ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠
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第三話 弟の死と堕天使との邂逅
前書き
今回から原作突入です!!
-あれから数年後、駒王学園-
『待てぇえええええええええ!!!!!この変態共ォオオオオオオオオ!!!!!!』
「「うぉおおおおおおおおおおお!!!!!!」」
モップや竹刀を持った女生徒達に追われている男子生徒・・・・・松田と元浜の表情は必死そのものであった。まぁ、女子更衣室を覗いたんだから自業自得だけどね
「元浜!!!あそこの角を曲がるぞ!!!」
「おう!!!」
元浜の返答と同時に2人が曲がった次の瞬間
「ダブルラリアァアアアアアアアアアット!!!!!!!」
バキィッ
「「グバァアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!?」」
突如出現したイッセーのダブルラリアットによって轟沈するのであった
「あ!イッセー君!!!その変態共捕まえてくれたの!!?」
「こいつ等またやらかしたのか?」
「そうなのよ!今度は女子更衣室の覗きよ覗き!!」
「そうかそうか・・・・それじゃあこれをやるよ。オシオキに使うと良い。」
そう言ってイッセーは何処から取り出したのかRPG-7、シューティングゲームとかでもおなじみのロケットランチャーを女生徒達に手渡す
「ま、待ってくれイッセー!!!それ冗談だよな!!!?」
「そんなもん喰らったら死んじまうよ!!!!」
「うるせぇ!!!手前らにはこれぐらいしなきゃ意味ねえんだよ!!!!」
「「俺達に何の恨みがあるっていうんだ!!!!!?」」
「一昨日、松田は俺のカレーパンを、元浜は俺のメロンパンを食っただろうが!!!!」
「「それだけでかよ!!!!?」」
「そういう事だ、大人しく罰を受けるんだな。」
そう言ってイッセーはその場をクールに去って行くのだった。ちなみにそのすぐ後に2人の男子生徒の断末魔の叫びとどでかい爆発音が響いたのは言うまでも無いだろう
「(クソッ!クソッ!!一体どうなっているんだよこれ!!!?兵藤一誠が原作とかけ離れた存在になっているわ下手したら原作より能力高い可能性があるわ・・・・・僕の計画が完璧に狂ったじゃないか!!!クソッ!!主人公はこの僕なんだぞ!!!!!)」
それを陰から眺めていた誠治は歯軋りをし憎らしそうにイッセーを見つめているのであった
「はぁ・・・・・・・」
生徒会室で1人の眼鏡をかけた女生徒が溜息をついていた
ガチャッ
それと同時に紅髪の女生徒が室内に入る
「〝ソーナ”、ちょっと話が・・・・・どうしたの溜息なんかついて?」
「〝リアス”・・・・・・・何時ものアレですよ。」
「ああ、アレね・・・・・・」
眼鏡の女生徒・・・・・〝支取蒼奈”こと〝ソーナ・シトリー”の疲れ切った声を聴いた紅髪の女生徒・・・・〝リアス・グレモリー”は察するのであった。ソーナが溜息をつく理由・・・・・それは先程駒王学園の問題児である変態2人組が学園一の有名人である兵藤一誠から重火器を渡された女生徒達によって蹂躙されたという報告があったからだ
「何時も思うけど・・・・・彼どこからあんな物仕入れてるのかしらね?」
「全くですね。それで死人は一切出ていないのが不思議ですよ・・・・・・それでどうしたのですかリアス?貴女が此処に来るなんて珍しいですね。」
「・・・・・・・・昨夜はぐれ悪魔討伐に向かった時、関東野菜連合を目撃したのよ。」
「!!!・・・・本当ですか?」
「ええ、討伐対象のはぐれ悪魔をリンチしてたわ。」
頭を押さえながらそう答えるリアス。気付いてる方もいるでしょうが実は彼女達、人間では無く悪魔なのである。この駒王の管理を魔王から分担して任されているのだ。そしてそんな彼女らの会話に出て来た関東野菜連合・・・・・数年前から目撃情報が出て来た謎の野菜集団で野菜を残した者はそれが人間だろうが悪魔だろうが天使だろうが堕天使だろうが関係無くリンチするという恐ろしい集団であるのだ。最近ではフェニックス家の三男坊がニンジンを残した事で連中にリンチされたとか
「それで一応伝えておこうと思ってきたわけよ。」
