リアス・グレモリーの眷属です』

どうやら俺が教えた技術は十分、活かせている様だな。

小猫が勝負を決めかけているころのイッセーは、

『ちょ、ちょっと危ねえよ!!??』

『解体されてくださ~い☆』

『バ~ラバラ♪バ~ラバラ♪』

『逃げるな!』

先日俺が返り討ちにした棍棒を扱う女と、チェーンソーを楽しげに振り回す双子の少女に追い掛け回されていた。あの双子、幼い見た目とは裏腹にかなり物騒なことを叫んでいるな。主人であるライザーとこの双子の親はどんな教育をしいているんだ…。

イッセーはただ逃げ回っているが、うまいように三人の攻撃の攻撃を回避しており、余裕があるように見えた。だがイッセーの攻撃の回避の仕方よくわからん動きでが少々変な部分があるが。

『ああもう、当たらないしムカつく!!』

『こんなやつにどうして当たんないのよ!!』

『……掠りもしない』

攻撃している三人はイッセーに攻撃を当てられない事実に関して苛立ちと焦燥を浮かべていた。

『こんな攻撃当たるかよ!テュールさんのあの雷攻撃に比べたら、早くもないし威力もないぜ!』

テュールはイッセーに相当攻撃を仕掛けていたようだな。もしかしたらあいつ、イッセーを半殺し直後まで追い詰めたな…まあ、結果が今につながっているから結果的にいいが…少し複雑だな。

まあ、イッセーが攻撃をよけられている理由は修行の成果以外にも、まずあの双子が待っているチェーンソーはまず体格に合っておらず、『しかもチェーンソーの重量に右腕力が負けている』から力任せの攻撃になっているところとだな。棍棒の女に関してはイッセーのほうが早いから攻撃が当たらないからだろう。

『Boost!!』

『来たぜ!行くぜぇぇぇぇ!俺の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)ッ!!!!!!』

『Explosion!!』

『何だッ!?』

イッセーは貯めていた倍加を終了し、貯めていた倍加の力を身体能力に還元してそのまま三人に攻め入る。

『一人!』

『きゃ!?』

『二人目!!』

イッセーは双子ぼ攻撃をあっさりと避けそのままカウンターに双子を突き飛ばす。だが俺はイッセーが双子を突き飛ばす際に何か双子に仕掛けている動作が見えた。
イッセーは何をしようとしているんだ・・・

『隙ありです!!』

イッセーが回避したところに先ほどの棍棒使いの少女がイッセーにつきを繰り出すが、そのままイッセーは棍棒をつかみ右腕で棍棒をへし折った。

『な、何ッ!?』

『く~ッ!!痛てぇなぁ~。でもこれで条件は整ったぜ!』

イッセーは棍棒を破壊した痛みに耐えながら何かの発動を意味する言葉を放った。
やはりあれは、仕掛けるための動作だったのか…しかしイッセーはいったい何をしようとしているんだ…。しかも表情がいつも不純な考えをしているときの表情だな。

『私の棍が……』

『こ、こんな男に負けたら…』

『ライザー様に怒られちゃう…ッ!!』

兵 士(ポーン)三人が立ち上がる中イッセーは先ほどの表情を浮かべている。

『もう許さないッ!!!!』

『『絶対にバラバラにするッ!!!!』』

兵 士(ポーン)三人が再びイッセーに攻撃してくるが、イッセーは謎の構えと動作をしている。
いったい何をするつもりだ・・・・?

『俺の煩悩解放!!喰らえッ!!!必殺の・・・・』

煩悩?しかも条件に対象に触れないと発動しない・・・まさかとは思うが・・・

『ドレェェェス!!!!…ブレイク…』

パチン。

イッセーが指を鳴らした瞬間、起こった現象が・・・・

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?!?!?!?!?!?!?』

兵 士(ポーン)三人の着ている装束が弾け飛ぶ光景だった。

「・・・・・」

『・・・・・』

「おや、これは愉快な技だね」

「なんとも常識を覆す技だな」

「服が弾け跳んじゃった!!」

「なんともいえない技だね~」

四大魔王はそれぞれ感想を言っているが…まさかこんな技を発明するとはな、常識的に考えて女性にとっては最低な技だな。だがやりようによってはいい技なのかもしれないな。

『はははは!!!!どうだ!!見たか!!脳内で女の子の服を消し飛ばすイメージを永遠と…そう永遠と妄想し続け、俺は少ない魔力の才能を全て女の子を全裸にするためそして俺がそれを堪能するために使いきったんだぁッ!!!!これが俺の新たな必殺技ッ!!洋服破壊(ドレス・ブレイク)だ!!!!』

『シン…私はあの技に関しては、もう最低としか言いようがないわ…』

俺のシステムの女神様はどうやら最低とのコメントだが…

『最低!!』

『ケダモノ!!』

『女の敵!!』

まあ、一般的に考えればスカーレット・ハートとあの兵士(ポーン)の反応が感想が当然だな。イッセーにに関しては技が決まった満足か優越感か、周りの非難の声が聞こえていないようだ。

『イッセー先輩最低です…』

『ウッ・・・・』

どうやら仲間の非難の声はしっかり届いているようだな。

その後、二人は通信で部長から何かの支持を受けて了承し体育館から出て行く。

『ま、待て!?まだ勝負はついていないわ!!』

『ここはこのゲームの重要拠点になる場所よ!?』

逃げていくイッセーと小猫に驚いている兵士(ポーン)三人と戦車(ルーク)
まあ、二人が見たとおり重要拠点の確保を放棄したように見えるが、おそらく先ほどの通信による指示と今の行動から察すると…

ドゴォォォオオォォォン!!!!!!

