ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神
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第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
Change5:会戦の始まりと四大魔王~Devil and transformationist~
修行開始から十日後イッセーたちはゲームが始まるまであのあの準備を始めていた。木場は自分の使う剣の具合の確認、小猫は戦闘用のフィンガーグローブを付けてのウォーミングアップ、リアス部長・朱乃さんは紅茶を飲んでいて、イッセーとアーシアはソファーに座り気持ちを落ち着かせていた。
俺はゲームに参加しないため部室で待機することに一応なっている。
「失礼します」
突然部室に生徒会長と副会長が部室に来ていた。どうしてここに…
「生徒会長と副会長?どうして?」
イッセーが二人の突然の来訪に驚く。
「レーティングゲームは両家の関係者に中継されるの。彼女達はその中継係を任せてもらうの」
レーティング・ゲームの中継係?なるほど会長たちはリアス部長たちと同じだったわけか。
「ぶ、部長もしかして…会長と副会長は・・・」
「そういえばあなたとアーシア、それにシンにはいっていなかったわね。彼女たちも私たちと同じ悪魔よ。両家の公平な中継をするために違う家の彼女たちに中継をお願いしてもらったの」
「「ええええええ!!!???」」
イッセーとアーシアは驚愕の表情を浮かべながら叫んだ。
「挨拶はまた後ほど。それと中継係は自ら志願したのです。リアスの初めてのゲームですから」
「ええ、ライバルのあなたに恥じないデビュー戦を飾って見せるわ」
「期待しているわリアス」
会長はリアスに軽い激励を言うと顔をこちらに向けてきた。俺に何か用事があるのか?
「あなたがリアスの言っていた生徒ね、支取蒼那改めソーナ・シトリーです、よろしくお願いします。神無月進君」
ソーナ・シトリー…確か元72柱の悪魔のシトリー家だったな。
「よろしくお願いします、会長」
「皆さま準備はよろしいですか?」
会長と副会長が退室すると、銀髪のメイドが転移してきた。
「ええ、いつでも開始できるわ」
「開始時間になりましたらこの魔方陣から戦闘用フィールドに転送されます」
銀髪のメイド…とりあえずグレイフィアさんがリアス部長たちにゲームにしよされるフィールドなどの説明をし終わった後。こちらに顔を向けてきた。
「神無月進様」
「はい、何しょうか」
「実は四大魔王様が是非あなたと一緒にゲーム観戦をしたいと仰っていますがどうしますか?」
魔王が俺と一緒にゲーム観戦?どうゆうことだ。
「私があなた様のことを魔王ルシファー様があなたに興味を持ったみたいで、さらにほかの魔王の方々も同様に興味を持ち是非一緒にゲーム観戦をしたいとゆうことです」
「…そう、お兄様や他の魔王の方々も見られるのね」
お兄様?…なるほどだから魔王もこのゲームを観戦するのか。
「ぶ、部長!?今お兄様って」
「リアス部長の兄は魔王様ってことだろう?」
「うん、シン君の言っているとおりだよ」
「なあッ!?」
「ええッ!?」
どうやら木場の返答にイッセーとアーシアは驚いているようだ。
「紅髪の魔王ことサーゼクス・ルシファー。この人が部長の実のお兄さんなんだよ。サーゼクス様は大戦で亡くなられた前魔王 ルシファー様の跡を引き継ぐ形で魔王になられたお方なんだよ」
なるほどな、だから長女であるリアス部長がグレモリー家の次期当主になっているわけだな。
「それでどうしますか?神無月進様」
まあ、いずれ魔王やセラ不などの存在には遅かれ早かれ会うことになるから、一緒に見てみるか。魔王とゆう存在がどんなものか、そしてどのようなじんかくを持っているのか実際にこの目で見てみたいからな。今後の俺の行動に関わるからな・・・
「お言葉に甘えさせていただきます」
まさかこんなにも早く幹部クラスの存在にあえるとはな。
「そろそろ時間です」
するとゲーム開始が直前まで迫っていた。
「行きましょう」
リアス部長の呼び掛けに従い、銀髪の女性、グレイフィアが用意した魔方陣の上にみんなが乗っていく。始まるのか、リアス部長の未来を決める戦いが。
