ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
Change2:山岳での修行~Devils informed of weakness~
「ちょ、ちょっとみんな待ってくれ~」
ライザーとの対面から翌日、俺たちオカルト研究部は山を登っていた。なぜこのようなことが起きていいるのかと言うと、ゲームまでの猶予の十日間を修行するためである。俺としては鍛錬や修行するとして山岳などはいいところだが一応リアス部長に貴意いてみたが、
『修行といえば山で決まっているわ。』
と、言っていた。少し引っかかるが気にしないことにした。ちなみに修行地に行くのも修行の一環で一般人なら絶対もてないであろう荷物を、俺、イッセー、木場、小猫で運んでいた。
「以外にきついね、重いものを持ちながらの登山は」
「別に俺はきつくはないな。俺としては修行するならこれの十倍ぐらいの荷物でも軽くいけるが」
「シン先輩は顔色ひとつ変わっていません。すごいです」
と、木場と小猫としゃべていた。これぐらい普通にできていないと現在やっている仕事なんてできやしないからな。
「君は本当に謎に満ちているね」
「まったくです」
どうやら俺はみんなからはいろいろな視点で見られているようだ。まあおれ自身があまり自分のことに関して語ってないことがが原因だがら仕方ないか。
「みんな、ここを上れば別荘よ。がんばりなさい!」
「おいしい湧き水もありますよ」
部長たちが応援している。だがそれは俺たちではなく。
「は、はい~」
少し後ろで行息を切らしているイッセーにだ。ある程度体力があると思ったがさすがに悪魔に成り立てのイッセーにはこれは辛いか。
「イッセーさん、手伝いましょうか?」
「だめよアーシア。イッセーの神器は性質と能力上からだが倍加についていける様な感じまで鍛えなくちゃいけないの、だから手出しは無用よ」
リアス部長の言っていることはおおむね正しいと思うが、イッセーは悪魔になったばかりだから少しはゆるくしてもいいと思うんだが。
「イッセー、大丈夫?」
今のところテュールがイッセーのフォーローに着いて問題ないか。ちなみになぜここにテュールいるかと言うと、修行に行くといったら自分もついていくと張り切っていたのでつれてきた。ある意味”あいつ”の修行相手にはちょうどいいからな。
「テュール、俺がイッセーをフォローするから先に目的地に行っていいぞ」
「いいの?なら先に言っているね、マスター」
俺は先にみんなを送り出しイッセーのフォローに入った。
「ほら、イッセーあともう少しだからがんばれ」
「お、おう」
こうして俺はイッセーを助けながら、合宿地に向かった。
数分後、合宿地に着いた俺とイッセーはいったんみんなで集合してそれぞれみんな動きやすい格好に着替えてきた。
「さて、これから修行を始めるのだけれど…シンお願いできるかしら?」
「わかりました、リアス部長」
俺はリアス部長の合図の下みんなの前に立った。
「さて、これから俺の監修の下で俺とテュールでみんなには修行してもらう」
「えーーーー!!??」
イッセーが驚いているが、かまわず話を続ける。
「とりあえずみんなの力量を判断したいから俺と手合わせをして・・・「ちょっといいかな?」どうした木場」
俺が話していると木場が質問してきた。
「何でシン君が僕たちの修行の監修をするんだい?」
「ああ、先日の件で俺の客観的な判断で俺とテュール以外はあのライザー・フェニックスに対抗するには力量と経験が圧倒的に足りないと判断し、リアス部長と相談して俺がみんなの修行の監修をすることになったからだ」
「シン君は修行はしないのかい?」
「俺は現状でもあのライザーの眷属に単騎で挑んでも勝てるからな。だいたい昨日のライザーの立ち振る舞いであいつの実力は数秒でわかる」
「なるほどね、でも僕たちよりも強いのかい?」
なるほど俺の実力がわからない以上修行相手として足りているのかを聞いているんだな。
「まあ、今から俺と一対一でみんなと手合わせするからそれから判断してくれ」
「わかったよ」
手合わせ一本目:木場
「じゃあ、始めようかシン君」
木場は剣道などで使われる木刀を構えた。
「そうだな」
俺は木製で刃がないコマンドナイフを右手に持ち構えた。
「シン君の持っているのは?」
「ああ、この形の武器はコマンドナイフといってな、長い木刀を使うよりこっちのほうが汎用性が高いから俺はこれを使わせてもらう」
そしてお互いが対面するように構える。木場は剣道の構え、俺はコマンドナイフを持ちながら近接格闘の構えを取る。
「行くよ!」
そして木場が先に攻撃をしかけてきた。しっかりと俺の頭部を狙っているが、
「動きが正直すぎるぞ木場」
俺は上から来る木刀を木製のコマンドナイフをクナイのような持ち方に変えてで木場の剣戟をを大きくそらし、再びコマンドナイフを持ち直し、そのまま木場の首元にに突きを繰り出す。
「くっ…!」
木場は俺の突きを紙一重でよけて、いったん距離を置いて先ほどの二倍の速さで俺に突撃してくる。よく見たことないからわからなかったが、これが悪魔の駒”騎士”の特性か。だが速さが変わっただけで動きは先ほどと同じだがな。
