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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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一周年記念:ライメイとシッコク

 
前書き
......はい、ようやくです。嫁が星四鯖だと......フザケルナァ!
こうなったら課金するからな課金!まってろよきよひー!
 

 
一周年記念:ライメイとシッコク

毎度お馴染み白い部屋。そこには、二人の英雄がたっていた。
「ふん、どんな事かと思えば主人公対決か?まぁ、作者の考えそうな事だ」
SAO初期の装備に、アリシゼーション編最終決戦で使用したリスタート·ライティングを構えるダーク。
「お前は良いだろうよ。俺なんかこれだぞ......」
対してライトは、お馴染みでありモチーフであるジンオウガ装備に刀が一振りとかなり素朴である。しかもユニークスキルは初期の四人衆のもので固定されている。
「あはは!自業自得か?お前最終的に酷いことになってもんな!?」
ダークの言葉にイラッと来たのか、ライトがその刀を投げる。
「オラァ!」
「当たらなければどうと言うことはない!」
刀を避け、更に接近しようと体勢を変えたダークに蹴りが入る。
「ライトニングストライカァアアアア!」
「ごふぅっ!?」
諸に顔面にヒットしたダークは吹っ飛ばされ、壁まで転がっていった。
「いてて......相変わらず容赦ねぇなお前!」
「これくらいも避けれないとか鈍ったかダーク?」
お互いの言葉で、それは始まった。
床を同時に踏み込み、加速。両方とも右腕に力を込めて拳を振るう。
「ゴハッ!」
「っ!」
クロスカウンター。しかし、これだけでは終わらない。
「天城流体術......!」
「四ノ型......!」
お互いに構え、同じ技を放つ。
「「《千打撃·阿修羅》!」」
カウンターからのラッシュ。お互いの拳がぶつかり、派手な音が響く。
「脇が甘いッ!」
ライトが攻撃を足技に切り替え、脇腹を回転蹴りで蹴ろうとするが、ダークに捕まれる。
「甘いッ!吹っ飛べぇえええ!」
ジャイアントスイングで吹っ飛ばされたライトは空中で回転しながらも自身の弱体化能力《雷鳴》で回りに電気を流して足場を作ると着地する。
「ったく。容赦ねぇのもお前も一緒だろ!」
ライトは刀を雷で作ると、その足場を蹴ってリニアの原理で加速する。
鉄と雷が交錯し、火花を散らす。
「今のを受け止めるかよ」
「てめぇの力、間近で見た俺に聞くと思うか?」
お互いが刀で押し返し、構え直す。
「《ソニック·アブレクション》!」
「《フォースシールド》ッ!」
ダークが突進し、ライトが防ぐ。
お互いの戦い方を間近で見た二人には、全く隙がない。
ライトは元々装備がタンクに近い為、ダークの攻撃は余り怖くない。
対してダークは一撃必殺を体現したかのようなユニークスキルを持つ。戦力的に言えば、初期のライトはダークに劣るだろう。しかし、その劣る分を実力や考えることで補うのがライトだ。
読者の皆さんは忘れているかもしれないから言っておくが、ライトは本編では余りにその実力を発揮しないが、天災である。
つまり、事戦闘、事対人戦闘に置いてダークより上である。
そして、ライトにはその才能を補うユニークスキルがある。
つまり何が言いたいのかと言うと、単に作者が事後処理で忘れてしまってキャラがぶれてしまったと言うことだけだ。
「っ!嫌らしいぜ、その戦い方!」
「元はこんな戦い方が得意なんだよ!《ビートブレイズ》!」
赤い炎の弾丸が放たれ、ダークを飲み込む。
「へっ、ミヤビの氷よりマシだぜ!」
ダークはそれを風圧だけで消し飛ばす。
ライトは舌打ちすると、銃から手甲に変えて接近する。
「肉弾戦か!?おもしれぇ!」
「楽しませるためにやってんじゃねぇんだよ!」
右拳と右拳がぶつかり合うと、その衝撃波が白い床を走る。
「無駄ァ!」
「オラァ!」
左拳と左拳がぶつかり合うとその衝撃波が白い床を壊す。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄......」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ......」
無駄に長い拳のラッシュが始まり、ぶつかり合う毎に辺りを壊していく。
天災対最狂。両者ともに自世界では共に世界最高峰の実力を持つもの同士。現実ではいざ知らずゲームでも屈指の実力を持つ彼らだが、最早破壊が止まることがない。
