がっこうぐらし!The world in confusion
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chapter7
………
(どうして…どうして私達の大切なものを奪った!)
違う!奪いたかったんじゃなかった!ただ!
(お前たちが現れたせいで大勢死んだんだぞ!)
俺はそんなつもりは…
(何が法の守護者だ!この悪魔共!)
違う…違う…!
(お前なんか死んでしまえ!殺戮者!)
俺は…
(死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね)
俺は…俺は!!
…
雄也「はぁっ!!」
雄也「はぁ…はぁ…ゆ、夢…」
まさかあの悪夢をまた見始めるとは…この四ヶ月一度も見ていなかったのに…
雄也「…やっぱり戦ったからか?」
昨日のことは全て幻ではと奥底では期待していたがそんなわけがない現に今いる場所は学校の用務員用の部屋だ。
雄也「…日が上ってきたか」
ちゃんとした寝床ではないので体が痛いが別に大したことではない、そんな体で窓の外を眺めると何体か奴等が見えた。
雄也「…見回りでもいくか」
そういって巡ヶ丘の制服を身を通して鉄パイプ片手に部屋を後にした。
部屋を出て安全エリアの徘徊するために歩く
安全と行っても、もしかしたら奴等がいるかもしれないので見回りは大事だ
そして徘徊していると割れた窓ガラスから見える顔をみてふと呟く。
雄也「ひどい顔だな」
戦いに戻ってしまったからか表情は歪んでいる。
雄也「…生徒会室に行ってみるか」
誰かいるかなっと思いながら生徒会へと向かうのであった。
徘徊した後生徒会室に来た俺は扉を開けると以外にも音姉、悠里、胡桃と三人とも既に起きていた。
雄也「おはよう、朝早いな」
胡桃「おはよう…ってか眠れなかったんだよ」
…まあ、普通そうだよな
雄也「…丈槍と佐倉先生は?」
音姫「えっと、部屋でまだ寝てる」
雄也「おいおい…」
よくまあこの状況で寝れますな…
悠里「もうすぐ朝御飯出来るから丈槍さんと佐倉先生を起こしてくれない?」
雄也「別に構わないぞ、それじゃあいくか」
胡桃「あたしもついてく」
胡桃が俺に着いてくることになり二人を起こしに部屋を後にし女子の寝室へと向かうために廊下を歩いていく。
胡桃「なあ、雄也、頼みがあるんだ」
道中考え事をしている仕草をしていた胡桃が俺に頼みごとを持ちかけてきた。
雄也「頼みって?」
胡桃「あたしに戦い方を教えてくれ」
予想外な頼みで足を止めてしまう、いやマジでどうしてそんなこと…
胡桃「ほら、昨日、雄也が戦ったところ見て慣れてるように見えたからなんか武道でも習ってるのかなって…」
雄也「だから、師事してみようと?」
胡桃「ああ、この先守れるようにならないといけないしな」
雄也「…確かに剣術を習ってる…けど…胡桃の武器ってスコップだから槍術の方がしっくりくるんだよな…まあ基礎ぐらいなら教えてもいいぞ」
胡桃「本当か!?」
雄也「こんなところで嘘なんかつくかよ」
これには理由がちゃんとある、有事と際…俺がいないとき悠里たちを守るのは胡桃しかいない…俺がいなくてもみんなを守れるぐらいには育てていたい…これが俺の本音だ。
雄也「練習は明日からやろう…それじゃあさっさと丈槍たちのところにいこうぜ」
胡桃「わかった」
そうしてまた佐倉先生がいる部屋に向かい歩き始めた。
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