「シン!お前は魔王様たちと一緒に俺たちの勇姿を見ていてくれよな!必ず勝ってやるからな!」
「ああ、この十日間で培ってきたものを存分に発揮して来い。応援しているぞ」
「わかったぜ!」
そしてリアス部長たちは転移方魔方陣の光に包まれ消えていった。
「神無月進様、案内するのでこちらの魔方陣に」
「わかりました」
俺も魔王様たちとゲームを観戦するべくグレイフィアさんの魔方陣で魔王様たちがいるところに転移した。
転移するとそこには会議室のような部屋にいた。そして会議氏であろう中央に長い机とそこに三人の男性と一人の女性が座っていた。おそらく席に座っているのが、現・四大魔王だろう。
「お連れいたしました。魔王様」
「お疲れグレイフィア、後はこっちで行うから戻っていたまえ」
「御意に」
赤髪の男性がグレイフィアさんに告げると転移していった。
おそらくあの赤髪の男性はおそらくリアス部長の兄、『サーゼクス・ルシファー』それにしてもこの四人がこの世界の魔王か、正直魔力やエネルギーの反応からしても明らかに常識を逸脱しているな。
「君がリアスが言っていた人間だね。そうかしこまらなくていい、こちらに来て座りたまえ」
俺はそのまま赤髪の男性に従いあいている椅子に座る。
「さて自己紹介からはじめようか、私はまあ見た目でわかると思うが、リアスの兄であり四大魔王の一人『サーゼクス・ルシファー』だ。よろしくお願いするよ」
「名前はご存知かも知れもせんが、神無月進です。リアス部長のサポートをさせてもらっています」
次は、緑色の髪で妖艶な顔つきのの人が話しかけてきた。
「次は私だな。私は四大魔王の一人、アジュカ・ベルゼブブだ。これからよろしくお願いするよ」
「どうも」
この人普通に見ればただ挨拶しているように見えるが、明らかに俺を観察しているな。やはり俺の正体を探ろうとしているのか。
「次は私だね!」
すると元気な声で、黒髪のツインテールの女性がこちらに顔を向けてきた。
「私は四大魔王の一人、セラフォルー・レヴィアタンです。レヴィアたんって呼んでね☆!」
「あ、はい。よろしくお願いします」
この人妙にテンションが高いな。しかもよくわからないがあの人か後ろにピンク色をバックに輝いている背景が見えるが気のせいか・・・。
「次は僕だね…同じく四大魔王の一人、ファルビウム・アスモデウスだよ」
この人妙に怠け者のような感じがするな。
しかし、こう実際に会ってみると威厳と結うものがあまり感じられないな。表現すれば、普通の一般人に見えるな・・・もちろんこの四人から発するエネルギーはあのグレイフィアさんとは比にならない程の反応を示しているな。まあこちらも一応自己紹介をしておくか。
「四大魔王の方々、どうもリアス・グレモリー様に協力させていただいている者、神無月進と申します。シンと呼んでかまいません。そして以後お見知りおきを」
俺は軽くお辞儀を済ませる。
「おや私達に敬語は無用だよ、いまの君は悪魔でないからね。第一わたしの自慢の女王に敵意を向けられるほどの実力者だ。普通に話してかまわないよ。」
・・・どうやら俺は只者ではないと四大魔王たちに知られているようだな。まああちらが普通に話してかまわないといっているなら俺もそうさせてもらおう。
「わかった。それで何で悪魔の頂点にいる四大魔王がわざわざ俺みたいな”人間”と一緒にリアス部長のゲームを一緒に見たいんですか?」
「君の事はリアスとグレイフィアから聞いていてね。最初はリアスから聞いたときは神器もちの人間と思っていたが、グレイフィアの報告を聞いてねますます興味を持ってねさらにほかもわたしの同僚もぜひ人目みたいといってねだから君にここに来てもらったんだよ」
「・・・そうですか。だからあの時アジュカ・ベルゼブブは、俺のことを”探ろうと”していたわけだな。」
「ほう、私の探りが気づかれていたとはね。見つからないように解析するつもりだったんだがね」
「アジュカちゃん、初対面の人にそんなことしちゃだめだよ~!」
「へぇ~アジュカの探りに気づくとはねぇ。すごいね君」
どうやらみんなは気づいていたようだな。
[四大魔王様、神無月進様。そろそろゲームの開始時間です。]
「そろそろ、始まるようだね。シン君リアスたちのゲームが始まるまでに一つ質問していいかな?」
「ええ、かまいません。俺が答えられる範囲であればですが」
