ハイスクールD×ウィザード
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♪6「魔法龍、出陣です!」
前書き
結構もとの話より直しました。
読者の諸君、私はワイズマンこと白い魔法使いだ。
どうやらミラージュによる姫島くんを絶望させる計画は成功したようだな
姫島朱乃。堕天使バラキエルと人間・姫島朱璃との間に生まれ、オカルト研究部副部長としてリアス・グレモリーの懐刀と言われ、その実力も高い。
だがイッセーくんに対してリアスより強い思いを抱いており、それ故にイッセーくんが死んだと思わされた時には大変なことが起きたのだったな。(原作12巻参照)
そしてミラージュは相手を絶望させる点についてはメデューサやフェニックス、グレムリン以上とも言える実力者だからな
さてイッセーくん、君がどうするのか見届けさせてもらうよ
俺の名は兵藤一誠ことイッセー
悪魔でありながら俺はみんなに内緒で密かに仮面ライダーウィザードをやっている。
朱乃さんがファントムにより絶望されかけ、何とか助けようとする俺達だがミラージュが張った結界が強くて破れねぇ!
そこへ俺が変身したウィザードが登場したわけだ。
待っていてくれ朱乃さん!あなたは俺が救ってみせるぜ!
ウィザード「おりゃっ! 」
ブォンッ!!
俺は結界目掛けて拳を繰り出すが
バチバチッ!!
繰り出した拳は結界に弾かれてしまった。
くそっ!!ウィザードの力でも結界は破壊できないのかよ!
ミラージュ「無駄なことはやめておけ、もうすぐその女はファントムになる 」
うるせぇ!!んなことさせるかよ!!
ウィザード「こうなったら! 」
バッ!
リアス「何をする気なの! 」
俺はある指輪をはめて結界の上に乗ると
『フォール・プリーズ』
フォールの指輪を発動させた。
この指輪の力は…
バキィンッ!!
ミラージュ「なにっ!? 」
あらゆる物体を通り抜けられる力だ。
おかげで結界も破壊して通れたぜ!
ミラージュ「だが少しばかり遅かったようだな、その女はもうじきファントムと化する! 」
ウィザード「何だって!? 」
ちくしょう!間に合わなかったのかよ!?
ミラージュ「ではさらばだ 」
スッ!
そしてミラージュが消えた後
リアス「朱乃!しっかりして朱乃! 」
ゆさゆさっ!!
リアスが朱乃さんを揺らしまくるが朱乃さんの様子は変わらなかった。
このままじゃマジで朱乃さんがファントムになっちまう!?
そいつを食い止めるにはこれしかないよな
スッ!
俺はある指輪を朱乃さんの指にはめると
『エンゲージ・プリーズ』
スッ…
俺は精神世界=アンダーワールドに入れるエンゲージの指輪を使って朱乃さんのアンダーワールドに入ろうとしたその時だ
リアス「ちょっと待ちなさい!朱乃に何をする気なの! 」
ガシッ!
リアスが俺の肩に掴まってきたのだ。
だが俺はその事に気づかずに
スッ!
小猫「…部長!? 」
リアスごとアンダーワールドに入ってしまったのだった。
リアス「う~ん…。ここは何処かしら? 」
私の名前はリアス・グレモリー
魔法使いが朱乃に何かをしようとしたので彼の肩を掴んだ瞬間、目が覚めたら知らないところに着いてしまったわ
するとその時
朱乃「私は堕天使の幹部バラキエルと人間との間に生まれた者です 」
私の前に朱乃が現れた。
朱乃、無事だったのね!
でも様子が少しおかしいわね
私が続けて見てみると
イッセー「はい。俺は堕天使が嫌いです。でも朱乃さんのことは好きですよ 」
と、現れたイッセーが言った瞬間!
バリィンッ!!
リアス「何なの!? 」
世界がまるでガラスのように割れていき
ギャギャースッ!!
バンッ!!
割れた空間から体の青い大きな鳥が現れた。
リアス「くっ!? 」
スッ…
私が現れた鳥の相手をしようとしたその時
ウィザード「待ちやがれファントム! 」
バンッ!!
あの魔法使いが現れた。
でもどうやら私には気づいていないみたいね
リアス「このまま少し見物させてもらうわよ 」
再び俺、イッセーだ。
あれが朱乃さんに住み着こうとするファントムか、ちとでかいな!?
ギャギャースッ!!
バリリーッ!!
どうやらあいつは雷を出してる鳥だからサンダーバードってとこだな、ほっとくと朱乃さんがあんな化け物になっちまうのか!?
だが朱乃さんをファントムになんかさせねぇぜ!
スッ!
俺はある指輪をはめた。
確か白い魔法使いが言うには巨大ファントムとはこうして戦うんだよな!
『ドラゴライズ・プリーズ』
すると
ゴオォンッ!!
魔方陣から巨大なドラゴンが出現した。
すげぇな!?
