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転生とらぶる

作者:青竹
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ガンダムW
  1564話

 
前書き
何とか更新出来ました。
暁の方がDNSを乗っ取られてたとかで、昨日の夜から小説の編集が出来なかったのですが、幸い管理人の肥前のポチさんから春風の方は攻撃されてないと教えて貰い……
まさか、今年の抱負、毎日1話更新が3日目から危機になるとは思いませんでした。 

 
 OZのオペレーション・デイブレイク……それは簡単に言えば、連合軍に対する反乱だった。
 いや、OZやロームフェラ財団の人間の立場からすると、反乱ではなく革命か。
 ともあれ、現在地球の様々な基地で連合軍とOZの戦いが行われている。
 そして五飛を加えて全部で4人になった俺達シャドウミラーは、そんな基地の1つへと向かって連合軍の応援に向かっているのだが……

「で、何でお前がここにいるんだ?」

 どこか呆れたように呟いた俺の視線の先にいたのは、連合軍の軍医、サリィ・ポォ。
 そう、何故か出撃する為に機体をMS輸送機に搭載して客席へと向かったところ、そこにはサリィの姿があったのだ。

「あら、私がここにいるのはおかしいですか?」
「おかしいだろ。以前の査察の時もそうだったが、何だって軍医が医療以外の……それも普通の軍人がやるような仕事に出てくるんだ?」
「勿論、上からの命令があったからです」

 まぁ、上の気持ちも分からないではない。
 サリィは医者であり、潜入工作員であり、MSパイロットであり……その辺を考えると、正直なところガンダムのパイロットに負けないだけの万能ぶりだ。
 軍の上層部も、その辺が分かっているからこそ、サリィを俺達に付けたのだろうが。

「この女は?」

 初顔合わせの五飛が尋ねると、サリィは笑みを浮かべて口を開く。

「サリィ・ポォよ。よろしくね。五飛」

 五飛の名前もきちんと知らされている、か。
 連合軍も五飛をシャドウミラーに入れて、それで完全に安心したという訳ではなかったのだろう。
 つまり、サリィは五飛の監視といったところか。
 その辺の用心は、考えてみれば当然か。
 寧ろそのくらいは当然……と考えてもいい。

「ああ」

 五飛の方も、サリィが自分に付けられた監視だというのは理解してるのか、素っ気ない様子で頷きを返す。
 もっとも、凛と綾子に連敗したせいか、女に対する差別意識のようなものは存在しない。
 ……いや、サリィを相手にすれば、五飛なら普通に勝てると思うんだけどな。

「サリィ、ついてくるのは今回だけか? それとも……」
「いいえ。上からの命令で、暫くはシャドウミラーと行動を共にさせて貰います。アクセル代表としても、連合軍と話を通す為には連合軍の軍人がいた方がいいと思いますが」
「……凛がいるし、その辺の心配はあまりしてないんだけどな」

 事務仕事を一手に引き受けている凛を見ながら呟くが、その凛は首を横に振る。

「五飛が増えた事で書類仕事もその分増えるわ。だとすれば、仕事を任せられる人がいるというのは、こちらも助かるのよ」

 そんな凛の言葉に、五飛が少しだけ嫌そうな表情を浮かべる。
 五飛も、書類仕事はそんなに好きじゃないって事か。
 いや、書類仕事を好きな奴自体がそんなにいないと思うんだが。
 色々と面倒な事もあるし。
 ただ、五飛も単独で行動している時はある程度書類仕事とかもあったと思うんだがな。
 原作ではトレーラーごと補給物資を購入したりもしていたが、それだって何らかの書類は書かなきゃいけなかっただろうし。
 ともあれ、そんな風に俺達が話している間にも輸送機は飛んでいたのだが……

『アクセル代表、この周辺に展開しているOZからの通信です。ここはOZの作戦空域なので、このまま進行するようなら撃墜すると』

 輸送機のパイロットから、そんな通信が入る。
 OZの作戦空域か。どうやら目的の基地に近づいたらしいな。
 OZがこの輸送機を止めたのは、やはり基地の攻略に手こずっているからだろう。
 この輸送機が発している信号は、当然連合軍のものだ。
 である以上、OZにとってこの輸送機は現在攻略中の基地の援軍にしか見えない。
 ……いや、それは間違っていないんだが。実際俺達は援軍としてこの基地にやってきたんだし。