「甘い」
「な、何っ!?」
俺は木場の突撃を一歩ぐらいの距離でかわし木場の両手をはたき木刀を木場から離す。そして木場の右腕を拘束し木場の首下にコマンドナイフを突き立てる。
「ははは…降参だよ」
木場の降参を聞き俺は拘束を解く。
「驚いたよ、君の反応速度すごいね。動きが変則的過ぎてまったく手も足も出なかったよ」
「木場、手合わせしてわかったことだが剣術に関しては才能はある…だがすべての動きが単調で一定だ、そんな動きをしていると簡単に対抗策を取られて反撃されるぞ。そして一撃一撃が弱すぎる、俺はお前の攻撃を受け流してわかったがこの調子だと決め手に欠ける。だから木場に出す課題は、攻撃力の増強と攻撃、移動、防御すべての動きに変則的な動きを加えることだ」
「なるほど、一回の手合わせでこうも僕の弱点を見極めるとはすごいね」
「そこまで凄いものではない。さて次は小猫だ」
手合わせ二本目:小猫
「当たってください」
「そういって当たる敵はいないぞ」
今俺は小猫との手合わせ中だ。”戦車”の特性上当たれば大ダメージが入るが…
「木場と同じで動きが単調だぞ」
「・・・っ!」
小猫は俺に向かって的確な攻撃をしているが木場と同じ動きがわかりやすい。それに小猫の小柄な体格上攻撃の範囲が狭く回避しやすい。
「・・・すべての攻撃が受け流されるッ!」
「それぐらいプロの兵士なら簡単に見切れる。お前も木場と同じく動きに変則性がない。こんな攻撃を繰り返していると―――」
俺は小猫の右ストレートをかわしそのまま小猫の右腕をつかみ背負い投げで地面にたたきつける。
「このように簡単にカウンターで攻撃されるぞ」
「参りました・・・」
俺は小猫野右腕を放し小猫を立たせる。
「さすが祐斗先輩を倒した実力ですね」
「そんなことはない、それと小猫お前は物理的な攻撃力なら眷属一だろう。だが先ほど木場に教えたとおり動きが単調すぎる、もっとさまざまな動きで攻撃をしてみろ。それとお前は体格が小柄だからその短いリーチの克服転も見つけとけ」
「・・・はい」
手合わせ三本目:朱乃さん
「あたらないものですね」
今俺は朱乃さんがはなつ雷を避けているところだ。魔法を使う相手との戦いはこれが初めてだが、ある意味銃撃戦と同じようなものだな。朱乃産の狙いは正確だが、回避予測がまるでだめだな。しかも攻撃した後数秒隙ができている
「狙いは正確ですが回避先を読んでいないと避けられますよ」
再び数発の雷が俺に向かって放たれているが俺はすべて避ける。そろそろ決着を着けるか。
俺は掘るスターにしまってあるペイント弾式の拳銃をホルスターから抜き構える。
「これならどうでしょうか」
朱乃さんは先ほどと同じ雷撃を撃ってきた。俺はそれを回避し、朱乃さんの背後に回りペイント弾数発を朱乃さんの背中に当てた。
「負けてしまいましたわ」
「攻撃としての狙い、威力はいいですがただ狙っているだけではだめですよ。相手の回避先を相手よりも先読みして攻撃したほうがもっとよくなります。それと攻撃直後の隙がかなり目立っています。攻撃したらすぐに防御に徹するか、常に動くことをお勧めします」
「わかりましたわ」
手合わせ四本目:リアス部長
「まったく当たらないわ」
「朱乃さん同じ手法で攻撃しても同じ朱乃さんの二の舞になるだけですよ」
リアス部長も朱乃さん同じ状況だ。ただ魔力の性質が”消滅”とゆう属性である程度はいいほうだが。一発一発の規模がおきすぎてさらに避けやすくなっている。俺は分析を終えてリアス部長と決着をつけた。
「あなたわすごいわね。こうも私と私の眷属たちを圧倒的な実力差で倒してしまうなんて」
「それなりに自分は経験をつんでいます。それにみんなの動きを見てみると、センスや才能はありますがそれをほとんど活かしきれていません。単純な修行だけじゃみんなは強くなれませんよ」
「そうね、」
「それとリアス部長の攻撃は、一発の攻撃が大振りすぎます。それに打ってくる魔力の規模が大きいのと打った後の隙が、朱乃さんよりも目立ちます。まずは朱乃さんと同様攻撃した後の動きと、おそらく魔力は圧縮して撃てると思いますので、攻撃の規模を狭くし、滅びの特性を活かした攻撃方法をとることをお勧めします。」
「アドバイスありがとうね」
こうして皆との手合わせが終わりそれぞれ俺が出した課題をやって貰っている。
木場、小猫はお互いに体力がなくなるまでひたすら模擬戦、朱乃さん、リアス部長は俺が独自に持ってきた的を用いての射撃練習と回避・防御訓練をしてもらっている。アーシアに関しては神器の特性把握をしてもらっている。そしてイッセーは……
「死ぬ!死ぬーーーー!!!」
「ほら、避けているだけじゃだめだよ!」
テュールと模擬戦をしてもらっている。イッセーはほかの皆と比べ戦闘経験やさまざまなものが劣っている。さらにイッセーの神器・赤龍帝の籠手の性質上、倍加に耐えられる用に、身体能力を強化してもらわないといけない。なので総合的にイッセーの底上げとしてテュールと模擬戦をしてもらっている。
さらにテュールはイッセーと同じ籠手型の武器なので相性がいい。
「やられてたまるか!」
「いい反撃だけどまだまだだよ!」
こうして修行が本格的に始まった
ページ上へ戻る