「ありがとうリアス。お互い彼等の標的にされないよう気を付けましょうね。」
「そうね。」
疲れた表情で互いにそう言う2人であった
-翌日-
ガララッ
「ち~っす。」
「あ、おはようイッセー君!ねぇねぇ、イッセー君知ってる?」
教室に入って早々イッセーはクラスメイトの女子にそう尋ねられた
「何を?」
「君の弟の誠治君に彼女が出来たって話。」
「彼女?初耳だな。そもそもアイツとはここ数年以上碌に会話した覚え無いんだよな・・・・・何でだろ?」
「へぇビックリだね。」
「まぁ別にどうでも良い事だよな!」
「だね。ところでイッセー君、今度また皆でカラオケ行かない?」
「良いね!そうだ、〝あの人達”もまた呼ぼうか?」
「こ、今回は学校のメンバーだけで行きたいな(汗)」
何故か冷や汗を流しながらそう答える女生徒
「そうか・・・・まぁそれも良いか!!!」
-数日後、とある公園-
「いやぁ、久々のカラオケは最高だったな。」
クラスメイト達とのカラオケから帰る途中のイッセーはとても上機嫌であった
「今度は〝アイツ等”とカラオケに行くのもアリかもな・・・・・・・!!!!!!」
そんな事を呟いていたイッセーであったが公園のある一角に目を通した瞬間その表情は驚愕のモノへと変わるのであった。当然だろう、自身の弟の誠治がボンデージっぽい服装に背中から黒い羽根を生やした黒髪ロングの美女が持つエネルギー状の槍に貫かれているのだから
「バイバイ誠治君。貴方デートの腕はまぁまぁ良かったけど内面が何か吐き気を催すモノを感じさせたのがアウトなのよね。」
彼女・・・・・〝レイナーレ”は堕天使である。そんな彼女が誠治を殺す理由は彼に宿る神器と呼ばれる物を危険視した上の者の命だからだ。殺害する前に良い思いをさせてやろうと彼女を演じる事にしたのだがデートセンスは良かったが彼の内側にどす黒い何かを感じてあまり良い気持になれなかったのである。そして目的を果たしてその場を去ろうとしたその時
「うぉりぃやああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
ドゴォオオオオンッ
「グバッハァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!?」
「キャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!?」
突如飛び込んできたイッセーが瀕死の誠治にハンマーを振り下ろし止めを刺したのであった
「な・・・・・何でここに?というか何でこんなことを?」
「あ、ゴメン。間違えちゃった♪」
薄れゆく意識の中テヘッと笑いながらそう答えるイッセーを見た誠治は内心こう思った・・・・・「絶対わざとだろ!!」と
「あ、貴方・・・・誠治君のお兄さんの兵藤一誠よね?」
「そういう君は・・・・確かコイツの彼女になった天野夕麻だよな?」
「それは偽名、私の本名はレイナーレよ。」
「んで堕天使でもあるってわけ?」
「!!?な、何で貴方がそれを知っているの!!!?」
「まぁそれは企業機密と言うヤツだよ。」
「と、ともかく、見られたからには貴方を生かしておくわけにはいかないわ・・・・・・悪いけど死んで貰うわね。」
そう言ってレイナーレはイッセーに光の槍を投げるが
「せいやっ!!!!」
バシィイイインッ
「えええええええええええ!!!!!!!?」
レイナーレは目の前の異常事態に思わず驚きの声を上げるのだった。まぁ、光の槍がテニスラケットで弾かれれば誰でも驚きはするだろう
「これぞ鼻毛真拳奥義〝テニスの守護神”!!!」
「奥義!!?今のは技なの!!!?」
イッセーの言葉に驚きを隠せないレイナーレ。そんな時、彼らのすぐ傍に魔法陣が発生するのであった
「この紋章は・・・・・グレモリーの!!!!」
「取り敢えず場所変えて話そうか?色々聞きたいこともあるし。」
「・・・・・そうね。」
イッセーの提案に乗ったレイナーレは彼と共にその場を去るのであった
後書き
今回は此処までです!!此処からハジケイッセーのハジケ伝説が幕を上げる事になるわけですね・・・・・それでは次回もどうぞお楽しみに!!!
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