「敵の数は?」
『MS輸送機が3です』

 だとすれば、エアリーズか。
 数は10機以上20機未満といったとこだろう。

「分かった、俺と綾子で出る」
「……俺は留守番か」

 俺の言葉に、五飛がそう呟く。
 それでも言葉に不満の色がないのは、自分の機体が地上用だと理解しているからだろう。
 これでウイングガンダムのように空を飛べるのであれば、五飛も出撃すると言ってきたかもしれないが。
 自分が力になれない以上、無理に自分が出撃すると言ってもこっちの迷惑になるだけだ。
 その辺をしっかりと納得している辺り、少しは見込みがあるか。

「お前のガンダムは、基地の救援に向かった時に思う存分働いて貰うからな」
「ああ。シャドウミラーの実力、しっかりと見せて貰おう」

 そう告げた五飛が、腕を組んで黙り込む。

「そうしろ。お前がいずれ俺達に勝とうと思っているのなら、少しでも自分の能力が上がるように訓練するのは当然だろうし。……綾子、行くぞ」
「分かった」

 俺の言葉に頷いた綾子と共に、格納庫へと向かう。
 そこにあるのは、トールギス、トーラス、シェンロンガンダム。
 格納庫の広さとしては、もう2機か3機くらいは乗せる事が出来るだろうが、現在のシャドウミラーの戦力はこのMS3機だけだ。
 トールギスのコックピットに乗り込み、機体を起動させていく。

『アクセル代表! 敵、MS出撃してきました!』

 輸送機のパイロットから聞こえてくる、悲鳴のような声。
 警告は一度だけで、後は問答無用か。
 OZらしいと言えばOZらしいが……いや、現在のOZの状況として考えれば、そんなに余裕がないのか。
 本来なら奇襲で圧倒的有利に戦える筈だったのが、実際に攻撃を仕掛けてみれば連合軍が粘り強く迎撃しているのだから。
 元々、パイロットの質はともかく量では圧倒的に連合軍の方が勝っている。
 そして防戦に徹するとなれば、技量の差はある程度埋められる。
 勿論迎撃に出たりすれば連合軍の被害も大きくなるのだろうが、それをしなければある程度力の差は補う事が出来るのだ。
 特に基地にはビーム砲を含めて対空砲を装備している基地も多い。
 幾らMSが万能兵器だとしても、そのような攻撃を食らえば撃破されるのは間違いなかった。
 ……まぁ、ガンダニュウム合金の装甲を持っているガンダムの類であれば、話は別かもしれないが。
 ともあれ、現在のOZには原作程の余裕はない訳だ。

「エアリーズ程度なら問題ない。俺達を射出した後、すぐにここから距離を取れ」
『了解』
「綾子、聞いてたな? 敵はエアリーズ。油断はするなよ?」
『ふんっ、誰に言ってるのさ。あたしだってそれなりに修羅場は潜ってきてるんだから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ』

 笑みを浮かべた綾子の言葉に頷き……トールギスが輸送機の格納庫から射出される。
 スーパーバーニアを使い、空中で体勢を整え……そのまま右腕のドーバーガンをエアリーズの方へと向けてトリガーを引く。
 真っ直ぐに放たれたビームは、エアリーズ2機を呑み込み……次の瞬間、2つの爆発の華が空中に咲く。
 ステータスの中の撃墜数の数値が2増えているのを確認し、オープンチャンネルでこちらに向かってくるエアリーズ隊へと向かって口を開く。

「こちらはノベンタ直轄の傭兵部隊、シャドウミラーだ。この空域にいるOZの部隊へ告げる。今すぐ大人しく降伏すれば、命を奪わずに捕虜として扱おう。だが、攻撃を仕掛けてくるようであれば、今撃墜された2機と同様にトールギスの能力をその身で体感して貰う。降伏勧告は1度だけだ。賢明な判断を期待する」

 正直なところ、ここで降伏されてもこっちの動きが鈍くなるだけだが……それでも連合軍の中にエアリーズが少数しかないのは事実だ。

『降伏すると思うか?』

 綾子のトーラスが、MAになってトールギスの横へとつけながら通信を送ってくる。

「どうだろうな。普通ならこっちとの戦力差をしっかりと理解しているから降伏してもおかしくないんだが」

 オペレーション・デイブレイク前から、俺はトールギスの能力をこれでもかとOZに見せつけてきた。
 ゼクスをトールギスに乗せたのもそうだし、五飛が軍港を襲撃した時にそれを撃退もした。また、査察の時にOZのエアリーズ部隊と戦って圧倒したし、少し違うが俺の鍛えたエアリーズ部隊がOZのエアリーズ部隊を相手に圧勝したりもした。
 特に大きいのは、やはりガンダムを撃退したという事だろう。
 幾度となくガンダムによって煮え湯を飲まされてきたOZだけに、ガンダムに対しての脅威度はかなり強くなっている筈だ。
 そんなガンダムを単機で撃退したのだから、OZにとってトールギスというのはガンダムと同様の性能と評価されていてもおかしくはない。
 あの軍港での戦いでも生き残りはいたんだろうから、間違いなくその辺の情報はOZに渡っている筈だった。
 その辺を考えれば、この程度のエアリーズで勝ち目はないというのは理解出来るだろう。だが……