二人が体育館から逃げ終わった途端、高出力の雷が体育館に直撃した。




―○●●●●○―




撃破(テイク)ですわ」

〔ライザー様の兵士(ポーン)三名、戦車(ルーク)一名。戦闘不能(リタイヤ)

俺―――兵藤一誠は部長の指示通りに俺達が囮になり、体育館に敵を集めて、重要拠点の体育館ごと朱乃さんが敵を撃破する部長の作戦は見事に成功した。

「それにしてもすげえな朱乃さん…」

そういえば以前木場から朱乃さんについて教えてもらったことがあったな。

『『雷の巫女(いかづちのみこ)』…朱乃さんの通り名であり二つ名だよ。部長はまだ悪魔として成熟してないから朱乃さんの名前を知る人は少ないけれど、それでも一部の悪魔には知られていて有名な人だよ』』

雷の巫女…あんなのにお仕置きされたら俺完全に終わるぞ!!!!!

………朱乃さん葉絶対に怒らせないようにしないようにしよう・・・うん。

「やったな、小猫ちゃん」

「……触れないでください」

洋服破壊(ドレス・ブレイク)のこと?大丈夫だよ見方には使わないから」

「……それでも最低な技です」

どうやらこの技で、小猫ちゃんに本格的に嫌われてしまったようだな。

「ま、待って小猫ちゃん!」

俺は先に行こうとする小猫ちゃんを追いかける。

ドオォンッ!!!!

突然の爆砕音が発生し付近に砂煙が舞う。俺は砂煙の発生源を見てみると・・・

「こ、小猫ちゃんッ!!!」

そこにはさっきの爆発でできたであろうクレータの中央に煙を上げながら倒れている小猫ちゃんがいた。
俺はすぐさま小猫ちゃんの下に駆け寄り抱きかかえる。
小猫ちゃんはさっきの爆発のせいか、きていた制服はあちらこちらぼろぼろになっていて、体の数箇所から出血している。

撃破(テイク)

突然、なぞの声がした。俺は声の主の方向へと見上げるとそこには悪魔の翼を出しながら人影が一つ…フードを被っており、まるでRPGに出てくる女魔導士の格好をした女性が浮遊していた。
確かあれは部室でライザーのやろうとディープキスをしていた奴だ。しかもあいつ確かライザーのところの『女王(クィーン)』だったな。いきなりライザー側のトップが出てきたのかよ!!

「ふふふ、獲物を仕留めやすい時それは獲物が何かをやり遂げた瞬間のときにしとめやすい。こちらの手駒を多少『犠  牲(サクリファイス)》にしてもあなた側のの駒を一つしとめれば十分だわ。ただでさえあなた方の陣営はメンバー不足でしょ、だからあなた側にはとても大きな大打撃だったでしょう?それに私たち眷属をすべて倒しきったとしても、ライザー様には勝てないわ。あなたの主を見て実に滑稽にそして惨めに見えたわよ」

愉快そうに笑うライザーの『女王(クィーン)』。だが俺はそんな声に耳を傾けず、小猫ちゃんの心配をした。

「……イッセー先輩……朱乃先輩…すみません……」

消えそうな声で小猫ちゃんが俺と朱乃さんに謝る。

「もっと、みんなのために…部長のために戦いたかった……」

そして小猫ちゃんは淡い光となって消えていった。

〔リアス・グレモリー様の『戦車(ルーク)』一名戦闘不能(リタイヤ)

くっ・・・・小猫ちゃんは死んだわけじゃないゲーム用の治療施設に送られただけだ。俺は頭で理解しながらも心では抑えきれない怒りが爆発した。

「チクショウッ!!!!よくも小猫ちゃんをッ!!降りて来やがれぇぇッ!!!!俺が相手だッ!!」

俺は部長に支持された次の作戦を無視してライザーの『女王(クィーン)』を挑発していた。頭の中ではこの行為自体がどれだけ馬鹿な行為かわかっている。
それでも……それでもッ!!俺はこいつが許せなかった。小猫ちゃんは消え入りそうな声で俺達に謝りそして無念に泣きながら消えていったんだ!!

「うるさい兵士(ポーン)の坊やね、あなたもあの『戦車(ルーク)』の子と同様に爆破されてみる?ふふふふ♪」

「あらあら、あなたの相手は私がしますわライザー。フェニックス様の『女王(クィーン)』の爆弾王妃(ボム・クィーン)ユベルーナさん」

突然朱乃さんが、俺とライザーの『女王(クィーン)』の間に割りいるように入ってきた。

「その二つ名はセンスがないから呼んでほしくないわね、リアス・グレモリー様の『女王(クィーン)』の『雷の巫女(いかづちのみこ)』さん。まあ、あなたとは一度戦ってみたかったからいいわ」

「イッセー君あなたは作戦通り祐斗君と合流してください。あの『女王(クィーン)』葉私が受け持ちますわ」

「で、でも!」

俺は朱乃さんの指示に食い下がろうとするが・・・・

「イッセー君。あなたには部長から…主から受けた役割があるでしょう?大丈夫ですわ、私が全身全霊を持ってあの『女王(クィーン)』を消し飛ばしますわ!!」

そうか俺には俺の役割があったんだ。なら俺はその役割をするだけだ。

「朱乃さん頼みます!」

俺は朱乃さんにライザーの『女王(クィーン)』を任せ木場と合流しに行くためその場を去る。去り際に大きな爆発音と落雷が落ちたような音が聞こえた。






























 
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