ウィザード「よしドラゴン!巨大ファントムを倒せ! 」
俺はドラゴンに命じるが
ゴオォンッ!!
ドカッ!!
ウィザード「ありっ? 」
ドラゴンは俺の指示を聞かずにアンダーワールドを破壊していく
何故だ!?
ウィザード「はっ!?そういえば!? 」
と、ここで俺はあることを思い出した。
確かドラゴンを操るにはマシンウィンガーというバイクが必要なのだが、俺はバイクの免許を持ってないからいらねぇってんで白い魔法使いから受け取らなかったんだ!?
ウィザード「こうなりゃ俺がドラゴンを操ってやるぜ! 」
バッ!
俺はドラゴンの背に乗ると
ウィザード「おらドラゴン!俺が呼び出したんだから俺に従いやがれ! 」
ドラゴンに指示するが
『何故俺が貴様に従わなければならんのだ 』
おっ!喋りやがった。
話せるのね
『未熟な魔法使いが調子に乗るな! 』
ブォンッ!!
ウィザード「うわぁーっ!? 」
ドサッ!!
ウィザード「いてて!? 」
あの野郎、無理矢理俺を落としやがったな!
ちくしょう!ドラゴンってドライグやタンニーンのおっさんやパンツ龍王ファーブニルのようにいい奴ばかりじゃないのかよ!
こうなったら俺が直接ファントムを…
と、その時だった。
ギャアァーッ!!
バリリーッ!!
『ムッ! 』
サンダーバードがドラゴンに雷を食らわした。
すると
『フッ!未熟な魔法使いよ 』
ウィザード「何だよ! 」
『奴(サンダーバード)に対して少しムカついてな、力を貸せ! 』
ドラゴンの方から協力しろと言ってきた。
しかしそれで怒るだなんてまるでグレートレッドだな
ウィザード「まぁいいや、それと未熟な魔法使いって呼ぶのやめろ!俺にだってちゃんと名前があるんだからな! 」
『ほぅ、どんな名だ? 』
そして俺は
ウィザード「俺の名は兵藤一誠!イッセーと呼びやがれドラゴン! 」
バンッ!!
俺はドラゴンに名前を教えた。
リアス「うそっ!?あの魔法使いはイッセーなの!? 」
すぐ近くにリアスがいるということを知らずに
『名なんて別にどうでもいいがこちらも名乗っておく、俺はウィザードラゴンだ!いくぞ魔法使いよ! 』
名前で呼べってのに!
まぁ仕方ない!
ウィザード「おうっ! 」
バッ!
俺はドラゴンの背に乗ると
ウィザード「いっけぇーっ!! 」
バッ!
ドカッ!!
ギャアァーッ!?
ウィザードラゴンは俺の指示に従ってサンダーバードをじわじわと追い詰めていった。
『貴様、ドラゴンの扱いがうまいな 』
ウィザード「そりゃ俺だって一応人型ドラゴンだし、体にドラゴンがいるからな! 」
やがて、勝つのが困難だと察したサンダーバードは
ギャアァーッ!!
バサァッ!!
ウィザード「野郎!逃げる気か! 」
翼を広げ、空高く飛んで逃げるサンダーバード
逃がすかよ!
ウィザード「いっくぜーっ!! 」
スッ!
『チョーイイネ!キックストライク!サイコォー!』
俺はキックストライクの指輪をセットすると
ガシガシンッ!!
ウィザードラゴンが巨大な足へと変形し
ガシッ!!
変形したウィザードラゴンが俺の右足と連結すると
ウィザード「ストライクエンド!! 」
ゴオォーッ!!
ドカァッ!!
ギャアァースッ!?
ドッカァーンッ!!
サンダーバードに一撃を食らわし、消滅させた。
すると
パァッ!
おっ!ファントムを倒したら戦いで壊された朱乃さんのアンダーワールドが元に戻っていくぜ
どうやらファントム化は避けられたようだな
ウィザード「サンキューなドラゴン! 」
『フッ!貴様もなかなか楽しかったぞ 』
スッ!
そう言うとどうやらも消えていった。
ウィザード「さて、俺も帰るとするか 」
スッ!
長居は無用ということで俺もアンダーワールドから元の世界に帰ろうとすると
リアス「待ちなさい! 」
ガシッ!!
シュンッ!!
リアスが俺の肩に掴まり、俺は気づかぬままアンダーワールドから去るのだった。
そして
パッ!
小猫「…あっ!部長! 」
何とか元の世界に戻れたようだな
さて、肝心の朱乃さんはというと…
朱乃「あらあら、私ったらどうしてたのかしら? 」
やったぜ!朱乃さんも元通りだ!
ウィザード「ではさらばだグレモリー眷属の諸君 」
スッ…
と、俺はいつものようにかっこよく去ろうとするが
リアス「待ちなさいイッセー! 」
バンッ!!
えっ!?
リアスが俺の名を呼んだ瞬間
まるで世界がギャスパーに止められたかのようにこの場が一時停止したのだった。
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