「ちっ!」

 スーパーバーニアを使い、機体を強引に今の場所から移動させる。
 俺の動きから一瞬遅れ、綾子のトーラスもその場から移動する。
 そしてトールギスとトーラスのあった空間を、無数の弾丸が通り過ぎていった。
 それを行ったのは、OZのエアリーズ部隊だ。
 揃ってこっちにチェーンライフルの銃口を向けている。
 つまり、向こうは降伏ではなく徹底抗戦を選んだという事なのだろう。

「自分で判断したんだ、あの世で後悔するんだな!」

 スーパーバーニアを噴射させ、エアリーズ部隊との距離を縮めていく。
 すると当然ながら向こうは、トールギスを近づないようにチェーンライフルを撃ってくる。
 だが、バレルロール回転をしながらチェーンライフルの弾丸を避けつつ、ドーバーガンのトリガーを引く。
 MSを飲み込むだけの太さのビームが連続して発射され、1機、2機、3機、4機とビームによって飲み込まれ、空中に爆発の華を咲かせる。
 下にあるのが海だから良かった。
 もしこの下にあるのが街だったりしたら、恐らくエアリーズの爆発で起きた破片が民家へと降り注いでいただろう。
 そんな事を考えながら、丁度間合いが詰まったところでドーバーガンのエネルギーが切れる。
 だが、ここまで接近した状況で悠長にカートリッジを交換しているような暇がある筈もなく、ドーバーガンはそのままで突っ込んだ速度を利用して、一番近くにいたエアリーズに向かってシールドを使った体当たりを仕掛ける。
 W世界のMSの中では重量級と言ってもいいトールギスの重量と、スーパーバーニアを使って出された速度により、体当たりを食らったエアリーズは面白いように吹き飛ばされる。
 ある程度密集していたのが影響し、吹き飛んだ先にいるエアリーズへもぶつかり、そのまま錐揉みしながら落下していく。
 エアリーズにぶつかってスーパーバーニアの速度を緩めたトールギスは、当然現在はエアリーズ隊のすぐ前にその姿があった。
 向こうにとっても、このような行動は予想外だったのだろう。
 エアリーズ隊の動きが一瞬止まり……それは致命的な損傷をもたらす。
 隊列の中で、少し離れた場所にいたエアリーズの1機が、ビームによって爆破する。
 そのビームを放ったのは、当然エネルギー切れのドーバーガンを持っているトールギスではなく、少し離れた場所でトーラスカノンを構えている綾子のトーラスだ。
 それでも1機が撃破された直後にすぐに次の行動へと移ったのは、OZの兵士らしい練度の高さと言えるだろう。

「けど、甘いんだよ!」

 普通の敵になら、空中から一方的に射撃攻撃が可能なエアリーズだが、自分に近づかれた時にどうするのかというのは、全く考えられていない。
 元々エアリーズは連合軍には殆ど渡さないという方針だったのだから、それは決して間違っている訳ではないのだろう。
 原作でもヒイロに言われていたように、装備が重いので余計な武装は付けたくなかったと考えたのも分かる。
 だが……そんな機体で、俺の操るトールギスをどうにか出来る筈もない。
 シールドの裏から取り出したビームサーベルを手に、近くにいたエアリーズへと向かって距離を詰める。
 エアリーズはそれを防ぐべくチェーンライフルを撃ってくるが、シールドを使ってその攻撃を防ぎつつ間合いを詰め、ビームサーベルを振るう。
 胴体から真っ二つになったエアリーズは、次の瞬間には空中に爆発の華を咲かせていた。
 他のエアリーズがこっちにチェーンライフルの銃口を向けようとしてくるが、現在の俺は既にエアリーズ隊のど真ん中に入り込んでいる。
 つまり、今の状況でチェーンライフルを撃った場合、それは味方にも命中しかねない。
 中央で縦横無尽にビームサーベルを振るって暴れるトールギス。
 それを援護するべく、トーラスカノンを放つ綾子のトーラス。
 そんな攻撃にエアリーズ隊が対処出来る筈もなく……数分後、その空域には輸送機も含めてOZの部隊は跡形もなくなっていた。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:43
PP:640
格闘:305
射撃:325
技量:315
防御:315
回避:345
命中:365
SP:1415
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1230 
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