ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
補習授業のヒーローズ
本来起こる事に関しての感想
黒鐵神殿内に大量の料理が運ばれてはすぐに空とするので、神殿外にいる料理人達は大忙しで手を動かしていた。復活後の一真が身支度をしてから、腹が鳴った事で神殿外にいる者らへ頼んだ。テーブルに運んでいるドライグ達は空となった皿を神殿外へ運びに行く事の繰り返しだ。
そして黒鐵神殿内に再びグレモリー眷属らが来たのか、食べ終わるとリアスを元気にさせて元の場所へ帰ったリアス達を見たドライグ達。
「で、相棒は本来だとこれからどうなるんだ?」
「本来なら旧魔王派とジークを倒す所を英雄派残党へと置き換えたからな。アスカロンへと変化した駒は残留思念として残っていたようだが、黒の駒が存在し続ければ俺と言う存在もあるからな」
「一真は随分と食べるようだけど、一体どこにあるのかしら?とてもじゃないけど、小さな胃に大量の料理を食べれるだけのを持っている訳でもなさそうだけど」
「この料理は俺の胃袋に到達するのではなく、創造神黒鐵としての力に変換されるのさ。だから俺が大量に食べたとしても、俺の腹ではなく全ては創造神としての力とな」
「なるほどね、僕らドラゴンでもお腹が空かないはこの空間にいる所為なのかもしれないねー。ところで本来の道筋の事を聞きたいなー」
アスカロンの残留思念が祐斗達の想いに呼応して変化を起こした事は先程話したが、あの後にテーブルの上にチェス盤に『兵士』八個を初期位置に置いた。小型魔法陣を展開させて、駒内部を解析までは黒の駒を解析と同じ事だが八個の内の四個が『変異の駒』へと変化した。トリアイナと真紅の鎧、天龍と『悪魔の駒』との組み合わせにより引き出された調和のスペックに関して想像を超えた。
「何時調整したかは知らんが、本来の主人公の意志が駒にダイレクトに反映された。転生させる時の駒は普通の『兵士』は、通常の駒だったのにそれが『変異の駒』へ変化したと言うのは俺でも興味はあったがな。普通ならあり得ないが、駒がそのような変化をするのは凄まじい限りであり『悪魔の駒』の隠し要素が反映させたんだろう」
「それと例の乳力とやらも一役買っているようだけど、次元の狭間で生きている可能性を聞かされるんだったな。最後の記録情報には、『死』ではないし俺の魂も神器として残っていたからな。だがアレが本来の赤龍帝だとしたら、俺は精神疾患とした薬漬けとなっていたようだ」
「そう言えばドライグらは本来の事を覚えているんだよねー。僕はあの場面で召喚されてから、再び氷の中にいたからさー。ティアマットもどこかで隠居してたの?」
「私もかもしれないけど、一度終演を迎えた事を思い出す事何かないわ『お代わりだ、ティア』はいはい、持ってくるから待ってて」
駒も機能停止しておらず、使用出来る事の関してはベルゼブブが持っている黒の駒も同じだ。駒に刻まれた登録上、俺限定となって再び戻る事が出来る。肉体が滅ぶ事になれば魂も消えるはずが、無事であっても俺のように肉体再構築用のカプセルと言う技術は無いに等しい。
本来の道では魂を帰還後、DNA情報を検出してクローン技術の応用で作られるが問題は他にもある。新たな皿を盛ってきたティアから渡された飯を食いながらだったが、話の続きを独り言のように言う俺。
「モグモグ・・・・新たな体に魂が定着するかと言う点と神器を受け入れるかが問題だったな。近しい体を新たに構築する必要で、グリゴリが運営している研究施設でな。だが俺のように一から肉体を再構築など出来ない技術だし、拒絶反応やらがあったとしても投薬やその他魔法による治療。一生治療が必要だったが、俺の場合は問題ないし神器も体内にあるからな」
「神器は繊細だし神滅具は特にな。神器を取り出して移植技術は堕天使サイドにより、持っている技術だろうが新たな体に『赤龍帝の籠手』が移った後に後遺症があるか予測不可能な状態だったか。定着させてから『悪魔の駒』を使用すれば、再びリアス・グレモリーの眷属悪魔として生きられたはずだった」
「神器を取り出す事に関しては、随分前に未遂だけどあったわね。アーシアさんの時は、一真が未然に防いだから問題なかったけどね。移植は可能だけどその他能力を失う可能性が高くて、新しい体を得たとしても問題は山積みだった。でも今の一真はそれ全てを解決しているから問題ないし、今は創造神のエネルギー回復の為に料理を食べているからかしら」
「食糧を食べる=創造神の力として覚醒させる義務と言う事かなー。前例もあるみたいだし、僕らが今出来る事は一真の力が復活出来ないと黒鐵改を動かす事も出来ないみたいだしねー」