「リアスたちはライザーに勝てると思うかな?」
おや、俺に対する質問ではないのか。
「正直に言いますとリアス部長たちが勝てる見込みは皆無でしょう。たかが十日間修行や鍛錬をしたところで負ける事実は変わらない」
「どうやら相当な辛口な評価だね。もし君が言っていることが事実になると大変なことになるがいいのかね?確か君が参戦する口実もあったはずだが?」
「俺はあくまで”負ける”とゆう事実を提唱しただけだ。あんなやつとリアス部長を結婚させるとは言っていない。」
「なるほど、君の考えがなんとなくわかったよ。これは面白くなりそうだな」
「・・・・・・・・」
どうやら俺の考えていることは魔王様には筒抜けらしいな。まあ今の所ここにいる是認から敵意は感じないから大丈夫だろう。
[それでは両陣営、レーティング・ゲームスタートです]
俺は軽く四大魔王全員を警戒しながらゲームを観戦することにした。
―○●●●●○―
俺、兵藤一誠はレーティン・ゲームのバトルフィールドらしきところに転移していた。
「あれ?さっきと景色がまったく変わっていないな?」
「そうですね?」
アーシアも俺と同じ感想の述べていた。するとグレイフィアさんの声が聞こえてきた。
[皆様、この度グレモリー家、フェニックス家に審判役を仰せつかりました、グレモリー家の使用人グレイフィアでございます。今回のバトルフィールドはリアス様とライザー様のご意見を参考にし、リアス様の通う人間界の学舎 駒王学園のレプリカを用意しました]
「すごいですね」
「本当に駒王学園そっくりにできていやがる・・・」
俺とアーシアは感嘆の一言をつぶやいた。とゆうか悪魔ってこんなこともできるんだな・・・。でも空がなんか不気味な紫色だな。
[両陣営、転移された先が本陣になっています。リアス様の本陣は旧校舎 オカルト研究部 部室、ライザー様の本陣は新校舎 学長室。よって兵士の昇 格は互いの校舎内に侵入を果たす事で可能となっています]
なるほどつまり俺の場合は新校舎に入ればプロモーションできるわけだな!なんかボス戦って感じがして少しワクワクしてきたぜ!
[それでは両陣営、レーティング・ゲームスタートです]
ついに始まったな、部長のレーティングゲーム…緊張してきた・・・・。
「祐斗、小猫、朱乃では作戦通りにお願いね」
開始とともに木場、小猫ちゃん、朱乃さんが部室から出て行ってしまった。いったい何しに言っているんだろう?
「イッセー、ちょっといらっしゃい」
「は、はい部長!」
すると部長が自分の太ももに手招きをしてきた。ま、まさかこれは伝説の!!!
「ここに横になりなさい」
「ありがとうございます部長!」
まさか、こんなとき部長の膝枕を堪能できるとわ、最高ですな。
「イッセー、今から貴方に施した術を少しだけ解くわ」
「え、部長?」
部長が俺の頭に手を向けると俺の中から不思議と力がみなぎるような感じがした。
「イッセー以前貴方を悪魔へと転生させるために兵士の悪魔の駒が八つ必要だった事は話したわよね?」
「は、はい。堕天使の騒動が終わったときに聞きました」
「でもね転生したばかりの貴方の体ではまだその力に耐えられなかった。だからいくつかの階層にして力の封印を掛けたの。でも修行後の貴方なら大丈夫だよ判断して封印の約7割を解いたわ」
だから、いまこんなにも戸からがみなぎっているのか。もしかして俺本当は強いんじゃないかな?
「これで終わりよ。もうたってもいいわよ」
「はい、部長」
「では、朱乃たちが戻って着たたら行動しましょうか。それにしてもイッセーよくわからないけれども気合がいつもと違うわね?」
「そうですか?でもこれは部長の将来が決まる戦いだら真剣にやらなきゃって気持ちがあるんですよ。それに・・・・」
「それに?」
俺はいまの気持ちを率直に部長に話した。
「シン、テュールさんがここまで鍛えてくれたんです。ここで勝たないと俺たちの面倒を見てくれた二人に顔向けできないですからね」
「そうね、未来のためにも…ここまで支えてくれたシンたちのためにもこのゲーム、勝ちましょう!」
「はい!部長」
こうして俺は部長の思い、シンたちの思いを背負いながらゲームに望む覚悟を改めて決めた。
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