ハイスクールD×ウィザード
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♪7「正体、バレちゃいました!?」
オッス!俺、イッセー!
悪魔でドラゴンでついでに仮面ライダーウィザードという魔法使いやってます。
そして現在、俺は…
バンッ!!
自室にてリアス達を前に頭を下げています。
何故だ!?
何故こんな状況に!?
俺は少し前の出来事を思い出してみた。
それは少し前のこと…
朱乃さんに取りついたファントムを俺がウィザードになって見事撃破し、そのまま俺は去ろうとするのだがその去り際に
リアス「待ちなさいイッセー! 」
バンッ!!
と、リアスが俺に対して言ってきたのだった。
えっ!?何でリアスに俺の正体が知られてるの!?
困った俺は
ウィザード「ひ…人違いだなリアスさん、わ…私は兵藤一誠くんではないぞ!? 」
誤魔化そうとするのだが
リアス「誤魔化そうとしても無駄よ。私はさっきあなたにくっついて一部始終見てたんだから 」
何だって!?
全然気付かなかったぜ!?
リアス「それにあなた、さっきイッセーの本名を言ったでしょ。私はイッセーとは言っても兵藤一誠とは言わなかったわよ 」
し…しまったぁーっ!?
どうして俺はそんなとこに弱いんだ!?
リアス「さぁ、後で全て話してもらうわよ。指輪の魔法使い、いやイッセー! 」
とほほ…
もはや俺は逃げることができず白状することになり、そして現在に至るわけだ。
ちなみに…
バンッ!!
俺の秘密を共有していたということで『連帯責任ですわ! 』と言ってレイヴェルとルフェイも頭を下げていた。
君達、いい子達だよ
イリナ「でもまさかイッセーくんがあの魔法使いだなんて!? 」
ゼノヴィア「にわかには信じられないな 」
やっぱり疑っちゃうよね
リアス「じゃあイッセー、証明として早速変身してみなさい 」
イッセー「はい 」
スッ!
俺は指輪とウィザードライバーを構えると
『シャバドゥビ!タッチ!ヘンシン!×2』
イッセー「変身! 」
『フレイム!プリーズ!ヒーヒー ヒーヒーヒー!』
ジャキンッ!!
リアスに言われた俺はウィザードに変身した。
木場「あの時の魔法使い!? 」
ギャスパー「まさか正体はイッセー先輩だったなんて!? 」
ロスヴァイセ「驚きです!? 」
あぁ、白い魔法使いにみんなには内緒にしとけって言われたけどついにバレちまったな
シュパンッ!!
そして俺は変身を解くと
リアス「じゃあイッセー、次はその力を得た経緯について話してもらおうかしら 」
イッセー「は…はい 」
その後、俺はみんなにウィザードに関する全てを話した。
あの白い魔法使いのこと
この世にファントムという怪人が出現して奴らは人間を絶望させることで仲間を増やそうとしていること
そしてファントムと唯一戦えるのはウィザードだということ
ちなみに俺がウィザードになった理由がモテモテになることだというのは話していない
リアス「成程、そんなことがあったのね 」
アーシア「イッセーさんも大変だったんですね 」
みんなよくわかってくれたようだ
こんなことならもっと早く話しとけばよかったな
小猫「…この事をアザゼル先生が知ったら大変なことになりますね 」
まったくだ
失った自分の手を義手にして色々と改造しまくるあの先生のことだから…
『ハハハッ!見ろよイッセー!いざという時のためにドライバーにミサイルつけといたぜ! 』
とかいう怪しい改造をされかねん!?
絶対アザゼル先生には内緒にしないとな!?
リアス「それはそうと、とりあえずイッセー 」
イッセー「は…はい!? 」
リアス「ちょっとこっちに来なさい 」
くいっ!
俺に対してリアスが手を招いた。
や…やばい!?この雰囲気はきっときついお仕置きをするに違いない!?
以前リアスに内緒で木場の目的である聖剣破壊計画がバレた際、お仕置きとして尻叩き1000回を食らってしまった。
今でもあの痛さは忘れないぜ!?
だが俺が逃げられるわけがなく
スッ…
俺は恐る恐るリアスの元へと向かっていった。
こうなったら尻叩き一万回でも何でも食らってやるぜ!
するとその時だった
ギュッ!
リアスが俺を抱き締めたのだった。
リアス「馬鹿ね。一人で何でも抱え込もうとして 」
イッセー「リ…リアス 」
ゼノヴィア「水臭いぞイッセー 」
アーシア「そうですよ。私達は仲間じゃないですか 」
あぁ、みんないい人だらけだよ
怒られると思った俺が馬鹿みたいじゃないか
リアス「さてイッセー、秘密を知った以上私達もファントムと戦うわ! 」
イッセー「えっ!? 」
木場「イッセーくん、僕は君を守るためなら喜んで剣を振るうよ 」
アーシア「回復は任せてください 」
ゼノヴィア「私もイッセーのために戦うまでだ 」
イリナ「もちろん私だって! 」
ロスヴァイセ「魔法のサポートは任せてください 」
小猫「…私もやります 」
ギャスパー「ぼ…僕だって! 」
みんな…
レイヴェル「皆様、良い方達ですわね 」
ルフェイ「ホントですね 」
あぁ、こんな結果になるなら最初から話しとけばよかったぜ
こんな仲間を持って俺は幸せだぜ
リアス「じゃあ、これよりオカルト研究部はファントム退治を頑張るわよ! 」
『はい部長! 』
全員が声を揃えて言ったその時だった。
あれっ?そういえば一人足りないような…
と、俺がベッドの方を見てみると
朱乃「うふふっ♪ 」
そこには先程から会話に参加していなかった朱乃さんがいて
朱乃さんが自分の手を見ながら微笑んでいた。
リアス「あら朱乃、どうかしたの? 」
リアスが朱乃さんに聞くと
朱乃「いえ、さっきイッセーくんがくれたこの指輪なんですけど 」
スッ!
朱乃さんの指には俺があげたウィザードとの絆の証であるエンゲージの指輪があった。
しかも左手の薬指に…
って、それって確か!?
朱乃「これってイッセーくんからの婚約指輪ってことでしょうね♪嬉しいわイッセー♪ 」
と、朱乃さんが言った瞬間!
ビビンッ!!
オカルト研究部部員内(主に女子)にまるで電撃が走ったような衝撃が起こり
リアス「イッセー、朱乃にだけずるいわ!私にも指輪をちょうだい! 」
アーシア「イッセーさん、私も欲しいです! 」
小猫「…イッセー先輩、私も! 」
レイヴェル「イッセー様、私もですわ! 」
ゼノヴィア「無論、私もだぞイッセー! 」
イリナ「イッセーくん、私だって! 」
ロスヴァイセ「イッセーくん、わ…わたすもほしいべさ! 」
女子部員達が一斉に俺に詰め寄ってきた。
更に
木場「イッセーくん、僕も欲しいかな 」
ギャスパー「イッセー先輩、僕もですぅ! 」
木場とギャスパーの野郎共まで指輪を求めてきた。
って、何で男まで欲しがるんだよ!?
その後、俺はみんなに信頼の証として指輪を渡した後、仲間外れはダメだと思い、ルフェイにも指輪を渡すのだった。
アザゼル先生にはやれねぇな
リアス「それじゃあ改めて頑張るわよみんな! 」
『はい部長! 』
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