「......無駄無駄無駄無駄ァ!」
「......オラオラオラオラァ!」
お互いの拳が顔面にぶつかり、よろける。
が、即座に刀を出して斬り付け合う。
「があっ!」
「がはっ!」
体から血が吹き出るがお構いなしに刀を構える。
「「《撃滅》」」
一撃必殺の業、《撃滅》が同時に放たれお互いの刀が壊れる。
「はっ......やるじゃねぇかよ」
ライトがウィザードライバーを展開し、
「はっ、そっちもな!」
ダークが境界からドライブドライバーを取り出して装着する。
......つまり、ここから先は何時ものクオリティと言うことだ。
《シャバドゥビタッチヘンシーン!》
《startyourengine!》
片方は銀色の輝きを指に填め、片方は赤いシフトカーの側面を押す。
《fire!allengine!》
「変身......!」
「イグニッション、スタートオン!」
《イーンフィニティー!プリィズ!ヒースイフードー!ボウザバビュードゴーン!》
《drive!typetrydoron!》
互いの変身が終わり、ライトの手にはアックスカリバー、ダークの手にはハンドル剣が納められていた。
同時に横に動きだし、互いの行動を確かめる。
徐々にスピードを上げて駆け出すと、ライトが仕掛けた。
「ハアッ!」
アックスカリバーカリバーモードを構えて床を蹴り、ダークに襲い掛かるが、ダークはハンドル剣で受け止める。
「そらよっ!」
ハンドル剣で受け止めながらダークはドア銃を左手で持ち、ライトを撃つ。
撃たれたライトはその強固な鎧によってダメージは無く、そのままアックスカリバーをアックスモードにしつつハンドル剣を跳ね上げる。
「くらえっ!」
そのままアックスカリバーを振り下ろすがダークのフェイスマスクが変化し、腕で受け止める。
『むぅ、運転を変わったがかなり痛いね』
「クリム·スタインベルトか!」
『Exactly!正解だよ、ハッ!』
一撃がライトの鎧を貫通し、ライトは打ち上げられる。
『運転を変わるよ、翔夜。決めてしまえ!』
ダークのフェイスマスクが再び変化すると、ライトを見上げる。
「ああ、決めさせてもらうぞ!」
ダークはシフトトライドロンの側面を押すと音声が響く。
《come on!Falre!Spike!Shadow!タイヤ·カキマゼール!ATTACK1·2·3!》
タイヤ三つが左腕で回転しながら融合し、トライドロンタイヤと合体。新たなタイヤとなる。そしてそのままシフトブレスのボタンを押して、シフトトライドロンを押し倒す。
《ヒッサーツ!フルスロットル!ATTACK1 · 2 · 3!》
三種の炎が右足に纏まり、ライトに向けて蹴りを放つ。
「はっ!舐めんなよ。俺を誰だとおもっていやがる!」
ライトも左側の指輪を変え、ハンドオーサーを操作して指輪をかざす。
《チョーイイネ!キックストライク!サイコー!》
銀色の輝きを右足に溜め、ダークの蹴りに対抗する。
「セァアアアアア!」
「うおおおおおお!」
両者の蹴りがぶつかり合い、その衝撃波は部屋を壊した。
壊れた部屋の外は空。真っ青な青空が回りにあった。
そして、その拮抗は直ぐに崩れた。
「オオオオオオオオッ!」
ライトが押し始めた。総量ではダークに分があるだろう。だがしかし、ライトのインフィニティースタイルは並大抵の攻撃は通さない特殊な防壁が張ってある。それにプラスし、ライト自身の実力が相まってその拮抗が崩れたのだ。
つまり、インフィニティーが相手では、トライドロンも火力不足が生じると言うことだ。
交錯し、地面に降りた二人はゆっくりと立つが、ダークが直ぐに膝をついた。
「っ......」
ダークの変身が解かれ、口の端から血が垂れる。それなりにダメージが入っていたようだ。
「どうよ、ダーク。俺だって初期でもやれんだぜ?」
変身を解いたライトが近付き、ダークに言う。
「......ふっ」
ダークは微笑すると、ライトは手を差し出す。
「今回は俺の勝ちだな?」
「はっ、言ってろ。直ぐに勝ってやんよ」
ダークはライトの手を掴み立ち上がると、
「オラァ!」
ぶん殴った。
流石のライトも予想できず、よろける。
「言っただろ?直ぐに勝ってやるってな?」
「やろぉ......!」
ライトは微笑み、直ぐに戦闘体勢に入った。
そして、第二ラウンドが始まった。 
 

 
後書き
......はい、後半安定の村雲クオリティでした。ネタ多数ぶっ壊れ多数仮面さん出ました。
反省はしているが後悔はしていない。何故ならばこれが俺だからだ!
......と言うことで一周年記念回でした。 
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