「今世の神滅具所有者は、全てが異例であり進化を遂げつつあるからな。解析後に駒を手渡した後、アジュカの伝手で次元の狭間を調査するはずがしないからな。ファルビウムの眷属に詳しい奴がいたそうだが、そこら辺全てをカットされたがアジュカが巨大怪獣討伐を指揮していたそうだ。ま、最後に決める者らは現悪魔とサーゼクス眷属だけど俺ら黒神とCBが加わってドウターを倒すだろう」
冥界は力のある若手悪魔の協力が不可欠であり、グレモリー眷属も今はベルゼブブの指示で動いている。冥界からの声は聞こえてくるし、神に願えば言霊となって神殿内に満ち溢れるからな。主人公が覚醒してから、体の異変に気付くが当たり前だ。
鎧を着ているが、肉体が滅びた事で魂だけを抜き出して鎧に定着させたそうだ。魂だけの状態となっているし、危ない橋を渡った結果としてリアスと情事出来ない事に酷く落ち込んでいた様子だった。
肉体が無ければ女性の体も触る事が出来ない事に心底落ち込んでいたが、リアスと朱乃の胸も成長途上のアーシアの胸も触る事が出来ないぐらいでそれが感想だとは思わなかったとドライグが言っていたな。情事も出来ない事が死活問題と言ってもな、リアスと良い関係になれたのに体が無いのでは元の子も無い。鎧だけの状態でどう情事するかを悩んでいたが、それで叫びまくる主人公に呆れるドライグ。
「そう言えば俺とオーフィスがいた場所がまさか真龍の上にいたからな、シャルバ・ベルゼブブを倒した後に疑似空間フィールドで力尽きた。そこに偶然なのか知らんが、グレートレッドが通りかかったからな。オーフィスと一緒に連れて、グレードレッドの背に乗った事で何とかなったようだった。次元の狭間を泳ぐのが趣味であるが、現在のアグニは泳ぐ事以外にも趣味を持てた」
「あの場合はグレートレッドを引き寄せた事だが、遭遇率が低いからな。そんで律儀な龍神だからか、一緒にいたドライグらもだが可笑しな赤龍帝だったぞ。原案見てから可笑しな者だなとは思っていたが、まさかここまでとは思わなかったぞ?魂だけ無事だったから普通なら喜ぶはず何だが、肉体と『悪魔の駒』を失って凹む事とはな」
「タブレットに書かれている原案見ても、僕としては情けない主人公だと思ったよ。まあ『悪魔の駒』があっての強さだったから、今見てる一真の強さと比較しても天と地の差だもんねー。創造神と悪魔だし、グレートレッドからパワーを借りているし現在の状況の再確認をした後に豪快に笑うドライグ。この状態でもハーレム王を諦めてない所も、一真と性格は真逆だもん」
「確か歴代所有者の残留思念が全てを託した事で、今の状況をやっと理解したようね。そう言えば今の一真の状態だと神器奥にはいるのかしら?」
「いるよ・・・・だが肉体再構築させたからなのか、未だに目覚めていない様子だ。多分俺が完全復活すれば、自動的に目覚めるはずだ。魂が危機に瀕した時、残留思念が身代わりとなっている間に魂を肉体から鎧に定着させたからな。残留思念からの最期のメッセージを聞いた事で、歴代は満面の笑顔であの歌を口ずさんでいたようだ」
『ポチッとポチッと、ずむずむいやーん』だったか、どんだけおっぱいドラゴンの歌が好きだったんやらこっちが訊きたいわ。映像の隅で白龍皇の奴も笑みを見せながらこう言ったが、俺としては読みたくもない所だ。
何が『おケツもいいものだよ、現赤龍帝』だ、歴代赤龍帝は後輩に有難い言葉を遺さないで逝っちまったからな。そして迫り上がった肉の塊が、培養カプセルとして新たな肉体を得ようとしてたようだな。
「本来であれば真龍の力と龍神の力を拝借して、体を新調させたようだ。ま、そこら辺はここと似ているがな」
「そろそろ食べ終わる頃には、相棒の力も元に戻っているだろうよ。神としての力を回復後、動く時が来るまで瞑想している間も相棒の付近に居させてもらうぜ」
「そうだねー。食べる速度が遅くなったからそろそろだろうと思ったけど、最後の身支度を整えるとしようよー」
「私達ドラゴンも力が前より上がっているけど、下界についても興味があるわね。一真らの反撃が来るまで、私は片付けと簡単な事を済ませておくわね」
そう言って手を合わせて食い終わった食器を片付けていたティアだったが、俺は黒鐵改付近にいてから瞑想へと入った。大天使化をしてから6対12枚の翼が展開されるが、目以外が金色となっていく事で力が完全復活の兆しだと思った。
あとは俺らの出番が来るまで待機となったが、ドライグとサマエルはそれぞれの対抗策を見ながら今後の展開を見ていた。ティアは片付けた後に、俺の側にいた事で今後の展開よりも今を楽しむ為にな。
ページ上へ戻る